神港学園vs滝川第二(全国高校野球選手権兵庫大会準決勝)
Author: 惣一郎
☆明石公園 2003年7月29日
神港 100110000000001=4
滝二 000001101000000=3
=延長15回=
▽二塁打 水谷(4回)佐野(7回)平(12回)
◇神港学園
(遊)坂本
(左)三尾
(中投中)大西
走中 岡本
打右 片岡
(捕)柳田
(二)今井
二 滝沢
(一)平
(右投中右投)永井
(三)八木
打 福本
走 石井
三 安友
(投右投)水谷
右中 横田
◇滝川二
(中)藤岡
(遊)本山
(左)佐野
(一)森本
(三)西塚
(右)山之内
(捕)山本康
打 中田
捕 岡田
(二)正田
走 富
二 遠近
(投)藤原
打 大西
投 倉谷
延長15回、再試合ぎりぎりで神港学園が勝ちました。
準決勝にふさわしい激闘です。
この試合、神港学園の必死な継投が印象的でした。
エース大西は万全な状態ではなく、3番センターが定位置。
10番の永井と11番の水谷を主体に乗り切る戦法です。
先発したのは2年生サウスポーの水谷。
5回までは2安打無失点、6回に1死から1点を奪われたところで永井に交代。
永井は三振を一人奪ったところで、なぜかすぐ大西にスイッチ。
が、投球練習のボールがよほどひどかったのか、神港の北原監督が再び選手交代のジェスチャーをします。
もちろん、ルール的には一人投げないと降板は認められません。
大西はどうにかセカンドゴロで切り抜けます。
7回からは再び水谷、1死取ってまたも永井。
もう頼れるピッチャーはいません。
ここから永井の見事なピッチングが始まります。
彼の特徴は、感情を出さずひたすら低めへ投げること。
足もさほど挙げず力感はないが、正確さは抜群。
9回に1点取られて延長戦へもつれ込みますが、それ以降は淡々と投げ続けます。
13回は足を治療しながら(けいれんか?)も、点は与えません。
打線がようやく応えたのは15回。
先頭の今井が四球を選び、犠打、二ゴロで2死三塁。
代打・福本がセンター前ヒットを放ち、ついに勝ち越しに成功。
神港学園、守りきって決勝進出です。
滝川第二も藤原、倉谷が力投しましたが、及ばず。
神港が継投で混乱していた6回に畳みかけられませんでした。