2015,06,13, Saturday
2011年5月、主婦と生活社発行。
著者は2児の母。
第2子を妊娠中、突如うつ病の旦那に離婚届をつき出される。
長男とわが身を抱え、旦那に振り回されまくりつつも、
「笑えない日常を笑い飛ばそうと」4コママンガブログを開始。
本書は、それを書籍化したもの。
ダンナのウツは私のせい? ダンナのウツは私のせい?(Kindle版)
細川貂々「ツレがうつになりまして。」
池田暁子「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」
などと同様、うつ病の夫を抱える妻のコミックエッセイです。
読み比べてもいいと思いますが、いくつか注意点があります。
◎初出
4コママンガブログ「ウツはわがまま病?」
◎感想ではなく、ご注意
「うつ」を知るために読むのは、おすすめしません。
理由。
奥さんからの視点でしか描かれていないから。
あとがきによると、
ダンナに家を追い出されたまさにその日から
「誰かこの酷い状況を知って! そしてこの際笑って~!」という思いで誰にも内緒でコソコソ書き始め
(中略)
内容は私側からの一方的事実には違いないので、
ダンナはダンナで別の言い分があると思います。
とあります。
「ツレがうつになりまして。」のように、
旦那さんの病状が落ち着いてから、夫婦二人で描かれたものではないです。
ということで、カフェさんのダンナさんの病状が、一般的な「うつ」と思わない方がいいです。
奥さん側からの一方的な視点、という意味では「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」に近い。
ダンナさんの言動が酷いのは間違いない。
会社を休職しても家事はしない。
身重で子育て中のカフェさんに「お前は何もしていない」と言い放つ。
家計が厳しくても節約する気もない。
ローンつきの車を手放さない。
しまいには離婚をつきつけ、拒むと追い出して別居させる。
でも、それが「うつ」によるものなのか、別の病気なのか、
長年暮らすうちに奥さんへのいたわりがなくなっただけなのか、マンガからだけではわかりません。
タイトルに「私のせい?」と疑問符をつけたのも、結局よくわからないせいだと思います。
◎「うつ」の診断基準と、ダンナさんの状態の比較
参考:「NHK ここが聞きたい! 名医にQ うつ病のベストアンサー【ポケット版】」(大野裕ほか監修/主婦と生活社)
素人の比較ですので、ご了承ください。
まあ、「うつ病」とは違う気はする。
非定型うつ(典型的でないうつ。自責より他責の傾向が強い)に近いような。
本の巻末にある林公一(精神科医)さんも、インタビューで
「境界性パーソナリティ障害」か、
元々「わがまま」な性格が「うつ」と診断されたことで酷くなったのでは、と答えている。
◎まとめ
ダンナさんが「うつ」かどうか、にこだわって読まない方がいいです。
あくまでも、カフェさんご本人が
「誰かこの酷い状況を知って! そしてこの際笑って~!」
と書いているように、笑って読むのが一番いいかと。
あんまりにも気の毒で、苦笑いしか出ないけど。
そんで、男はダンナを反面教師にすれば良いと思います。
少子化の今、子どもはやっぱり宝だと思うんですよ。
そして出産できるのは女性だけです。男は仕込むだけで気楽なもんです。
せめて男にできるのは、母子を大事にすることだと思う……独身男が書いても、何の説得力もないけど。
マンガは、どうにか娘さんを出産し、ダンナが仲直りをもちかけるところで終わってます。
関係修復してないのにラブラブなメールを送ったり、エッチをしたがるそうな。
このダンナ、むしろ双極性障害(躁うつ)じゃないか?
あとがきによると、
この先はもっと大変な事になります。
だそうで。
2015年現在、どうなっているのか。
ブログ読めばわかるんでしょうが、あまりに酷そうで読みたくない気もする。
著者は2児の母。
第2子を妊娠中、突如うつ病の旦那に離婚届をつき出される。
長男とわが身を抱え、旦那に振り回されまくりつつも、
「笑えない日常を笑い飛ばそうと」4コママンガブログを開始。
本書は、それを書籍化したもの。
ダンナのウツは私のせい? ダンナのウツは私のせい?(Kindle版)
細川貂々「ツレがうつになりまして。」
池田暁子「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」
などと同様、うつ病の夫を抱える妻のコミックエッセイです。
読み比べてもいいと思いますが、いくつか注意点があります。
◎初出
4コママンガブログ「ウツはわがまま病?」
◎感想ではなく、ご注意
「うつ」を知るために読むのは、おすすめしません。
理由。
奥さんからの視点でしか描かれていないから。
あとがきによると、
ダンナに家を追い出されたまさにその日から
「誰かこの酷い状況を知って! そしてこの際笑って~!」という思いで誰にも内緒でコソコソ書き始め
(中略)
内容は私側からの一方的事実には違いないので、
ダンナはダンナで別の言い分があると思います。
とあります。
「ツレがうつになりまして。」のように、
旦那さんの病状が落ち着いてから、夫婦二人で描かれたものではないです。
ということで、カフェさんのダンナさんの病状が、一般的な「うつ」と思わない方がいいです。
奥さん側からの一方的な視点、という意味では「思ってたウツと違う!『新型ウツ』うちの夫の場合」に近い。
ダンナさんの言動が酷いのは間違いない。
会社を休職しても家事はしない。
身重で子育て中のカフェさんに「お前は何もしていない」と言い放つ。
家計が厳しくても節約する気もない。
ローンつきの車を手放さない。
しまいには離婚をつきつけ、拒むと追い出して別居させる。
でも、それが「うつ」によるものなのか、別の病気なのか、
長年暮らすうちに奥さんへのいたわりがなくなっただけなのか、マンガからだけではわかりません。
タイトルに「私のせい?」と疑問符をつけたのも、結局よくわからないせいだと思います。
◎「うつ」の診断基準と、ダンナさんの状態の比較
参考:「NHK ここが聞きたい! 名医にQ うつ病のベストアンサー【ポケット版】」(大野裕ほか監修/主婦と生活社)
素人の比較ですので、ご了承ください。
うつ病の診断基準 | ダンナさんの状態 |
---|---|
著しい食欲低下や体重減少 または著しい食欲増進や体重増加がある | 変化なし |
不眠、または睡眠過多がある | 変化なし (ついでに性欲も変化なし、だそうな……) |
自分を無価値な人間だと思う 自責感がある | 他人(奥さん)を責める傾向が強い |
思考力・集中力が低下し、物事を決断できない | 離婚を決めている |
疲れやすく、気力が減退している | 奥さんと息子を追い出す元気がある |
まあ、「うつ病」とは違う気はする。
非定型うつ(典型的でないうつ。自責より他責の傾向が強い)に近いような。
本の巻末にある林公一(精神科医)さんも、インタビューで
「境界性パーソナリティ障害」か、
元々「わがまま」な性格が「うつ」と診断されたことで酷くなったのでは、と答えている。
◎まとめ
ダンナさんが「うつ」かどうか、にこだわって読まない方がいいです。
あくまでも、カフェさんご本人が
「誰かこの酷い状況を知って! そしてこの際笑って~!」
と書いているように、笑って読むのが一番いいかと。
あんまりにも気の毒で、苦笑いしか出ないけど。
そんで、男はダンナを反面教師にすれば良いと思います。
少子化の今、子どもはやっぱり宝だと思うんですよ。
そして出産できるのは女性だけです。男は仕込むだけで気楽なもんです。
せめて男にできるのは、母子を大事にすることだと思う……独身男が書いても、何の説得力もないけど。
マンガは、どうにか娘さんを出産し、ダンナが仲直りをもちかけるところで終わってます。
関係修復してないのにラブラブなメールを送ったり、エッチをしたがるそうな。
このダンナ、むしろ双極性障害(躁うつ)じゃないか?
あとがきによると、
この先はもっと大変な事になります。
だそうで。
2015年現在、どうなっているのか。
ブログ読めばわかるんでしょうが、あまりに酷そうで読みたくない気もする。
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