関西vs高岡商(全国高校野球選手権大会1回戦)
Author: 惣一郎
☆甲子園 2005年8月8日
高岡商 0000004100 =5
関西_ 0201200001x=6
=延長10回サヨナラ=
▽本塁打 西村=2ラン(2回、細川)
▽二塁打 松本(5回)有沢(7回)船引(10回)
◇高岡商
(中)北田
(遊)小泉
(左)有沢
(一)井上
(捕)久恵
(投)細川
(右)松丘
(三)中野
(二)大鋸谷
◇関西
(中)上田
(三)長尾
(遊)船引
(二)松本
(左)安井
(捕)平井
(一)西村
(投)西所
投 ダース・ローマシュ
(右)石口
船引、松本、安井のクリーンアップが軸の強力打線をひっさげ、
春夏連続出場した関西。
ですが、勝つのは楽ではありませんでした。
序盤、ゲームを作ったのは打線ではなくエース西所。
サイドハンドながらナックルを使う珍しい投手。
さほど安定感のある印象はなかったのですが、初回三者三振という最高の立ち上がり。
どうも、予選の決勝で全く出番がなかったので発奮したようです。
打線は2回に西村の2ランで先制すると、4,6回にも追加点。
5点差とやや一方的な展開に。
が、高商はそのままいけるほど甘い相手ではありませんでした。
7回表、西所が突如つかまります。
先頭の細川のヒットを皮切りに、ヒットと四死球で一挙に4失点。
8回表、先頭の久恵にレフト前へ運ばれたところで西所は降板。
ハーフと長身で話題のダースがマウンドへ。
電光掲示板の名前欄が2行で書かれるのは史上初ではないでしょうか。
噂通りの速球ですが、友人の見立てによると
「体の開きが早いので、数字ほどスピードはない」とのこと。
話しているうちにダースはワイルドピッチ、これで二塁走者が一気に生還。
何とも嫌な形で同点に追いつかれます。
9回表にも2死二塁からヒットと打たれますが、ライト石口の好返球でホームタッチアウト。
どうにかしのいで延長戦へ。
そして10回裏、先頭の船引が二塁打を打つと、相手のエラーの間に三塁へ。
高岡商は満塁策を選択。
無死満塁、打席には平井が入ります。
予選決勝でもサヨナラの打者になった平井。
その時は押し出し四球でしたが、今日はセンターを越える大きな当たり。
野手は追いつけずサヨナラ勝ち。
記録上は単打ですが、三塁打にはなっていたでしょう。
うなだれる高岡商ナイン。しかし、よく5点差を追いつきました。