マリナーズvsアスレチックス(MLB日本開幕戦)
Author: 惣一郎
☆東京ドーム 2012年3月28日
SEA 000 100 000 02=3
OAK 000 100 000 00=1
▽本塁打 アクリー(4回)
◇マリナーズ
(5)フィギンズ
(4)アクリー
(9)イチロー
(3)スモーク
(D)モンテロ
(7)カープ
7 ウェルズ
(2)オリボ
(8)サウンダース
(6)ライアン
(1)ヘルナンデス
1 ウィリヘルムセン
1 リーグ
◇アスレチックス
(4)ウィークス
(6)ペニントン
(7)クリスプ
(D)スミス
(2)スズキ
(9)レディック
(6)セスペデス
(3)アレン
R カウギル
3 ロサレス
(5)ソガード
(1)マッカーシー
1 クック
1 バルフォア
1 フエンテス
1 カリニャン
1 プレビンス
PLハリオン、1Bネルソン、2Bハドソン、3Bペリーノ
日本で4年ぶりのMLB公式戦。
しかもイチローのいるマリナーズが来日するということで、一念発起して観戦してきました。
初のMLB観戦、行って良かったです。
イチロー以外の日本人のプレーは見られませんでしたが、
メジャーの野球を味わえただけで充分でした。
初めて名前を知る選手ばかりですが、皆格好良かった。
まずはマリナーズのアクリー。
イチローの前、2番を打つ選手でしたが、打撃はパワフル。
ライトへの豪快な先制ホームラン。
そして延長11回、勝ち越しタイムリーと貴重な2点を記録。
さらに、その直後に盗塁を決め、イチローのだめ押しセンター前タイムリーをアシスト。
2番セカンドは日本だと小兵ですが、180度イメージの違う選手です。
彼がイチローの後を打つのもいいかも。
次にアスレチックスの1番セカンド、ウィークス。
俊足で、二塁守備では反応もいい。
一塁への悪送球がいった時は、あっという間にカバーできる位置にいました。
同じ小兵のマリナーズ・フィギンズ。
三塁守備で緩いゴロが飛んだとき、あっという間にラッシュして打球を処理。
彼に限らず、内野手は反応が異常に速いです。
名前が印象深いのがアスレチックスのカート・スズキ捕手。
たしか2008年の日本開幕戦にも出てましたね。
この日は4回にA’s唯一のタイムリーを打ちました。
イチローは3番を打っても、今まで通りのイチローでした。
打席に立つと花火のようにフラッシュが焚かれる中で、平然と打席に入って5打数4安打。
内野安打、内野安打、センター前、フライ、センター前。
ライト守備でのレーザービームも見たかったですが、強肩を発揮する機会なし。
川崎は外野手とのキャッチボールをしていただけで、出場機会はなし。
日本の野球と違うところも色々ありました。
例えばランナー三塁での守備。
サードはベースから完全に離れていました。牽制をする気が全くないんですね。
それと、結構バントをやること。
無死二塁のような状況でも送っていました。
左打者なので右にゴロでもいいように思いましたが……。
また、どのピッチャーは剛速球というほど速く感じませんでした。
150出したのはマ軍のリリーフ・ウィリヘルムセンぐらいでしょうか。
140コンスタントに出せる方が重要なのかもしれないですね。
鳴りものがないのも新鮮でした。
投球がミットに届く音まではっきり聞こえました。イチローの打席以外は。
もうひとつ、試合のテンポが早いのも良かったですね。
延長11回なのに3時間。日本ならもう1時間かかっているところです。
レベル的には追いついたといわれる日本野球ですが、ここは見習って欲しいですね。
2014.5.23追記
この試合でマリナーズの捕手をしていたミゲル・オリボ選手(現ドジャース傘下3A所属)が、
試合中の言い争いでチームメートの耳をかみちぎって(!)解雇されたとの事。
すさまじいエキサイトですね……当日あまり印象に残ってませんが、こんな形で球界を去るのも珍しい。