セブンソード 七剣下天山
映画「セブンソード」を鑑賞。
8月末に西安や上海を旅行した時にポスターを何度か見かけたので、日本でもやらないかと思っていたらすぐに来た。それだけの大作なのだろうとわくわくして映画館に行った。
【あらすじ】
1600年代半ばの中国。明王朝を打倒し建国間もない清王朝は、反乱分子を一掃するべく「禁武令」を発布。武術を学ぶものは家族にいたるまで皆殺しにしていった。
旧政府の役人・傅青主は、政府軍の蛮行に心を痛め、はるか遠方の天山に隠れ住む晦明大師に助けを求める。大師は四人の弟子と傅青主、そして軍の次なる標的・武荘からやってきた若者二人に鍛え上げた名剣七振りを授けた。
かくして集結した七剣士は、武荘を救うべく下山するのだった……。
いたってシンプルな勧善懲悪もの。
国家権力などの悪逆非道を、人知を越えた力を身につけた者たちが成敗する、という筋書き。
この映画での力とは、とてつもない破壊力を秘めた剣と剣術なわけだ。
で、見てどうだったかというと、正直手放しに面白いと思えなかった。
チャンバラのアクションシーンはテンポ良く、七剣士の活躍場面もそれぞれにある。悪役も実に憎らしくかつ強く、ぶった切るにふさわしい。
また「HERO」「LOVERS」と違い生身のアクションにこだわっており、それだけ刃の鋭さや重量感を感じられた。
バトルシーンは迫力充分だった。でも、それだけだとちょっと物足りないのだ。
理由はいくつかある。
それぞれの七剣士たちの背景や人物描写が不足気味で、少数の主役を除き誰が誰だかわからないこと。
夜間のアクションシーンが多く剣戟がわかりにくかったこと(単に私の動体視力がないのかな)。
物語の運びもわかりにくかった。特に会話の日本語訳がわかりづらく細部はよく覚えていない(頭悪いですか?)
やっぱりアクションといえど映画は人間ドラマですから。人間を描かないとアクションも「すごいけど、ただそれだけ」に終わってしまう気がします。
とはいえ二時間半の映画で七人のキャラクターを立てるのは無理があるのかも。
原作となった小説も読んでみようかな。

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