岡山東商vs関西(全国高校野球選手権岡山大会準々決勝)
Author: 惣一郎
☆倉敷マスカット 2007年7月23日
岡山東商 200201000=5
関西__ 20100321×=9
▽本塁打 森田=2ラン(1回、渡辺)
▽三塁打 森田(9回)
▽二塁打 押柄(1回)中村(3回)
◇岡山東商
(左)押柄(おしえ)
(中一)須藤
(右)立垣
(一三)的場
(投)渡辺
(捕)岩谷
(二)東
(三)片岡
打 清水
中 瀬戸
(遊)松原
◇関西
(中)高月
(投)大塚
投 重友
打右 高橋
(右投)中村
(一)森田
(三)川辺
(遊)荒木
(左)榊
(捕)三角
(二)谷
甲子園に5季連続出場、岡山では黄金時代を築いたといってもいい関西。
しかし、今夏は絶対的な力がなく、厳しいという見方もありました。
2回戦の岡山城東こそ圧倒してコールド勝ちしましたが、
3回戦の笠岡商戦は終盤に逆転するという薄氷の勝利。
準々決勝の岡山東商も簡単には勝てないと予想されました。
が、そこは全国区の強豪。9-5と点差こそ開きませんでしたが、格の違いを見せつけました。
まずは主砲・森田の打棒が炸裂します。
いきなり2点取られて迎えた1回裏、ライト上段に達する大ホームランで一気に同点。
打球はスタンドで跳ねるとそのまま場外へ消えました。
プロでもあそこまで飛ばすかどうか。
「またしても苦戦か」というムードがこれで完全に一掃。
この後再び逆転されますが、「今日はいける」という雰囲気。
6回裏、6番・荒木がサード内野安打で反撃の口火を切ります。
続く榊はライト前、無死一、二塁。
8番・三角の打球はライトポールぎりぎりに飛びます。
これが一度はホームランと判定されますが、審判団の協議の結果ファールに。
しかし、これで関西の勢いは止まりませんでした。
三角こそ三振に倒れますが、谷、高月、高橋と3連打で一気に逆転。
さらに7,8回にも3点をもぎとり、完全に関西がペースを握ります。
エース中村は6回から登板。
立ち上がりこそ1点を失いますが、7-9回は速球主体のパワフルなピッチングで東商打線を抑え込みました。
不調でライトを守ることの多い彼ですが、今日はエースらしく締めました。
ベスト4に進んだ関西、6季連続まであと2勝です。