岡山城東vs東洋大姫路(選抜高校野球大会2回戦)
Author: 惣一郎
☆甲子園 2003年3月27日
岡 002000000=2
東 20002000×=4
▽三塁打 前川(1回)
▽二塁打 前川(5回)
◇岡山城東
(中)岸
(遊)高木
(三)前田
(投)高淵
(一)花房
打一 佐藤
(二)大崎
打 伊丹
(右)伏見
(捕)飯田
打 難波
(左)星尾
◇東洋大姫路
(中)原
(遊)大西
(投)アン
(右)前川
(三)福永
(左)上野山
(二)野崎
二 砂川
(一)二見
(捕)菰方
この試合の注目選手は、東洋大姫路のアン投手。
エースにして主将、ベトナム国籍と、話題と実力を備えています。
対する中国大会覇者・岡山城東は、秋季大会で見せた機動力が武器。
主力は4番エースの高淵ですが、自ら「つなぎの4番」「制球が武器」と語る謙虚な選手です。
1回裏、その高淵は立ち上がりをつかれて2点を先制されますが、
その後は持ち前の制球力で相手打線を封じます。
一方、援護をもらったアンは調子が今ひとつ。
四死球5という数字が示すように変化球が低めに決まらず、城東打線に直球を狙われ始めます。
3回表には四球と死球で二死二、三塁とされると、高木に初安打となる右前適時打を浴びて同点。
5回表、東洋大姫路は再び好機をつかみます。
安打と敵失で一死一、三塁とすると、アンの犠牲フライ、前川の右前二塁打で勝ち越しに成功。
その後、城東は持ち前の足を生かしてアンから4盗塁するも、勝負所で球威のある直球に押されて得点できず。
高淵も6回以降は無難に抑えただけに、打線がたった4安打に終わったのが悔やまれます。