三田紀房「砂の栄冠」94話感想（週刊ヤングマガジン連載）

総合コンテンツ

クロカン関連

砂の栄冠関連

その他

2chスレッド集
連載当時のスレ

mixiコミュニティリンク

ロゴで遊んでみた

砂の栄冠　第94話「９回の裏」

（週刊ヤングマガジン2012年6月4日／27号）

今週は行きつけのコンビニのどこにもヤンマガがなくてあせりました。
まさか都会でヤンマガ難民になろうとは……いや都会だからこそ？
ともかくレビューします。

＊

甲子園からところ変わって樫野高校。
校舎には「選抜高校野球大会出場」「選抜高校弓道大会出場」の２つの垂れ幕が。
弓道もいい選手いるんでしょうか。
「甲子園へ行こう！」の剣道少女・星名みたいなキャラが今後出てくるのかな。

＊

七嶋は、７回裏、８回裏を危ない打球もあったものの無失点に抑えます。
攻撃では追加点なく、３対１のまま９回の攻防に突入。
ガーソは序盤に飛ばしすぎたらしく、
「と…とにかく　気持ち強く　せ…せめていけ」と言うのが精一杯。
これで元々の「動かれへん人」に戻りました。七嶋は一安心。

＊

ナインは勝利を意識し、平常心ではいられない状態。
なにせ勝てばベスト８です。
ショートのイナがふと足下を見ると、

|
|
|￣＼／|
|　▼ |／
|皿／　＜呼んだ？
|　/
|⊂
|

またもおどろおどろしいマモノが大口を開けている。※あくまでもイメージです。
アシさんお疲れさまです。

＊

９回表、七嶋にも打順が回りましたが無得点。
ついに９回裏の帝城の攻撃を残すのみ。
七嶋はスタンドの盛り上がりを肌で感じていました。
「21世紀枠樫野高校　大阪杏蔭　帝城を撃破してベスト８進出！
このミラクルを見たいと思ってる！」
これまで、観客の願いを残らずかなえてきた男。
今日もやってくれるのか？

＊

先頭の２番打者はライトフライ。
３番打者の三木は、粘った末に三遊間をぬけるレフト前ヒット。

次の４番・和田の長打を警戒し、七嶋は一旦キャッチの小泉きゅんをマウンドへ呼びます。
予想通り緊張でプルプル、志村けんのおじいちゃん状態。
他の内野陣も似たようなもので、エースとすればできるだけ走者は溜めたくないところ。

＊

逆に帝城とすれば、じっくり攻めたい場面。
相手ベンチをそれとなくうかがう七嶋ですが、意外にも前川監督に目立った動きなし。
アゴに手をやるだけで、今までのようなオーバーアクションがありません。
「これはおそらく何の策もない
完全に和田にまかせた！」
甘いぞ七嶋。動くばかりがサインじゃない。

＊

果たして、和田は初球を叩いてライトへ低いライナーを放ちます。
セカンドのユウが一旦はじいたものの、拾い直してショートのイナへ。
イナは二塁ベースを踏んでファーストのズッキへ。
4ｰ6ｰ3！　ダブルプレーでスリーアウト！

＊

沸き返る甲子園。
が、七嶋は一人冷静に何かを察知していました。
球審の田中さんが、ランナーに指示を出しています。
これはどうやら試合終了ではない模様。
逃げ切れるか樫野？　以下次号。

＊

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
樫野	２	０	０	０	０	０	１	０	０	３
帝城	０	０	０	０	０	１	０	０		１

＊

今週最後のプレー、可能性としては
（１）キャッチャー小泉の打撃妨害
（２）ショートのイナが二塁ベース踏み忘れ
（３）ファーストのズッキの足が一塁ベースについてない
のいずれかだと思います。

ただ、（２）（３）はコマを見るとちゃんと踏んでるように見えるので、（１）しかないかな……。
何にしても来週が楽しみです。