環太平洋大vs岡山商科大(中国六大学野球秋季リーグ戦)
Author: 惣一郎
☆倉敷マスカット 2010年10月11日
環 001020001=4
岡 010000000=1
▽三塁打 尾中(3回)亀沢(3回)
▽二塁打 三吉(5回)田淵(8回)
▽盗塁 尾中(5回)亀沢2(8回)
▽失策 見村(5回)亀沢(7回)
◇環太大
(中)尾中
(遊)亀沢
(捕)小野
(左)森本
(一)増永
(右)横山
打右 真部(まなべ)
(三)三吉
(二)親(ちか)
打 渡辺
二 前島
(指)白石
指 五十里(いそざと)
(投)岡野
◇岡商大
(中)近藤
(右)川辺
(一)下田
(左)山崎
(遊)坂口
(二)三木
(指)桐山
(捕)田淵
(三)植木
打 三宅
三 大崎
(投)見村
投 井上
投 菅野
環太平洋大、創部4年目にして1部リーグ優勝!
07年秋、1期生から始まった挑戦が実を結びました。
強豪校から多くの選手を獲得している環太平洋大ですが、
おそらくレギュラーだった選手は少ないはず。
(有力選手は東京六大学などに行きますから)
よって、その戦いぶりは豪快ではありません。
むしろ手堅く緻密です。
1点を追う2回、尾中、亀沢の連続三塁打で同点に。
しかし長打が連続したのはここだけ。
あとはバントや盗塁をからめた細かい野球が光りました。
5回、先頭の三吉が二塁打で出塁すると、8番の親が送りバント。
これが投手の悪送球を誘い、三吉が一気にホームイン。
さらに白石も犠打で1死三塁とすると、尾中のライト前で3点目。
とどめの追加点もやはりバントから。
9回、四球と犠打、一塁ゴロ、四球で2死一、三塁。
ここで打席には尾中。きっちりライト前に運び、試合を決める4点目。
この日は尾中と亀沢の1、2番が絶好調。
出塁すればすかさず盗塁でかき回し、不発のクリーンアップを補う以上の活躍を見せました。
屈指の快足・尾中はセンターの守りも軽快。
7回、1死二塁のピンチに右中間のフライをダイビングキャッチ。
すかさず二走も刺して岡山商大の反撃ムードを断ちました。
守りでは右の岡野が4安打1失点完投。
速球は130キロ台後半と大学野球では特別速くありませんが、変化球を交えて低めにコントロール、相手打線にビッグチャンスを作らせませんでした。
長らく東亜大、徳山大の2強時代が続いていた中国六大学。
2強以外のチームが優勝したのは、なんと2000年春の岡山商大以来でした。
新たな風を吹き込んだ環太平洋大、次は明治神宮大会出場をかけ、広島六大学、四国大学の代表と巴戦を戦います。