NHKドラマ「アシガールSP」感想
12/24のクリスマスに、あの人気ドラマが帰ってきた。

いまだ視聴する腹を決めておらぬ皆様、安心めされい。
再放送がござります。

総合:2019年1月5日(土)午後1時5分~2時34分
BS4K:2019年2月27日(水)午後2時40分~4時19分

公式サイトも参照。
アシガールSP | NHK 特集ドラマ

NHKオンデマンドもござります(有料だが)。

NHKオンデマンド|特集ドラマ アシガールSP~超時空ラブコメ再び~


◎箇条書きあらすじ
・高山宗鶴、織田信長と組んで再び羽木攻め
・単身小垣城へ向かう若君、追う唯
・即席の婚礼、閨チャレンジ失敗
・現代に戻る唯
・尊(たける)、未来の自分に新型タイムマシンを開発させる
・唯、再び戦国へ
・屈辱に耐え、織田方の相賀一成に従う若君
・婚礼の祝いの舞
・月夜に消える若君と唯
・現代でラブラブずっきゅん、壁ドンな日々
・もつかの間、二人で戦国に戻る決意を固める

◎感想
おことわり。
私、決して原作のコアなファンではなく、
イッキ読みを一回しただけのライトなファンですので、うろ覚えな場面が多々あり。
昨年のドラマも、最終話まで1度見たきり。

ということで、適当な部分があってもご容赦ください。

まずはドラマSPにあっぱれ。

キャストは、メインから役にいたるまでそのまんま。
ストーリーも、原作の9巻から、ココハナの最新話までをほぼ忠実に再現。

たった1年しか空いてないのも重要。

主役のお二人、速川唯役の黒島結菜さん、若君・羽木九八郎忠清役の伊藤健太郎さんは、若い。
若いということは、どんどん成長して、変わっていってしまう。

昨年のドラマのお二人からさほど変わらぬうちに再ドラマ化できたこと、
これが一番よかったことです。

伊藤健太郎さんは、武将らしく、
抑え目の演技が板についてました。
武家の跡継ぎともなれば、簡単に感情を表に出してはいけない。
唯を失うと思って涙しかける(でも抑える)瞬間、
あっぱれにござりました。

これは、大河ドラマ出演もありそうです。
伊達政宗とかどうですか。

天野のじじい(イッセー尾形)も草葉の陰で喜んでおります。

※死んでません

黒島結菜さんも、好演でした。

原作での唯は、今回のドラマの頃から恋してぐっと魅力が増すのですが、
そのへんも感じられました。

吉乃役のともさかりえさんも、
武家の誇りを語って、ドラマを引き締めてくれました。

悪丸役のMAXさんも健在。
特に何がってことはないけど、この人はいるだけで面白いです。

尊役の下田翔大さんは、芸能界を引退してたけど、このドラマには出演した……
という情報がtwitterでは流れてるのですが、
はっきり引退とわかる記事はありませんでした。

音楽も、昨年同様冬野ユミさん。
結納の場面でしっとりしたBGMを流し、
『ふとん』が出てきた瞬間ストップ、ここ笑いました。

いいドラマにござりました。

ただ、引っかかる部分もありまして。

1つ、展開がかなり駆け足。
90分に単行本2,3巻ぶんのイベントを詰め込むため、
1つ1つのシーンはかなり短い。

ほんとはもっと尺を取りたいシーンがあったと思う。
成之(松下優也)と阿湖姫(川栄李奈)とか
(阿湖姫の出番あそこだけで、ねじ込んだ感がぬぐえない)。

それと、若君と相賀一成(西村まさ彦)の娘の婚礼をぶち壊すシーン。
逃げる途中で、若君がチャンバラするシーンがありますが、
無理に入れなくてもいいのでは。

原作だと、やぐらに登ることもなく、
新型タイムマシンで即、逃げていたはず。

時代劇だから、一応入れたんでしょうけど。

でもまあ、ささいな問題でして。
漫画原作のドラマとしては、非常にいいと思います。


◎個人的なツッコミ1
現代から唯が戻ってきて、
羽木家の皆さんに若君を取り戻すようハッパをかけられるシーンがあります。

その直前、成之が相賀からの書状を一堂に見せるのですが。

そんな大事な書状、
まずオヤジ(羽木忠高)に渡さなきゃダメでしょ。


忠高(石黒賢)、城を捨てて落ち延びたので、
求心力が低下していたのか。


◎個人的なツッコミ2
『金(のけむり)玉』→『けむり玉』

NHK的に、金た○はダメみたいです。


◎これまでの感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(12/最終回)「若君といつまでも!」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(11)「走りぬけ!愛のために」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(10)「その結婚ちょっと待った!」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(9)「せつないラストチャンス!」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(8)「満月よ!もう少しだけ」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(5)「走れ!初デート」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(4)「ドキドキの夜」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(3)「若君といざ出陣!」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(2)「若君めざして一直線!」感想
NHK土曜時代ドラマ アシガール(1)「見参!戦国女子高生」感想
| ドラマ | 23:03 | comments (2) | trackback (0) |
コメント
Cameronさん、コメントありがとうございます(^o^)

成之様と阿湖姫のからみは、スタッフも泣く泣く削ったんだろうな、と思いました。
旬の若い役者さん同士で、オイシイところですから。
だから余計にチャンバラは不可解(^_^;

文章力……ありがとうございます。
漫画のレビューして生きていけるなら、そうしてみたいですね。

昨年のアシガールドラマ版、
今回と同じような調子で書いてますので、お暇な時にどうぞ。
一部見逃した回もあります。

4Kを視聴する予定はないですね。
twitterで見る限り、家系図(ココハナ最新号にあったもの)のあるか・ないかぐらいの差なので。
そもそも環境がない(・_・;
| 惣一郎 | EMAIL | URL | 19/01/04 11:35 | Y945Kht2 |
アシガールSPへの感想UPありがとうございます!
おっしゃる通り、90分に詰め込んだ感は否めないけれど、漫画の再現率は高く、主役のお二人もとっても良かったですねー♥
ホントにね、あのチャンバラするシーンは要らなかったと思う。それよりも成之様と阿湖姫のからみがもっと欲しかった…
それにしても、惣一郎さんの文章力素晴らしいですね。
相変わらずツッコミどころ満載で。
文筆業でも十分に食べていけそう!
過去のアシガールドラマについてもまとめていらっしゃるとは!
後程じっくりと拝読させていただきまする。
(4K見られないからスペシャルコンテンツの内容が気になるのですが、こちらの感想は執筆なさる予定は無いのかしら?)
| cameron | EMAIL | URL | 19/01/03 23:38 | bgCb3utQ |
コメントする
コメント受付を停止します。海外からスパム投稿が多いため。
この記事のトラックバックURL
http://kodawari.sakura.ne.jp/blogn/tb.php/2138
トラックバック


  
CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<   03 - 2024   >>
LOGIN
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASS:
CATEGORIES
ARCHIVES
COMMENTS
TRACBACK
PROFILE
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん