漫画「砂の栄冠」54話感想（週刊ヤングマガジン連載）

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今週の砂の栄冠　第54話「突然変異」

（週刊ヤングマガジン2011年8月1日／35号）

まず、今週号は最終回ではありません。
あ〜良かった。月曜の数少ない楽しみ、できるだけ長く続いて欲しいです。

今週のヤンマガ、「カイジ」が連載500回ということで連載陣のお祝いのメッセージやイラストを載せてるのですが、三田先生は「カイジ風七嶋」を描いてました。
正直、「黒い顔」の時と大して変わってないような……アゴもとがってねえし。

＊

12回表、東横は7番に入ったリリーフ・蝶野から。
「ヨレヨレじゃん」と小馬鹿にした蝶野くんですが、変化球にかわされ内野ゴロ。
打力もありそうなキャラですが、それは次回？　にお預けです。
東横は疲労した七嶋をセーフティバントで攻めますが、ここでサードのグンが猛ダッシュ＆キャッチ＆リリースで一塁アウト！
ゴロ飛んだらミスしてたヤツとは思えません。
１年キャッチャー小泉も、堂々と七嶋をリードします。

＊

ここでノックマンの解説タイム。
どうしてザル守備の樫野の動きが急に良くなったのか。それは東横との修羅場をくぐって自信がついたから。
自信がついた選手が急激にうまくなり、強豪をも倒す。だから高校野球は面白いのです。
最近だと、2007年夏に優勝した佐賀北がそうですね。

それを聞いていた遠藤マネは、「たまにはこの人もいいこと言うんだ」とめちゃ失礼な感想。
なんで、この小娘はコーチに強気なんでしょう。
やはり金を出してるからか……金の上下関係は恐ろしい。

＊

12回裏、樫野はあっさり攻撃終了。
唯一期待された七嶋も、球威に押されて凡フライ。
いくら守備が良くなっても、打線がこれでは……。
鷲ノ森のいらなくなった高速マシン買い取って特打ちだな。

＊

13回表、東横は１番・工藤が二塁打。
２番が送って１死三塁。久々のチャンスを迎えます。
ここで、樫野の内野は守備のタイム。
強攻とスクイズ、どちらも想定した守備体型（中間守備）をとります。

東横が、疲労が足にきている七嶋を狙うのは明白。
ピッチャー前にスクイズしたらグラブトスで刺す！
そう思ったまでは良かったが、三塁走者・工藤の俊足に追いつけず、グラブトスも間に合わない。
東横、勝ち越しに成功します。
樫野の攻撃は下位打線。もはやこれまでか？　以下次号。