神戸国際大付vs社(全国高校野球選手権兵庫大会準々決勝)
Author: 惣一郎
☆明石公園 2005年7月25日
国際 000010300=4
社_ 000000020=2
▽二塁打 前田(5回)大西(7回)宮田(8回)梅田(9回)
◇神戸国際大付
(右)前田
(二)堂本
(一)中間
(三)正木
(左)鎌田
(中)井内
投 有元
(遊)日笠
(捕)桜井
(投中)大西
◇社
(遊)宮田
(二)安田
(三)山羽
(投)大前
(一)西山
打一 西村
(左)梅田
(右)小林
(捕)松田
(中)神戸
5回戦で若竹擁する育英を降した国際ですが、休む間もなく強敵との対決。
大型サウスポー大前がエースで4番の社(やしろ)との対戦です。
両チームとも相手エースをにらんで打線を組み替え、右打者を増やしました。
しかしそれは小細工に思えるほどの投手戦。
低めへの制球が冴える社の大前、荒れ気味だが球威のある国際の大西、いずれも持ち味を出して打線を封じます。
また両者ともバント処理のフィルディングが軽快でした。
状況を打開したのは国際の果敢なバッティング。
5回、2死二塁から1番・前田が初球を叩きエンタイトル二塁打で先制。
この積極性こそ国際の真骨頂。
社は大西から四球は選ぶもののタイムリーが出ず。
大西の念入りな牽制のせいか、得意の足による攪乱戦法も披露できません。
制球こそ大雑把な大西ですが、他の面では非常に丁寧です。
そして7回、国際は3安打を集中させて大前から3点をもぎとり、ほぼ大勢を決めました。
大前の疲れもあったでしょうが、国際の思い切りのいいスイングが圧力をかけた結果に見えます。
8回、社はリリーフした有元から宮田と大前のタイムリーで2点を返しますが、反撃もそこまで。
9回にも無死二塁のチャンスを作りますが後続が凡退。
大西・有元の二枚看板、そして下位からでも得点できる打線。
育英戦と同様、役者の多さで国際が勝ちました。
ちなみに、先に行われた第1試合では、市尼崎が7-0で尼崎北を降しています。
尼崎北 00000000 =0
市尼崎 31101001x=7