玉野光南vs岡山理大付(全国高校野球選手権岡山大会決勝)
Author: 惣一郎
☆倉敷マスカット 2007年7月27日
玉野光南_ 000000002=2
岡山理大付 10300104×=9
▽二塁打 吉田(3回)
◇玉野光南
(中)西田
(遊)井原
(左投)奥野
(右)福田
(一)三宅
一 遠部
(投左)川原
打 林田
走 川崎
(三)羽原
打 藤森
(捕)木村
打 難波
(二)岡田
打 松尾
走 井野原
◇岡山理大付
(右)藤谷
(中)池田
(左)梅田
走左 込山
(二)吉田
(捕)浜野
(遊)高田
(一)山口隆
(投)中嶋(なかしま)
(三)大北
三 小田
※テレビ観戦です
今年の岡山大会には絶対的な優勝候補がおらず、混戦模様。
倉敷、金光学園、明誠学院といった新興勢力にもチャンスありと思われていました。
しかし、決勝にたどりついたのは、いずれも甲子園出場経験のある2チーム。
一方の玉野光南はいつも通り小粒ながら、接戦で津田擁する倉敷やセンバツ帰りの関西を降してきました。
対する理大付は例年通りのパワーに加え、機動力も磨いて打ち勝ってきました。
決戦は意外にも一方的な展開に。
理大付打線の強さもありましたが、玉野光南の投手陣も疲れていたのでしょう。
ノーシードで1回戦からのスタート、強敵とのしのぎあいでしたので。
先発の川原、7回からリリーフした奥野、いずれも四死球が多く、
走者を溜めてからヒットで打者を次々と返されます。
吉田や浜野ら大型野手のいる理大付ですが、長打ではなくシングルの連打で
玉野光南をじわじわ突き放します。
これまでと一味違う理大付、普通の試合ならコールド勝ちの9点差をつけました。
理大付のエース中嶋は余裕を持ったピッチング。
背丈のわりに球速はさほどでもありませんが、外へはスライス、内へはシュートするクセ球と、
スライダーを武器に光南打線を翻弄しました。
光南は9回表、2死二、三塁から代打・松尾のセンター前ヒットで2点を返しますが、時既に遅し。
本命なき大会を制した理大付、3年ぶりに甲子園出場です。