漫画「砂の栄冠」45話感想

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今週の砂の栄冠　第45話「東横ベンチ」

（週刊ヤングマガジン2011年5月30日／26号）

単行本４巻発売まであと１週間！
おそらく東北復興のために何かしらしている三田さん。買えば間接的な支援になります、多分。

＊

東横の米倉部長、七嶋からキャッチャー・ゴンへのサインを早くも見破ります。
早速米倉はバッターに伝令を送り、１球ごとに指示を出すように。
５番、６番は結局アウトになるものの、いずれもいい当たりを放ちました。

七嶋は東横バッターの様子が変わったことを察知します。
このクレバーさこそ彼の本当に恐ろしいところでしょう。
普通は監督が気づくもんです。

＊

続く５回表、東横ベンチは攻撃前に、七嶋のサインパターンを周知徹底させます。
腰に手を当てた時の指の形？　がキャッチへのサインのようです。
こうなると下位打線でも打てる。
１死から８番、９番の連打で一、三塁。
七嶋は、サインが完全に解析されたと確信しました。
間を取るのと守りやすくするため、あえて次打者を歩かせます。
これで１死満塁。

＊

米倉部長は、この四球で七嶋がサインを解析されたことに気づいたと気づきます。
……文章で書くとややこしいな。

ノックマンもまた、七嶋のサインが読まれていることを察知。
しかし、さすがの彼もどうしようもできません。
再三書いてますが、ベンチ外の彼が何か指示を出したらルール違反なのです。
それ以前に「それは俺の仕事じゃない」って断りそうだけど。

＊

このピンチに、樫野ベンチはタイムをとって伝令を出します。
内野陣が集まる前に、七嶋はゴンに耳打ち。
「俺からのサインが見破られた」
するとゴンは
「ど、どうしよう……」
そこを考えるのがお前の仕事だろ！

そもそも、ゴンのリードが心もとないから七嶋からサイン出すわけで。
味方は七嶋にオンブにダッコ、おむつ替えまでしてもらってるようなもの。
あてになるのは自分だけだ！　以下次号。

＊

というわけで、ゴンが覚醒して七嶋をリードするという展開はなさそうです。
ストレートと変化球のサインをこれまでの逆にするか。
それともサインパターンを変えるか。

補欠から見た高校野球を描いた「ひゃくはち」という映画では、「捕手の×回目のサインに投手がうなずいたらまっすぐ、首を振ったらカーブ」というサインを使っていました。
キャッチャーはデタラメにサインを出して相手ベンチを撹乱させます。
他にも方法はあるでしょう。