常総学院vs明徳義塾(全国高校野球選手権大会3回戦)
Author: 惣一郎
☆甲子園 2002年8月18日
常 100020120=6
明 03100003×=7
▽本塁打 三浦(1回、田辺)沖田2ラン(8回、飯島)森岡(8回、飯島)
▽三塁打 宮崎(8回)
▽二塁打 持田(5回)泉元(2回)
◇常総学院
(中)大崎雄
(右)三浦
(遊)坂
(三)横川
(捕)島津
(二)宮崎
(左)平野
(一)持田
走 吉原
(投)内田
打 原
投 飯島
投 磯部
◇明徳義塾
(中)山田
(左)沖田
(遊)森岡
(捕)筧
(投)田辺
(三)梅田
(一)山口
(右)泉元
(二)池田
二 今村
甲子園をよく知る名門・名将どうしの対決となった一戦。
取ったり取られたりの展開の末、劇的な2発で決着がつきました。
先手を取ったのは常総。
初回に三浦がセンターへソロホームランを打ち、1点を先取。
常総のマウンドに上がるのは、2年生エース飯島ではなく右アンダーの内田。
1回は三者凡退で抑えますが、2回に梅田、山口、泉元の三連続安打で一挙に3失点。
3回裏からはエース飯島が登板するが、ボークと暴投でさらに1点を献上。
明徳の田辺は、どうも調子が今ひとつ。
2回から4回までパーフェクトでしたが、5回表は内田、飯島に二連続二塁打を浴びて2点を返されます。
さらに7回表は味方のタイムリーエラーで同点に。
8回表には宮崎の三塁打でついに勝ち越されます。
明徳がミラクルを起こしたのはその直後でした。
2死からサードゴロエラーで走者を一塁におくと、沖田がライトへ2ランホームラン。
続けて三番森岡が、同点弾の衝撃冷めやらぬ中でライト中段への逆転ホームラン。
劇的な二者連続アーチで明徳が試合を締めくくりました。
なお、この試合、明徳は「残塁0」という非常に珍しい記録を達成しています。