関西大vs京都大(関西学生秋季リーグ)
Author: 惣一郎
☆南港中央 2005年10月19日
関大 000100000=1
京大 000000000=0
▽三塁打 広末(4回)
◇関大
(中)坂口
(左)山田
(遊)橋本
(一)黒田
(三)広末
三 山地
(右)森田
(捕)田辺真
(投)田辺佑
(二)松下
二 苅谷
◇京大
(中)小林
(三)岩崎
左 河原林
(右)坂井
(一)中沢
(左三)鳥山
(捕)岡田
(二)片山
(遊)田中
(投)土屋
打 服部
投 川添
試合時間なんと1時間半、両チームともピッチャーの投球数が90以下!
普通、どんなテンポのいい試合でも9回終わるのに2時間はかかります。
ピッチャーは1試合135球が理想と言われます。
つまり、とんでもないスピード試合だったということ。
見事な投手戦の一方の主役は、関大の田辺佑介。
かつて明徳義塾のエースとして甲子園で優勝、3年生の今年は先発リリーフとフル回転。
にも関わらず、リーグ戦終盤の今日も馬力充分のピッチング。
貧打とはいえ、京大をわずか4安打に抑えて完封しました。
唯一のピンチは5回。
2死二塁で田中にライト前ヒットを打たれましたが、右翼手の山田の好返球でホームタッチアウト。
ちなみに山田も明徳出身です。
もう一人の主役は、京大のエース・サイドハンドの土屋。
テークバックの際、右手を高く上げ、そこから振り下ろして投げるボールはなかなか球威がありそう。
4回に広末に三塁打を打たれ、森田の犠牲フライで1点を失いますが、
これが唯一の失点。
あとは田辺真悟(佑介の弟)に2安打されたのみと、ほぼ隙のない内容でした。
土屋は京都の強豪、西城陽の出身。
国立ゆえに選手集めのできない京大ですが、たまに彼のような優秀な選手が入るので、
強豪揃いの関西学生でもいい試合ができます。
もっとも、いい試合はできても勝つ試合ができないのがネックですが…。