東亜学園vs日大三(春季東京都高校野球大会5回戦)
Author: 惣一郎
☆神宮第二 2006年4月9日
東亜学園 100000100=2
日大三_ 00101330×=8
▽本塁打 田中一=3ラン(7回、小野田)
▽二塁打 唐谷(3回)小林2(3,7回)大原(5回)村橋(6回)田中一(7回)
◇東亜学園
(遊)栗田
(中)諸岡
(捕)唐谷
(左投)上野
(右)金本
右 牛島
(三)渡辺
(一)小島
打一 内室
(二)杉本
打二 吉岡
(投)小野田
打 西村
左 江田
◇日大三
(遊)荒木
(三)小林
(二)佐藤
(一)田中洋
(投中)村橋
(捕)池永
(中投)田中一
(右)大原
右 岩間
(左)宮井
左 薮下
夏の西東京大会4連覇を目指す日大三が、東亜学園に大勝。
中盤までは競った展開だったが、最後は地力で突き放しました。
さすが東京きっての強豪、今季も役者の多いチーム。
打撃では左の小林を始めとして逆方向への流し打ちが徹底され、
右の田中一徳の試合を決定づけた豪快な3ランも印象的。
田中は投げても7回無死満塁から無失点に抑える好リリーフ。
投げ方自体は下半身を使わぬ不安定なものですが、気合いで抑え込んだ印象。
また1番・荒木は2安打2四球で3盗塁を決める快足を披露。
守備も派手さはないが破綻もなく、さすが全国レベルの総合力。
東亜学園は日大三の左腕エース村橋に対し右9人を並べた打線で対抗。
ベースぎりぎりに立って8安打4四死球とチャンスはつかんだのですが、
わずか2点しか奪えず、前半好投の小野田を助けられませんでした。
さて、試合での強さ以上に印象的だったのが、日大三の小倉監督。
観客席を移動しながら、色んな人と話していたのですが、その度に腰を直角に曲げて丁寧に挨拶していました。
全国制覇も果たした名将の一人なのに、実に謙虚。
大学時代も下積みだったからか、尊大なところが全くないんですね。
そのうち東亜学園の上田監督もやってきて、二人で長いこと話しておりました。