倉敷工vs新見(全国高校軟式野球選手権東中国大会決勝)
Author: 惣一郎
☆岡山県営 2007年8月6日
倉工 000000000=0
新見 00210100×=4
▽三塁打 岡崎(6回)
▽二塁打 浦川(5回)
◇倉敷工
(三)近藤
(左)藤原
(捕)久保
(一)江藤
(中)青山
(右)石原
(遊)横田
(二)加藤
打 木山
(投)浦川
投 平松
◇新見
(中)渡辺
(右)田辺
(左)森口
(二)谷
(遊)赤木
(捕)岡崎
(三)千原
(投)元家
(一)槙原
軟式野球の予選2試合目。
これに勝てば全国大会出場という一戦は、岡山勢同士の対戦。
軟式野球の盛んな岡山らしいと言えましょう。
なお、両校は県総体決勝でも対戦しています。
全国が甲子園に注目する中、ひっそりと決戦開始。
先手をとったのは新見。
先頭のピッチャー元家がヒット、続く槙原が内野ゴロエラーで出塁。
下位打線でもチャンスが作れるのがいいチーム。
さらに1番・渡辺がセンター前で無死満塁。
2番・田辺は三振しますが、3番・森口がレフト前ヒット、2者を返します。
大物打ちはいませんが、叩きつける打撃で小刻みに加点していく新見。
4回には1死二塁で7番・千原がタイムリー。
6回には先頭の岡崎が三塁打、元家が犠牲フライを放って4点目。
守りでは元家が安定したピッチング。
岡山県大会では全く登板がなかった彼ですが、この東中国大会で急成長。
打てそうなのに打てず、気がつけばゼロを並べるのが彼の持ち味。
ステップ幅は浅く、あまり力感のないフォームですが、
オーバーハンドとサイドハンドを織り交ぜて、打者のタイミングを狂わせます。
この試合も3度三塁に走者を進めますが、いずれも後続は凡打。
守備も手堅く、特に千原、赤木の三遊間はボテボテの当たりを
危なげなくさばいていきます。
元家が最後の打者を三振も打ち取り、静かなゲームセット。
1回戦、準決勝に続き3試合連続シャットアウトを達成しました。
新見高校、初の全国大会でも安定感のある戦いぶりが期待できます。