総合コンテンツ

クロカン関連

砂の栄冠関連

その他

2chスレッド集
連載当時のスレ

mixiコミュニティリンク

ロゴで遊んでみた

砂の栄冠 3巻感想

(週刊ヤングマガジン2010年49号〜2011年8号)

3月4日に発売された3巻の内容をざっと紹介します。
これの1週間後に東日本大震災があったんだなあ。世の中変わっちゃったよ。

第19話「暗雲」
秋の地区予選2回戦の朝、トクさんから借りたお金を入れていたサイフが、母親に見つかってしまう。
とっさに苦しい嘘をついてその場を切り抜ける七嶋。
だが試合には集中しきれず、終盤ピンチを迎えてしまう。

第20話「おかあさん」
味方のエラーから先制されてしまう七嶋。
これでようやく吹っ切れたのか、速球で立て続けに三振を奪う。
そして9回表、敵ピッチャーが乱れて2死満塁、七嶋に打席が回る。
おかあさんは「絶対に勝って」と黒い母となるのだった。

第21話「逆転へ」
コントロールの定まらないピッチャーから、七嶋はやすやすと逆転のツーベースを放つ。
その裏を抑えて逆転勝利、樫野は県大会出場を決めた。
試合後、七嶋は母親に1千万円の秘密を打ち明けようとするが、トクさんの姿を見て思いとどまる。
母は「信じてるから」とだけ声をかけた。

第22話「センバツへの秘策」
秋の県大会の組み合わせが決定。
「七嶋が打って投げて勝つ、へばったら終わり」とガーソは全くやる気なし。
それでもセンバツに行きたい七嶋には、ある秘策があった。
県大会で3位までに残り、関東大会出場権を得れば21世紀枠で招待される。
連戦の夏、七嶋だけが頼りの樫野が勝てる見込みは薄い。チャンスは秋。
そう力説する七嶋に対し、マネージャーのカトキチは協力を申し出る。

第23話「リーダーシップ」
秋の大会、ベスト8以降に対決する強豪と戦うためには、序盤の体力温存が不可欠。
そのために、七嶋はキャッチャーのゴンに「相手バッターを観察してリードする」ことを伝授する。
バッターがバカなら外の変化球から入り、ストレート、変化球。
利口ならストレート、外の変化球、最後は小細工ぬきのストレート。
七嶋のおだてにのせられたゴンは俄然張り切るのだった。

第24話「七嶋丸裸」
県大会2回戦、七嶋はゴンの好リードでわずか91球で完封。
しかし、変化球を多投し他校の偵察にかなりのデータを与えてしまう。
一方、ネット裏ではマニアの小林とスカウト武光が。
七嶋の素質を高く評価する武光は、「いずれ12球団のスカウトがくる」と予言する。

第25話「動かれへん人」
1回戦後、再び七嶋はOBのマッサージを拒否。
彼の言い分に納得した小沢部長はガーソに相談するが、「自分で解決しろ」と押し付けられる。
部長は「さっさと転勤していなくなれ」と黒くなるのだった。
チーム内の人間関係をよそに樫野は3回戦、準々決勝を突破。次なる相手は強豪・浦秀。
あえて七嶋の登板を回避し、続く3位決定戦に全力を注ぐ作戦も考えられたが、無策のガーソは七嶋先発を決定。
はなから覚悟を決めていた七嶋は、自分が投げて勝つと決意する。

第26話「ウラシュウ」
準決勝の浦秀戦、試合前のジャンケンに勝った七嶋は、滝本さんの教え通り先攻を選ぶ。
どんなに強いチームでも立ち上がりは不安なもの。そこをついて先制し、守りきる。
もくろみ通り、浦秀の先発・榎戸は1番のグマを出塁させ、2死一塁で七嶋に打席が回る。
ボールは一級品でもリードが単調な榎戸。配球を読み切った七嶋は、変化球をあっさりカット。
これに気づいた榎戸はあえて速球を投げ込むが、はじき返され三塁線を抜く長打に。

第27話「先攻」
一塁から長駆ホームインしたグマ。クロスプレーになったがセーフ、樫野が1点先制する。
その裏、浦秀の強力打線に対し、七嶋はこれまでの変化球主体ではなく速球で押しまくる。
データと違うピッチングに浦秀は戸惑い、1・2番が凡退。
が、3番がショートのイナのエラーで出塁。
ドラフト候補のスラッガー郷原に打席が回る。

第28話「浦秀4番・郷原」
4番郷原にどう立ち向かうか。
七嶋はまず厳しい牽制を投げ込んで一塁走者を釘付けにすることに成功。
そして郷原に対しては、オール速球の力勝負を挑む。
郷原もこれに応え、力と力の対決に球場が盛り上がる。
そして追い込んでの5球目、インコース低めの速球が決まった。審判の判定やいかに?

巻末企画「甲子園研究所」第3回
スポーツライターの田尻賢誉氏によるコラム。
テーマは「センバツの21世紀枠」。
その選考基準や実態、選考委員会のホンネについて語る。

3巻で「これまでの三田野球漫画とは違う」というのがはっきり出てきました。
「クロカン」「甲子園へ行こう」との最大の違い、それは試合展開があっさりしているということ。

あくまで要所を書くにとどめて、とにかくテンポよくストーリーを進めようという意図が見えます。
もう濃ゆい試合展開を書くのは2作品でやりきってるので、別の面白さで勝負、ということでしょう。

同じヤンマガ連載だった「甲子園へ行こう」は、野球マニアには好評でも一般的には評判にならず、単行本はすでに絶版。
同じ失敗をしない! という三田先生の意気込みがうかがえます。

被災した故郷・岩手や東北が気にかかることでしょうが、三田先生にできることは面白い漫画を書くこと。
そして私たちファンにできることは、先生が心おきなく創作活動できるよう、単行本を買うことだと思います。
まだ買っていない人は、書店で「高校生がスッポンポンでケツ叩いてる裏表紙の漫画ください」と言いましょうね。


最新話に戻る

感想バックナンバー

 最新話
 24話  25話  26話  27話  28話  29話  30話  31話
 32話  33話  34話  35話  36話  37話  38話  39話
 40話  41話  42話  43話  44話  45話  46話  47話
 48話  49話  50話  51話  52話  53話  54話  55話
 56話  57話  58話  59話  60話  61話  62話  63話
 64話  65話  66話  67話  68話  69話  70話  71話
 72話  73話  74話  75話  76話  77話  78話  79話
 80話  81話  82話  83話  84話  85話  86話  87話
 88話  89話  90話  91話  92話  93話  94話  95話
 96話  97話  98話  99話  100話  101話  102話  103話
 104話  105話  106話  107話  108話  109話  110話  111話
 112話  113話  114話  115話  116話  117話  118話  119話
 120話  121話  122話  123話  124話  125話  126話  127話
 128話  129話  130話  131話  132話  133話  134話  135話
 136話  137話  138話  139話  140話  141話  142話  143話
 144話
 単行本1巻
 単行本2巻
 単行本3巻
 単行本4巻
 単行本5巻
 単行本6巻
 単行本7巻
 単行本8巻
 単行本9巻
 単行本10巻
 単行本11巻
 岩崎夏海×三田紀房 スペシャル対談まとめ(2011.3.28)

砂の栄冠wiki

トップページ以外誰でも編集できます。

単行本

1巻
Amazon 楽天 ebookjapan

2巻
Amazon 楽天 ebookjapan

3巻
Amazon 楽天 ebookjapan

4巻
Amazon 楽天 ebookjapan

5巻
Amazon 楽天 ebookjapan

6巻
Amazon 楽天

7巻
Amazon 楽天

8巻
Amazon 楽天

9巻
Amazon 楽天

10巻
Amazon 楽天

11巻
Amazon 楽天

読みたかったら金払え!

連載当時の単行本(全27巻)
表紙
1巻 Amazon
2巻 Amazon
3巻 Amazon
4巻 Amazon
5巻 Amazon
6巻 Amazon
7巻 Amazon
8巻 Amazon
9巻 Amazon
10巻 Amazon
11巻 Amazon
12巻 Amazon
13巻 Amazon
14巻 Amazon
15巻 Amazon
16巻 Amazon
17巻 Amazon
18巻 Amazon
19巻 Amazon
20巻 Amazon
21巻 Amazon
22巻 Amazon
23巻 Amazon
24巻 Amazon
25巻 Amazon
26巻 Amazon
27巻 Amazon
全巻 Amazon 楽天

文庫版(全18巻)
表紙
1巻 Amazon 楽天 セブン
2巻 Amazon 楽天 セブン
3巻 Amazon 楽天 セブン
4巻 Amazon 楽天 セブン
5巻 Amazon 楽天 セブン
6巻 Amazon 楽天 セブン
7巻 Amazon 楽天 セブン
8巻 Amazon 楽天 セブン
9巻 Amazon 楽天 セブン
10巻 Amazon 楽天 セブン
11巻 Amazon 楽天 セブン
12巻 Amazon 楽天 セブン
13巻 Amazon 楽天 セブン
14巻 Amazon 楽天 セブン
15巻 Amazon 楽天 セブン
16巻 Amazon 楽天 セブン
17巻 Amazon 楽天 セブン
18巻 Amazon 楽天 セブン
全巻 楽天

※文庫版と通常版を混同して買わないよう、ご注意ください。

電子コミック版(全27巻)
eBookJapan
各巻420円、全巻11340円