2016,07,25, Monday
WINGSプロジェクトの書籍レビュアーに応募し、
「Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門」を献本していただきました。
レビューいたします。
◆書籍の詳細
⇒Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門 - WINGS
◎目次
1.この本をおすすめできる方
2.前提となる知識
3.学習の流れ
4.まとめ
5.ご注意
◎1.この本をおすすめできる方
(1)「クラウドとは何か」を1から学びたい方
(2)プログラミングにある程度の知識はあるが、
サーバー構築(仮想含む)・インフラ構築経験が足りない方
(3)Dockerの基礎知識を獲得したい方
表紙に「イチからわかるクラウド入門」と銘打たれているように、
クラウドの概念から説明してくれています。
・クラウドの役割、特徴
・クラウドに適したシステム、適さないシステム
・主なクラウドサービス
「クラウド」という言葉が先行しがちで、
漠然としたイメージしか浮かばない、という方でも基礎を固められます。
すでにクラウドを知っており、
AWSにも慣れている方は、
「8章 Dockerコンテナ - 実行環境の構築」だけ読んでもよいでしょう。
◎2.前提となる知識
(1)Linuxのコマンドの知識・慣れ
teratermというソフトでAWSに構築したサーバーに接続し、
サーバー内のxmlファイルを編集する場面があります。
ファイル編集にはLinuxのviコマンドを使います。
⇒4.4.7 Tomcat 8の起動
編集したxmlファイルをアップロードしてもよいでしょうが、
直接編集できると楽です。
Windows環境に慣れた方はハードルが高いですが、
この際覚えてみてはどうでしょうか。
teratermでの操作はたびたび出てくるので、
コマンド操作そのものが億劫だとキツイです
(自分がそうなのですが)。
(2)開発ソフトの知識
開発ソフトとして
・Eclipse(Pleiades All in One)+AWS Toolkit
・teraterm
・MySQL Community Edition
・Docker Toolbox
を利用します。
本書は上記ソフトそのものについては割愛している部分もあるので、
インストール等に詰まったら、自力で調べる必要があります。
「MySQL Community Edition」は、ダウンロードのページですと
「MySQL Community Server(GPL)」と表記されています(2016.7.25現在)。
こういった、細かな部分でのつまづきは自分で解消しないといけません。
(3)SQLの知識
本書はAWSでのデータベース構築、操作説明はしていますが、
SQL(データベース操作用の言語)については解説していません。
基本はあらかじめ知っている前提で書かれています。
サンプルのSQL文が何をしているか、
意味がわかるくらいの知識は必要です。
◎3.学習の流れ
各章とも、下記のような流れです。
(1)しくみの学習
・クラウドを構成する技術や用語の解説
・それぞれの技術がなんのためにあるのか、どのように構築するかをおおまかに把握
(2)Webシステムの構築
・AWSマネージメントコンソール(ブラウザ)
・コマンド プロンプト
・Eclipse
・teraterm
・Docker
上記ソフトを切り替えながら行います。
何に対してどのような操作をするか、
意識して読み進めないと混乱しやすいです。
(3)動作確認
ブラウザ上で動作確認。
うまくいかない場合は、設定漏れなどがないか、
よく確認しましょう。
◎4.まとめ
クラウド(というよりWebサービスかな?)は多くの要素で構成されていて、
AWSはその実現のための様々な機能を備えています。
しかし、あまりにも機能が多いので、
ガイドなしには何から始めてよいか、途方に暮れるかもしれません。
本書は、そのガイドとしておすすめの一冊です。
◎5.ご注意
本書ではなく、AWSについてのご注意。
アカウントを登録し、
仮想サーバーを作ると利用料金が発生する場合があります。
無料の範囲内でテスト環境を作るように注意しましょう。
そして、動作確認が済んだらインスタンス等を停止か削除させるようにしましょう。
料金については
「3.3.7 EC2インスタンスの開始/停止/再起動/削除」
「7.5 課金管理」
が詳しいです。
「Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門」を献本していただきました。
レビューいたします。
◆書籍の詳細
⇒Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門 - WINGS
◎目次
1.この本をおすすめできる方
2.前提となる知識
3.学習の流れ
4.まとめ
5.ご注意
◎1.この本をおすすめできる方
(1)「クラウドとは何か」を1から学びたい方
(2)プログラミングにある程度の知識はあるが、
サーバー構築(仮想含む)・インフラ構築経験が足りない方
(3)Dockerの基礎知識を獲得したい方
表紙に「イチからわかるクラウド入門」と銘打たれているように、
クラウドの概念から説明してくれています。
・クラウドの役割、特徴
・クラウドに適したシステム、適さないシステム
・主なクラウドサービス
「クラウド」という言葉が先行しがちで、
漠然としたイメージしか浮かばない、という方でも基礎を固められます。
すでにクラウドを知っており、
AWSにも慣れている方は、
「8章 Dockerコンテナ - 実行環境の構築」だけ読んでもよいでしょう。
◎2.前提となる知識
(1)Linuxのコマンドの知識・慣れ
teratermというソフトでAWSに構築したサーバーに接続し、
サーバー内のxmlファイルを編集する場面があります。
ファイル編集にはLinuxのviコマンドを使います。
⇒4.4.7 Tomcat 8の起動
編集したxmlファイルをアップロードしてもよいでしょうが、
直接編集できると楽です。
Windows環境に慣れた方はハードルが高いですが、
この際覚えてみてはどうでしょうか。
teratermでの操作はたびたび出てくるので、
コマンド操作そのものが億劫だとキツイです
(自分がそうなのですが)。
(2)開発ソフトの知識
開発ソフトとして
・Eclipse(Pleiades All in One)+AWS Toolkit
・teraterm
・MySQL Community Edition
・Docker Toolbox
を利用します。
本書は上記ソフトそのものについては割愛している部分もあるので、
インストール等に詰まったら、自力で調べる必要があります。
「MySQL Community Edition」は、ダウンロードのページですと
「MySQL Community Server(GPL)」と表記されています(2016.7.25現在)。
こういった、細かな部分でのつまづきは自分で解消しないといけません。
(3)SQLの知識
本書はAWSでのデータベース構築、操作説明はしていますが、
SQL(データベース操作用の言語)については解説していません。
基本はあらかじめ知っている前提で書かれています。
サンプルのSQL文が何をしているか、
意味がわかるくらいの知識は必要です。
◎3.学習の流れ
各章とも、下記のような流れです。
(1)しくみの学習
・クラウドを構成する技術や用語の解説
・それぞれの技術がなんのためにあるのか、どのように構築するかをおおまかに把握
(2)Webシステムの構築
・AWSマネージメントコンソール(ブラウザ)
・コマンド プロンプト
・Eclipse
・teraterm
・Docker
上記ソフトを切り替えながら行います。
何に対してどのような操作をするか、
意識して読み進めないと混乱しやすいです。
(3)動作確認
ブラウザ上で動作確認。
うまくいかない場合は、設定漏れなどがないか、
よく確認しましょう。
◎4.まとめ
クラウド(というよりWebサービスかな?)は多くの要素で構成されていて、
AWSはその実現のための様々な機能を備えています。
しかし、あまりにも機能が多いので、
ガイドなしには何から始めてよいか、途方に暮れるかもしれません。
本書は、そのガイドとしておすすめの一冊です。
◎5.ご注意
本書ではなく、AWSについてのご注意。
アカウントを登録し、
仮想サーバーを作ると利用料金が発生する場合があります。
無料の範囲内でテスト環境を作るように注意しましょう。
そして、動作確認が済んだらインスタンス等を停止か削除させるようにしましょう。
料金については
「3.3.7 EC2インスタンスの開始/停止/再起動/削除」
「7.5 課金管理」
が詳しいです。
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