三田紀房「砂の栄冠」81話感想（週刊ヤングマガジン連載）

総合コンテンツ

クロカン関連

砂の栄冠関連

その他

2chスレッド集
連載当時のスレ

mixiコミュニティリンク

ロゴで遊んでみた

砂の栄冠　第81話「９回裏の崖っぷち」

（週刊ヤングマガジン2012年2月27日／13号）

単行本７巻は３月６日に発売。
なんと唐木君が作曲したオリジナル応援テーマの楽譜つき（ソースは今週のヤンマガ）！　応援テーマをこんな形で再現するとは。
さらに続けて８巻が４月に発売決定！　こりゃめでたい。
皆さん忘れずに書店へ行こう！

＊

９回裏２死のがけっぷち、打席のグンは密かに燃えていた。
先輩の中村さんが慶応大学に推薦入学する。
そして、次の世代からも樫野から一人推薦で入れるらしい。
七嶋はプロ入り確実……ならば自分が何としても慶応へ。
今日、グンが３打数３安打と絶好調だった理由が発覚しました。
私、こういう野心をあからさまにするキャラは好きです。
でもそれなら秋季大会から本気出せよ。
秋の段階で負けてたら、しょぼい国立か田舎の私立大しか行けなかったぞ。

＊

KEIOに目がくらんだグンは、大阪杏蔭・山田の初球を打ち上げてしまう！
が、幸運にもライト前に落ちるポテンヒット。
やはり貪欲が無欲に勝るのが三田漫画か。

＊

球場の誰もが期待する４番・七嶋がバッターボックスへ。
ツーアウトなのでガーソのバント指示はない。
そして、ランナー一塁なので杏蔭は敬遠がやりづらい。逆転のリスクを抱えてしまいます。
ようやく七嶋が好きに打てる場面がやってきました。

大阪杏蔭のテラモン監督は、バッテリーに初球、シンカーでストライクを取るよう指示。
ここまで敬遠、犠打、犠打でじっくりボールを見れていない七嶋を変化球で攻める計算です。

＊

バックネット裏の滝本さんがつぶやきます。
「正念場やで七嶋くん」
「ここで打てんかったら、君は埼玉のちょっと球が速い子で終わりや」
地元の人気者で終わるか、真に甲子園のヒーローになるか。
秋の大会では大事な場面でことごとく打ってきた七嶋。ここでも打てるのか。

＊

アルプススタンドの吹奏楽部長・唐木も期待していました。
「打ってくれ　また次の試合も演奏したいんだ」
この人、「トランペットもらえるから演奏しているだけだ」とか冷めてなかったっけ。
でもわかるよ唐木君、君の気持ちは。
あんな吹いててわくわくする場所は滅多にないよ。

＊

打席の七嶋を観察するテラモン。
その姿は異様に大きく見えています。というか甲子園ひとまたぎできるくらい巨大化してます。
※イメージです。
巨大ヒーロー・ナナシマンの落ち着き払った様子から、直感的に「初球狙い」だと察するテラモン。

＊

「（初球は）アカン」
「時間よ　止まれ！」
テラモン、いきなり空を飛んで、バックスクリーンの時計にカリオストロ伯爵ばりにしがみつく。
※あくまでもイメージです。

が、そんな監督の必死の意思表示も空しく、初球からストライクゾーンに投げるピッチャー山田。
外へ逃げるシンカーを、七嶋は狙い済まして振り抜いた！　以下次号。

＊

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
大阪杏蔭	１	０	０	０	０	０	０	０	０	１
樫野	０	０	０	０	０	０	０	０		０

＊

前々から気になっていたオリジナル応援テーマですが、私はドラマCDのおまけにつけたらいいなと思ってました。
40分ぐらいドラマを収録して、それにオリジナル応援テーマの演奏もつけると。
声のついた「砂の栄冠」、面白いと思いませんか？
アニメ化もできたらいいけど、さすがにそこまで人気はないだろうし。萌え要素もないし。