2021,09,05, Sunday
涙雨とセレナーデ(8)
明治を舞台にしたタイムスリップロマン、
「涙雨とセレナーデ」。
ヒロインのヒナが恋する本郷孝章のお母さんの正体はいまだにナゾですが、
わかる限りの情報をまとめてみました。
本誌での感想は
⇒漫画・本 Kiss(キス)
■1巻・3話
孝章「嫡男のいる本郷家に
妾の子である自分が後から入る意味を知らされたのは~(以下略)」
孝章の母は妾である。
本郷章尚「商売の才は清らかな身には宿らんものよ
その点でもお前は適任だ
いずれ我が身の血脈を問えば
答えを知る事になろう」
孝章は「清らかでない身」であり、
それは彼の両親の血筋によるもの、らしい。
本郷章尚の妻(久尚の実母・孝章からみて義母)
「久尚の病を聞きつけて あの女が主人にねだり
後釜にと送り込んだに違いない」
孝章の母は、本郷の正妻からは疎まれている。
■1巻・5話
ヒナ「孝章様はこのお邸(本郷邸のこと)で生まれたの?」
孝章「いえ 生家は別ですが」
孝章とその母は、本郷邸とは別の場所で生活していた。
■7巻・38話
本郷章尚の妻「久尚に与えられる筈だったものが
図太い妾腹の息子に奪われ続ける」
孝章の母は妾である(2回目)。
■8巻・40話
孝章「母の面影は 横顔ばかり いつも 窓の外ばかり見ていた
俺が本郷家に引き取られる朝も 此方へは一瞥もくれず
父に囲われ半ば座敷牢のような日々の中で 豪奢な着物に身を包み
ただひたすらに 待つだけの女(ひと)は
俺が家を出た数年後に流行病であっけなく その短い生涯を閉じた」
初めて出てくる具体的な情報。
孝章の母は、かなり不自由な生活を死ぬまで強いられていたらしい。
■8巻・41話
本郷章尚「我が血を分けたとはいえ 研ぐ爪を剥いで飼育した男など恐るるに足らず
だが どんなに羽をもいでも傍らにくくりつけても
最期まで手に入る事の叶わなかった あの女の息子というだけで
ぬぐえども消えぬ染みが湧く」
孝章の母は、父の思い通りになる人物ではなかったようだ。
■8巻・42話
オルブライト「今日からメイド見習いで暫く預かることになった」
タカ「…タカと申すます おら 坊ちゃまの世話係として
精一杯働かせてもらうだよ」
ノア「傷んだ着物 貧しい農家の出なのだろう
(中略)
月夜の晩のパーティーが始まれば 翌朝には姿を消すだろう
何も知らない かわいそうなおタカ
歴代の見習いの中で 早苗が唯一… 慕っていたのに」
ノアは、この孝章にタカの面影を感じている。
つまりタカ=孝章母と考えられるのだが、
これはまだ作中で断言されていない。
■44話(コミックス未収録)
菊之進「何故 貴様は本社ではなく横浜に配属になったのだろうな
何も… こんな実母の因縁の地に…」
孝章「母の出身は東北の筈」
42話のタカは「精一杯働かせてもらうだよ」となまっており、
東北出身なのは間違いなさそう。
菊之進「本郷孝章の母親は 一時期オルブライトの愛人だった
早苗とノアの数少ない友人でもあった」
オルブライトの愛人から本郷章尚の妾となったのか、
逆なのかは、まだ不明。
コメント
もちろんです! コピーして使ってやってください(=゚ω゚)ノ
| 惣一郎 | EMAIL | URL | 21/09/05 23:27 | GifWEwd2 |
いやぁ、このまとめ素晴らしいですね。
とても分かりやすいです、ありがとうございます。
次回のスペースではこれをコピペして参加してもいいですか
とても分かりやすいです、ありがとうございます。
次回のスペースではこれをコピペして参加してもいいですか
| Cameron | EMAIL | URL | 21/09/05 21:09 | bgCb3utQ |
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