京都アストドリームスvs兵庫スイングスマイリーズ(日本女子プロ野球リーグ)
Author: 惣一郎
☆スカイマーク 2010年4月29日
京都 000000100=1
兵庫 20010100×=4
◇京都
(中)三浦 0安打
(三)河本 1安打
(遊)川端 1安打
(左)梅本 1安打
(右)大倉 0安打
(一)黒木 2安打
(二)深沢 1安打
(捕)碇 0安打
(投)荒井 0安打
投 山元 0安打
◇兵庫
(遊)厚ヶ瀬 1安打
(中)新原 0安打
(投三一)小西 1安打
(捕)川保 2安打
(右)小久保 1安打
(左)奥田 0安打
(一投)岩谷 0安打
(三投)坪内 1安打
三 松本 0安打
(二)田中幸 0安打
▽三塁打 小久保(1回)
▽二塁打 坪内(4回)黒木(7回)
▽盗塁 厚ヶ瀬(1回)
▽走塁死 黒木(7回)河本(9回)
▽盗塁死 田中幸(2回)厚ヶ瀬(3回)
▽暴投 荒井(4回)
▽安打 京都6、兵庫6
▽三振 京都4、兵庫4
▽四死球 京都1、兵庫1
▽犠打 京都0、兵庫2
▽失策 京都5、兵庫2
▽併殺 京都2、兵庫2
▽投手成績
荒井 6回6安打4失点
山元 2回0安打0失点
小西 7回3安打1失点
坪内 1回0安打0失点
岩谷 1回3安打0失点
※記録は私がつけたスコアブックによるもので、非公式です
スカイマークにて女子プロ野球を観戦してきました。
観客はバックネット裏は9割埋まり、一塁側と三塁側もそこそこというところ。
「中学生以下無料」「18歳以下の女性は無料」のせいか、若い子とその親御さんが結構いましたね。
このシステムは非常にいいと思います。
ちなみに当日券は1500円。
<簡単な試合経過>
1回裏(兵庫)
厚ヶ瀬がライト前ヒット、新原の打席で盗塁。
小西は三振するが、川保のショート内野安打。
ショートは三塁へ悪送球する間に厚ヶ瀬が生還、1点先制。
小久保の右越え三塁打で川保が生還、1点追加。
◇4回裏(兵庫)
小久保が四球、奥田が犠打。
岩谷は三振するが、坪内のレフトフライを野手が落として(記録はヒット)小久保が生還。
◇5回表(京都)
1死から大倉がセカンドゴロエラーで出塁。
黒木、深沢の連続ヒットで満塁。
碇はサードゴロ、荒井はセカンドフライで無得点。
◇6回裏(兵庫)
川保がセンター前ヒット、小久保がセンターの失策で出塁。
奥田はピッチャー前にバント、荒井が三塁に投げるがセーフ、無死満塁。
岩谷のセカンドゴロ併殺打の間に1点追加。
◇7回表(京都)
梅本が四球、大倉がショートフライ。
黒木が左越えの二塁打を放ち、1点を返す。
黒木は三塁を狙うが憤死。
◇9回表(京都)
先頭の河本、川端、梅本の三連続ヒットで無死満塁。
大倉のレフトフライで河本がタッチアップするが本塁憤死。
黒木はライトゴロでゲーム終了。
<感想>
見ていて「軟式に似ている」と思いました。
外野手は肩の弱さをカバーするために前に詰めるのですが、軟式野球では打球が飛ばないので同じ光景を見ます。
最後のアウトはライトゴロだったのですが、これも軟式だとよくあります。
金属バットなので、打球の飛距離は思ったよりありました。
1回に三塁打が出たのですが、これは前に出ていた外野の頭を越えたもの。
兵庫の厚ヶ瀬選手は特に打球が良く飛んでいて、ライトポール付近へのファールもありました。
ピッチャーの球速は速くて110キロ台、変化球だと80,90キロ。
制球がアバウト。そのせいか、球審のストライクゾーンはかなり広め。
男子との差を一番感じたのは走力というか、瞬発力。
動きのキレというかスピード感は、やはり落ちます。
そんな中目立ったのが、先程も触れた厚ヶ瀬選手。
盗塁を積極的に仕掛け、打線を引っ張っていました。
ただ、プレーのレベルをどうこう言うものではないかもしれませんね。
魅せるプレーが見たければ、関西にはプロからアマまでいくらでもいいチームがあります。
このリーグは存在そのものが貴重なので、とにかく続けることに意義があると思います。
中学生ぐらいの女の子たちが、目を輝かせて見ていました。
今まで彼女たちは、プロ野球はファンという目でしか見られなかった。
でも、このリーグなら将来は選手になれます。
心配なのは負傷や疲労による戦線離脱。
1チーム15人とギリギリの状態で、リーグ戦40試合をこなせるといいのですが。