玉野光南vs倉敷(全国高校野球選手権岡山大会2回戦)
Author: 惣一郎
☆岡山県営 2007年7月18日
光南 002000002=4
倉敷 200000000=2
▽三塁打 土屋(2回)
▽二塁打 西田(3回)井原(3回)門林(5回)田井(8回)三宅(9回)
◇玉野光南
(中)西田
(遊)井原
(左)奥野
(右)福田
(投)川原
(一)蓮部(れんべ)
打一 三宅
(三)羽原
(捕)難波
打 西本
捕 木村
(二)岡田
◇倉敷
(捕)田井
(左)門林
(遊)加藤
(中)赤木
(三)井上
(一)坂下
一 横山
打 石橋
(投)津田
(二)松本
打 不明
(右)土屋
光南がプロ注目のエース津田擁する倉敷をうっちゃりました。
元来、大物食いをお家芸にしている玉野光南ですが、
この試合も粘り強く食らいついて最後にひっくり返すという典型的な試合展開。
倉敷はまたも甲子園の悲願がかないませんでした。
1回表、津田は三者凡退の立ち上がり。
得意のスライダーは素人から見ても鋭く曲がり落ちる、まさに魔球。
2回戦で観客が少ないこともあり、バックネット裏からたっぷり堪能できました。
一方、玉野光南のエース川原は、1回裏にエラーがらみでいきなり2失点。
今日の津田の出来では早くも勝負は決まったか、とも思いました。
しかし、ここから玉野光南が守備で流れを作ります。
基点となったのはキャッチャー難波。
2回裏2死三塁、次打者の4球目に捕手の牽制球で走者がアウト。
5回裏2死二、三塁。またも捕手の牽制球で走者が三本間でアウト。
3回に同点としてこともあってか、この頃には川原も復調。
打たせて取るピッチングでゼロを並べます。
そして最大のポイントとなった8回裏。
1死二、三塁のピンチを迎えた光南は満塁策を選択。
4番・赤木はサードゴロ。本塁フォースアウトで2死。
続く井上の打球はレフト前へテキサス性の打球、これを左翼手奥野がダイビングキャッチ。
倉敷、どうしても1点が奪えません。
この投げ合い、先に根負けしたのは津田でした。
9回表、1死から代打・三宅に二塁打を打たれると、内野ゴロと四球で2死一、三塁。
ここで9番・岡田はまさかのキャッチャー前のバントヒット。
津田はさらに四死球で押し出しの1点を与えてしまいます。
2点差をつけられた倉敷に反撃の余力なく、9回裏は川原が三者凡退で締めました。