漫画「砂の栄冠」（週刊ヤングマガジン連載）49話感想

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今週の砂の栄冠　第49話「タイトル未確認」

（週刊ヤングマガジン2011年6月27日／30号）

砂の栄冠、すでに連載から１年を経過しています。
いつまでも、というのは難しいでしょうが、夏の大会が終わるまで続けて欲しいですね。
ではレビュー開始！

＊

８回表、突然試合に出ることになった１年生キャッチャー・小泉。
しばらくブレイク状態でしたが、どうにか回復してインコースへのサインを出します。
が、ミットの位置を構えるのが早すぎる。これではバッターにコースが丸わかり。
七嶋のピッチングでどうにか追い込んだものの、決め球のスライダーを後逸。無死一塁。
正捕手のゴンですら苦労していたのだから当然です。

OB会からは「なんで替えたんだ」と非難囂々。全くだ。
これを機に再びガーソ排斥運動が起こりそう。
今頃、小泉くんの親御さんは顔面蒼白でしょうな。

＊

東横浜にしてみれば、待球もできるし、足も使える絶好の場面。
ですが、４番にフツーに送りバント、5番に進塁打で２死三塁。
横浜高校がモデルとすると少し手ぬるい攻撃の気がしますが、ここは確実に点を取りたかったのか？

チームメートは声をかけるが、ガーソは知らんぷり。
せめて小泉にフォローしてやれよ……。
ゴンはベンチから必死に声援。健気すぎる。

＊

東横浜のバッターは、同点の犠牲フライを打っている藤田。
米沢部長が何やらサインを出します。
藤田はフォロースルーをわざと大きくして空振り、小泉は対応しきれずパスボール。
あっさり勝ち越しの1点が入ります。

樫野ベンチにて、ガーソは「諦めるな」と口では言ったものの、完全に諦めた表情。
七嶋は「敵前逃亡した」と確信します。
ここで今週の見開き！
舞台は戦国時代の戦場で、大将ガーソは大谷吉継みたいに輿に乗って逃げているところ。
七嶋は馬に乗って、敵を必死に食い止めています。
……正直、前回の「ご乱心」に比べるとインパクトがなかったな。
ちょっと２番煎じ感が強かった。

＊

こんな情けない監督につき合っている暇はありません。
「何としても逆転する」と決意する七嶋。
ゴンが言うには小泉はバッティングがいいらしいので、そこに期待するか？
でも、いきなりタイムリー打ったりしたら、采配まぐれ当たりでガーソが調子に乗っちゃうな。
以下次号。