華陵vs関西(秋季中国高校野球大会準決勝)
土曜日, 11月 4th, 2006
☆下関 2006年11月4日
華陵 102001010000 =5
関西 100021010001x=6
=延長12回サヨナラ=
▽本塁打 中野=2ラン(3回、中村)中野(8回、中村)
▽二塁打 榊(1回)中村(5回)中野(6回)荒木(8回)谷(12回)
◇華陵
(遊)金光
(捕)田熊
(左)中野
(一)藤井
(三)宇野
(中)植杉
(右)山野
(投)相本
(二)河端
◇関西
(中)高月
(三)榊
(左)高橋
(投)中村
(捕)川辺
(遊)荒木
(右)有安
(一)大塚
(二)谷
05年春夏、06年春夏と4季連続甲子園に出場している関西。
この秋も当然のように中国大会に勝ち進みましたが、詳しい方によるとなかなかに厳しい道だったようです。
原因は主砲・森田と正捕手・三角を怪我で欠いていたこと。
そのため、関西はエース中村を4番に、本来は内野の川辺をキャッチャーに据えるという
急ごしらえの布陣で試合にのぞむことになりました。
(ちなみに川辺はピッチャーもできる)
その状況でもセンバツ当確まで来るあたり、関西の底力は並ではありません。
試合は追いつ追われつの接戦となりました。
3回、華陵の中野が2ランを放ちます。
レフトスタンドへ一直線に刺さる見事な打球。
中野は1回にセンター前、6回に二塁打。
そしてサイクルヒットのかかった8回には、なんとまたもホームラン!
サイクル+αの達成です。
中村はほとんど彼一人にやられた格好でした。
関西打線も負けてはいません。
スライダーをコースに決める華陵の相本をとらえ、小刻みに加点。
中野のような大砲に対し、さしづめマシンガンとでもいいましょうか。
同点で迎えた9回裏、関西は2死一、二塁とサヨナラのチャンス。
ここで荒木がライト前ヒットを打ち、しかも右翼手がお手玉。
が、二走の榊は本塁突入をためらい、なぜか一走の川辺が二塁ベース付近でタッチアウト。
ややちぐはぐな攻めで延長戦へ。
中村はここから渾身の投球を見せます。
あの細い体のどこにこれだけのスタミナがあるのか。
まさにチームを引っ張る男です。
中盤まであれだけ打たれた中野も抑え、華陵打線を封じます。
そして延長12回裏。関西は下位打線で2死二塁のチャンス。
バッターは9番・谷。
当たりは力のないライトフライでしたが、場所が良かったのか右翼手が落球。
甲子園ではなかなか勝てない関西ですが、岡山や中国大会では非常に粘り強いです。
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