三田紀房「砂の栄冠」66話感想（週刊ヤングマガジン連載）

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砂の栄冠　第66話「センバツへ向けて」

（週刊ヤングマガジン2011年10月31日／48号）

単行本６巻が11月に発売！
やっと主人公以外が表紙に登場しました。
しかし、ノックマンは改めて見ると得体が知れないなあ。
遠藤もなんか企んでそうな顔だ。

＊

樫野高校、無事21世枠でのセンバツ出場決定！
埼玉といえば、同県の高野連はバリバリ強豪の春日部共栄や花咲徳栄を21世紀枠候補にしたことがあります。当然選ばれてはいません。※参考
この不可解な選考に作品内で触れるかと思いましたが、三田先生はスルーしたようです。

＊

グラウンドではガーソが例によって一節ぶっていますが、内容は「父母会やOBへの感謝の気持ちを忘れずに……」など、至って普通。
と思ったら、スピーチが終わったガーソは七嶋にアイコンタクト。
さらに両手を上下に揺するジェスチャー。
察した七嶋は部員に胴上げを呼びかけます。
ガーソは「しょうがないなあ」と言いながらもすご〜く嬉しそうに舞いました。
~~しかもスパイクからシューズに履き替えて（スパイクだと出血の危険がある）。される気マンマンじゃねえか。~~

11月5日追記
掲示板で名無しさんから下記のご指摘をいただきました。
「胴上げをするためにスパイクから履き替えていると書いていますが、グラウンドに出てくる際（そして立ち去る際）には地面を荒らさないためにアップシューズやランニングシューズを履くのが基本です」
ということで、ガーソは胴上げ目的でシューズを履いたわけではありません。
お詫びして訂正します。

＊

センバツへ向けての準備が急ピッチで進みます。
吹奏楽部の唐木くんはテーマを完成。
さらにスネアドラムを七嶋にリクエスト。
即決で七嶋はOKします。
ちなみにスネアドラムは数万程度と、30万のトランペットに比べればずっと安い。

＊

入場行進の、チームの先頭に立つプラカード係は遠藤に決定。
昔はボーイスカウトが持ってたそうですが、今は違うみたいですね。
チームは練習試合をこなし、甲子園に備えます。

＊

そして、~~センバツ２日前~~甲子園出発２日前。
（名無しさんのご指摘により訂正。ありがとうございます）
グラウンドにトクさんが飼っていた犬のタローが駆け込んできます。
吠え続けるタロー。しかし、飼い主の姿はない。
（この辺のコマ割？とかが明らかに「何かあった」とわかるうまい構成です）
異常を察知した七嶋と遠藤は、タローの後に続いて校舎の外へ。
そこには、路上で倒れたトクさんが！
このアクシデントがどう影響するか？　以下次号。

＊

物語がどう転がるか、わからなくなりました。
トクさんに甲子園で応援してもらうために頑張ってきた七嶋。
当然、メンタルに影響はあるはず。
アオリ文では遠藤マネが何かするようですが、看病でもするんでしょうか。