報徳学園vs東洋大姫路(全国高校野球選手権兵庫大会準々決勝)
日曜日, 7月 27th, 2003
☆明石公園 2003年7月27日
報徳 010000000=1
姫路 00000004×=4
▽二塁打 福永(8回)
◇報徳学園
(右)小野
(中)森本
(二)久代
(遊)河野
(左)今藤
(三)宮崎
(投一)片山
(一)佐藤
投 磯野
(捕)長野
◇東洋大姫路
(中)原
(遊)藤岡
(投)アン
(右)前川
(三)福永
(一二一)野崎
(左)上野山
打左 大前
(二)大西
打一 佐藤
打 葛原
二 仁礼
(捕)菰方
センバツ優勝メンバーがごっそり卒業し、特にピッチャーに困った報徳学園。
そこで軸にしたのが巨漢の1年サウスポー片山。
彼を上級生がサポートする形でベスト8まで進んできました。
2回表、2死二塁でその片山に打席が回ります。
アンからライト前ヒット、打球がイレギュラーする間にランナーが返り1点を先制。
気を良くした片山はピッチングも好調。
長身から投げ下ろすボールで姫路打線を抑えます。
もともと打線が強力ではない姫路。
なかなかアンを援護できない試合が続いているだけに、もしや……の空気が漂います。
ここで流れを変えたのがアン。
先制されてからは一気にギアチェンジし、彼本来の直線を引くような速球と、
大きなカーブで報徳打線を完全に圧倒。
5回以降はパーフェクトで味方の反撃を待ちます。
8回裏、姫路にようやくチャンス到来。
先頭の藤岡がレフト前ヒット、アンも送らず流し打ってレフト前へ。
さらに前川は送りバントが内野安打。無死満塁の好機。
大柄といえどやはり1年、片山には荷が重かった。
福永がレフトオーバーの二塁打で、3人一気に返します。
さらに野崎がライト前で1点追加。
9回表、報徳はあっさり三者凡退し、東洋大姫路が準決勝進出を決めました。
試合後、大きな体を震わせていた片山。
秋からはきっと主軸として活躍することでしょう。