三田紀房「砂の栄冠」最新話感想（週刊ヤングマガジン連載）

総合コンテンツ

クロカン関連

砂の栄冠関連

その他

2chスレッド集
連載当時のスレ

mixiコミュニティリンク

ロゴで遊んでみた

今週の砂の栄冠　第145話「七嶋の性格」

（週刊ヤングマガジン2013年7月1日／31号）

＊

13巻は7月5日発売予定。
目印は十字架を背負って歩くキリスト七嶋だ。もはや何の漫画かわからねーと思うが、俺も最近何の漫画かわからなくなっている。
野球ときどきシュール、ところによりガーソって感じですかね。

おそらく119話から128話までを収録。激闘の苫大駒小牧戦の序盤から中盤ですね。
さらに帯にもおまけつき！　単行本の巻末でおなじみ、田尻賢誉と三田先生のトークイベントの応募券がついてます。詳細はこちら。
14巻も8月6日に連続刊行。やっぱこの時期、高校野球本売れるのね。

＊

「前号のあらすじ」
苫大駒小牧との死闘に全てを出し尽くした湘北樫野は
続く春の1回戦花坂徳丸にウソのようにボロ負けした

1対2はボロじゃないけどな。

＊

春の県大会、樫野は１回戦敗退が決定。
ガーソはそんな中でもドヤァ顔をマスコミに決め、
「中村と金子が投げられたことが収穫。どっちも俺が育てた」とアピール。
七嶋はただ一人、「チームを生き返らせるんだ」と決意していた。

＊

一方、球場外では女ライター茅刈と日ハムスカウト・熊沢が落ち合っていた。
熊沢によると七嶋母も「特A」らしい。三田絵だけど。

茅刈は、七嶋の両親の経歴を調べ上げていた。
七嶋の通っていたスイミングスクールのコーチが、七嶋母の同級生だったのだ。

＊

七嶋母は、かつて短距離の陸上部員。
そして七嶋の父親・緒方はラグビー選手だった。
大型のフルバック、オールジャパンの候補になるほどの実力があった。
七嶋母とはケガで樫野病院に通ったのをきっかけに知り合ったという。
七嶋の身体能力の高さは両親ゆずりなわけですね。

＊

が、緒方は怪我に悩まされ、社会人で活躍できず。
そのうち在籍するチームも不景気で解散。
夫婦仲もあやしくなり、その影響で七嶋も水泳に身が入らなくなった。
両親は七嶋の小学校卒業の頃離婚。緒方は九州に戻ったという。
……これ、今後の伏線なんでしょうか。
ノックマンは、七嶋父とつながりがあるようなないような感じだったけど。

＊

そこまで調査した茅仮、七嶋の背景にもう一つ何かある、とにらんでいた。
「誰かのために頑張っているっていうか　じゃなかったらあそこまでやるとは思えない」
鋭い！　これは一千万円も時間の問題です。
このお姉さん、甲子園の星で選手の美談ばかり書いてるライターとはひと味違うな。

＊

県大会終了後、七嶋は練習でチームメートにハッパをかけていた。
が、グンが「のびのびプレーできないだろ」とたしなめる。
「キャプテンならそれでもいいけど　今はもう変わったんだよ」
グンが黒い！　が、半黒というところ。時代劇で言うなら開始30分には捕まってる小悪党である。
押し黙る七嶋。

＊

カトキチは、もうグンが負けを見越している、と悟った。
シードが取れなかったことで、自分が傷つかないようにしているのだった。
そして、もしかすると七嶋がチームから浮いてしまうかもしれない。
中村コーチは、「もしかすると七嶋が放り投げるかもしれないから気をつけろ」と忠告するのだった。

＊

２週間後、神奈川の保土ヶ谷球場にて、春季関東大会開幕。
樫野はセンバツベスト４のため、特別推薦でこの大会に出場。
１回戦は東翔大相模野（おそらく東海大相模がモデル）と対戦。
七嶋が久々に登板したが、早々にエラーで３失点。
エースが被安打３にまとめたにもかかわらず、６対０と惨敗した。
わずか１ページで終了！　予想はしていたが早っ。

ちなみにこの試合のオーダーは
８志熊
４清水
５郡
１七嶋
９中村
７田中
３鈴木
６稲山
２後藤

ユウが下位から２番に昇格し、ゴンが９番まで降格。
ゴンの株がえらく下がっている。まあ、３年だから６番にいただけで、元々打つ選手じゃなかったが。
中村タケシがライトってことは、~~ホーケイ~~カマタリも出番なくなりそうだな。
今後は上野クリニックの広告に出るといいよ。