漫画「砂の栄冠」42話感想

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今週の砂の栄冠　第42話「１回表・東横の攻撃」

（週刊ヤングマガジン2011年5月9日／23号）

単行本４巻は６月発売予定！　３巻が19話から28話だったので、38話まで載るでしょう。ノックマンの特訓のあたりですね。
それにしても、前号が隔週だったので今回は待ち遠しかった。ではレビューいきましょう。

＊

１回表、東横は先頭打者がエラーで出塁し、無死一塁。
最高レベルの相手に樫野ナインが初回から落ち着けるわけがなく、次打者のバントもサードのグンがお手玉。これで無死一、二塁。

厄介なのはガーソ。よせばいいのに前進守備を命じ、内野陣に余計なプレッシャーをかけてしまいます。
さすがガーソ、ある意味予想通り。
……ちょっと待て、浦秀戦ではアストロンかけてたくせに、なんで動けるんだ？
どうやら東横を率いる大渡監督に対抗意識を燃やしているようです。
……いるよなー、こういう目立つ時だけ張り切ろうとする人。

＊

内憂外患の七嶋ですが、腐らず強気のピッチング。
東横も普通に送ってきます。
が、今度はキャッチャーのゴンがサードへの悪送球。
これで無死満塁、しかも４番。エラー通算２０個目。

＊

これを見た遠藤マネは、ノックマンに「三百万返せ！」と刺すような視線。
お嬢さん、そりゃ無茶だって。立ち上がりはどんなチームでも落ち着かないんだから。
ましてヘボ野手だらけなんだし。
それに、表向き善意で指導してもらってる人を睨んじゃいけません。

一応、何かしとこうと思ったのか、ノックマンは七嶋に向けて左腕でシャドーをします。
そう、利き腕の逆訓練です。これまでやった練習を思い出せ、ってことですね。
でもグラウンド外からのサイン（ルール違反）かと思われるから、あまりやらない方がいいぞ。

＊

そして七嶋が一言。
「俺たちは今日東横に勝つんだ」
「勝てば１０個エラーしようが関係ないんだ」
そう！　よくぞ言った。スポーツ漫画の主人公はこうでないと。

気合いを高めて東横の４番への初球。
インコースを狙ったボールがやや甘い！　当然見逃すはずもなく、強烈な当たりがサード方向へ！
グンが今度こそ汚名返上できるのか？　以下次号。

＊

こういう場面でよくあるのはライナーゲッツーなんですけど、三田さん自身も「クロカン」「甲子園へ行こう」でやってるので、二番煎じになってしまう。
かといって点取られたら、ほぼ勝ち目がない。
さて、どう切り抜けるんだろう。

ちなみにライナーゲッツーは「クロカン」21巻の宇部電波戦、「甲子園へ行こう」では最後の横浜第一戦（17巻？）で読めます。