新見vs本荘(全国高校軟式野球選手権大会1回戦)
Author: 惣一郎
☆明石公園 2007年8月26日
新見 120020000=5
本荘 000000004=4
◇新見
(中)渡辺
(右)田辺
(左)森口
(二)谷
(遊)赤木
(捕)岡崎
(三)千原
(投一投)元家
(一)槙原
投 矢吹
一 西田
◇本荘
(左)伊藤
(遊)渡辺
(中)小林
(一)小野
(投)佐藤拓
(三)東海林
(二)村上
打 橋本
二 伊東
(右)佐々木慧
(捕)佐々木智
予選を勝ち抜き、ついに目標だった全国大会へ出場した岡山の新見高校。
気まぐれから予選を見ていた私もすっかり彼らの戦いが気に入り、明石まで観戦に行きました。
神戸に住んでいた時期に何度も足を運んだ明石。
隣県とあって、岡山からも大勢の人が来ていました。
さて初陣の新見ですが、1回戦の相手は秋田の本荘。
硬式でもおなじみの強豪です。
初回、切り込み隊長の渡辺が四球で出塁すると、暴投で一気に三塁へ。
3番・森口がレフト前に運んで1点を先制。
本荘の先発、佐藤拓は制球がなかなか定まりません。
2回表は安打と四死球で1死満塁とすると、1番・渡辺のサードゴロを三塁手がバックホームするもセーフ。
さらに2番・田辺のセカンドゴロの間に1点を返します。
5回表、さらに新見が追加点。
四死球で1死二、三塁のチャンスに4番・谷がライト前ヒット、これで4点目。
さらに右翼手の悪送球の間に二塁走者も帰って5点。
ヒットが出やすい硬式と違い、軟式だと5点差を逆転するにはかなり厳しい。
まして、新見のようなディフェンス力のあるチームなら尚更です。
新見の先発は、予選と同じく14番をつけた元家。
球威はないが散らしてとる投球で、ヒットを打たれながらも本荘を抑えます。
サード千原主将、隻腕ファースト槙原ら内野守備の安定感も健在。
7回裏、新見は1番をつけた矢吹がリリーフ。
おそらく今後を見据えた起用でしょう。
いかに元家が好調とはいえ、優勝するまでの4試合を全て投げさせるわけにはいきません。
軽く放る元家と違い、胸を大きく反らして投げ込む矢吹はいかにも本格派。
7,8回を軽く抑えます。
が、9回裏に突如崩れました。
死球、四球、安打で無死満塁となり、さらに後続のサードゴロを千原が逸らして2点を奪われます。
なおも一、三塁、しかもノーアウト。
新見はファーストを守る元家を再びマウンドへ送りますが、彼も悪い流れを切れません。
押し出し四球やヒットで1点差。
2死満塁のピンチで最後の打者を左邪飛にうちとりますが、今後に不安を残す勝利となりました。