立命館大vs同志社大(関西学生秋季リーグ)
Author: 惣一郎
☆西京極 2006年10月22日
立命館大 00000000000000000100 =1
同志社大 00000000000000000101x=2
=延長20回サヨナラ=
▽三塁打 柳田(9回)
▽二塁打 藤原大(4回)佐谷(18回)
◇立命館大
(中)川端
(左)藤原大
(遊三)中塚
(二)籾山
打 金井
二 柳田
(右)西岡
打右 長谷川
(一)日岡
一 松井慶
(三)西村
打遊 金谷
(捕)西川
走 福田
投 大島一
(投)金刃
投 大橋
打捕 乗替
◇同志社大
(中)阪田
(二)藤本
(遊)荒川
(右)安井
(捕)磯部
走 李
投 宝田
(一)尾上
(三)土井
(投)佐川
打 萬波
投 山本昌
打捕 佐谷
走 辻
捕 近藤健
打 谷
(左)岸
打 秋吉
走左 大崎
誰かに「今まで一番凄かった試合は?」と聞かれれば、私は迷わずこの試合を挙げます。
延長20回。約5時間の激闘。
カクテル光線の照らす中、2試合以上の戦いを続けた選手たちに、ただただ拍手を送りたい。
とりわけ印象に残っているのが、立命大のエース金刃。
優勝を逃し、おそらく大学最後の登板となる一戦で素晴らしい投球を披露してくれました。
18イニングを投げて8安打1失点。
左腕から放る速球は、近大の大隣の剛球と比較して軽いと言われますが、
この日は重さというより凄みを感じました。
そして同大の佐川もまた見事なピッチング。
金刃と呼応するように、10イニングを8安打無失点。
フォークが武器の投手ですが、金刃と同じく速球にも球威がありました。
佐川の後を受けた山本昌も、そして3番手の宝田も、やはり打たれません。
野球というのはこれほど打てないゲームだったのか。
18回表、ようやく試合が動きました。
立命大が1死二、三塁とすると、藤原がスクイズを決めます。
その裏、当然のごとくマウンドに上がる金刃。
先頭の土井は三振に切りますが、佐谷に初めての長打を浴びます。
続く代打・秋吉は死球、1番に戻って阪田は内野ゴロエラー。1死一、三塁。
藤本がライトへフライを放ち、佐谷の代走・辻が生還。
またもゲームは振り出しに戻ります。
そして延長20回。
「ここで決着がつかなければ引き分け」というアナウンスが流れます。
立命大は西川がセンター前ヒットを放ちますが後続が凡退。
この時点で勝利がなくなります。
同大は3番手・大島を攻めて無死一、二塁と最大のチャンス。
1番・強打の阪田に回りますが、なんと5-4-3の併殺というボーンヘッド。三塁とはいえ2死。
しかし、藤本がセンター前に運び、長い長い戦いを終わらせました。
10月下旬の夜は寒かった。
それを忘れるくらい、誰もが美しかった。
この試合を目撃できた幸運に感謝します。
あと、ほとんど覚えてないけど、チアリーディングのパフォーマンスも良かったですよ。