河原和音「青空エール」51話感想(別冊マーガレット2013年7月号)
毎月13日の恒例、青空エールの感想です。


先々月号はえらい鬱な場面で幕を引き、先月号はお休み。
読者に気を持たせた今月号はどんなお話でしょうか。

<前号のあらすじ>
今井先輩「コンクールにおめえの席ねえから!」

まともなあらすじはカテゴリからどうぞ。

ショックのつばさですが、
「メンバーのサポートを頑張ろうと思う」と、気丈。
でも涙が出ちゃう。

山田が何事かを言いかけたところで、おじさん先生登場。
「なんだおまえらは電気もつけないで 好きとか嫌いとか帰ってからやれやー」
この言い方がまた、年配っぽい。

「そーゆーんじゃねっす!」
「いいから帰れよおまえら もう8時過ぎてるぞ」
そうだ、早く帰れ。
生徒が残ってると先生だって帰れないんだから。

学校にもよるけど教師の帰宅は8時や9時はザラなのです。
公務員だからって定時であがれると思ったら大間違い(私立の教師は公務員じゃないけど)。
と、母と妹が教師なのでちょっと語ってみる。

「ごめんね」
と、山田。何が?
「いいよ ありがとう」
と、つばさ。

そのまま無言で帰る二人でした。
あそこで、普通の男なら中途半端ななぐさめをするところだ。
やるな、山田。

翌日。
部室に入りづらそうにしている瀬名。

「小野先輩メンバー外れたじゃないですか 入りづらいなって……」
「たぶん大丈夫」
すげえ断言してる水島。
山田が励ましてると確信しているようだ。なんという孔明っぷり。

実際、朝練してるつばさは、元気よさそう。
「全国までの1ヶ月 瀬名の仕事変わるから まだ暗譜してないでしょ? 練習に集中して」
「サポートはまかせて! 金賞とってね!」
けなげです。ごんぎつね並です。
これは、瀬名くん「ほれてまうやろ~」状態ですね。

教室でも山田に笑顔を見せるつばさ。
『私の涙は全部 大介くんが受け止めてくれたから』
また、ちょっと悶絶しそうなモノローグが。

しかし、部室で一人きりになるとブルー。
「もうコンクールの練習をすることはないんだな」
今年も、全国の吹奏楽部で、同じようにため息をついてる子が大勢いると思います。

山田はグラウンドで城戸とだべり中。
「オレんとことで泣いてくれて なんかすげーよかったわ」
「さー オレもがんばんねーと!」

一方、つばさは練習室の壁に「一金」の習字を張っている。
壁を埋め尽くすほど張るんだ。
強豪校って、やっぱりいろいろな意味で普通じゃない。

まるちゃんは心配そう。
「やっぱり手伝うよ」
「いいよ まるちゃん練習しなよ!」
ということはマルコはメンバー入りしたようで。

「ねえ……ムリしてない?」
「平気じゃないけど、」
山田が何もいわずに一緒にいてくれたので、と語るつばさ。

「……いいな 私も告白してみよーかな 水島に」
「全国終わったら告白する」
これは恋する乙女の顔ですわ……。
この漫画、今までサブキャラの恋愛にスポットはあまり当てなかったですが、
ついに動かすらしい。

そのためには絶対金賞をとらないといけない。
これ、銀賞に終わるフラグじゃなければいいのだが。

まるこは水島の「我が道を行ってる感じが好き」らしい。
「わたしは言いたいことも言えないことがあるから」。
前も同じこと言ってました。
確か6巻で、だいぶ前の話だから、再確認ってことでしょう。

その後、恋する女子高生のトークがありますが、
いちいち書いてられないのでカット。

当の水島は、珍しくイケメンっぷりを見せる。
ハーモニーディレクター(チューナーやメトロノームの代わりになる多機能な機械。結構重い)を持ってあげたり。
つばさの陰口を言ってるモブキャラ(顔すらわからん)を怒鳴ったり。

「ハーモニーディレクター持つのは学年代表の仕事って決めてるから」って、
水島はパートリーダーと学年代表兼任なのか? 一人に任せすぎじゃないの。
前は別の男がやってた気がするが、交代制なんでしょうか。

ちなみにハーモニーディレクターの見た目はこんなのです。


つばさからその話を聞いたまるちゃん、
「私もかばわれたかった つばさは同じパートにいれていいなと思うんだ」
「つばさに嫉妬したこともあるし 今もする」
「私 やなやつでしょ」
背景が黒い……これは三角関係のフラグですわ。

少女漫画のお約束がついに来たって感じですね。
でも当の水島は恋愛要素がかけらもない。どうするやら。

つばさは、帰り道で山田に相談。
山田は「そんなのふつうじゃね? 誰でもあるからさ」
高2にしては達観しているなあ。

それを聞いたつばさは、マルコともう一度話すと決心。
彼女の家近くのコンビニで落ち合います。

開口一番、
「やなやつなんてじゃないよ! そういう気持ちみんなあるよ」
「まるちゃんが大介くんの話きいてくれるみたく」
「私も応援してるから 一金とって告白しよ」

涙を流し、「うん」とだけうなずくマルコ。

翌朝、部室にやってきた二人は、「一金とるぞ!!」とガッツポーズ。
少女たちはわかりあったのだった。以下次号。

なんだかスラムダンクで花道とリョータが分かり合った流れと似ている……。
あれも恋バナがらみだったんだよな。

でも「一金」連呼すればするほど取れなさそうな気がしてくる
何より主人公が2年だし……今年一金までとると、やることがなくなってしまう。

少女漫画じゃレギュラーの恋愛はだいたい成就するのがお約束ですが
(言うほど読んでるわけじゃないが)、
この漫画、甘い展開をそうそう書かないので、一筋縄ではいかないと予想します。

水島はストイックに断りそう。
そして大学で色気づいてから後悔するがよいわ。

そういえば今月、杉村先生の姿が見えませんが、多分ナンパ待ちでもしてるんでしょう


<今月の河原先生>
パズーのようにラッパが吹きたいよー!

<「アオハライド」×「俺物語!!」コラボ作品「俺ライド!!」1行感想>
いわゆる「俺があいつであいつが俺で」コメディ。出だしからオチまでお約束。

<俺物語1行感想>
なんか女の子のタッチというか、書き方が今までと違う気がする。


ところで、「高校デビュー」15巻が7月25日発売だそうです。
アレして汗だくの晴菜が見られると思います(おい)。



<余談>
最近は別冊少年マガジン(進撃の巨人など連載してるやつね)を「別マ」と呼ぶ人もいるようですが、
私はあくまで「別マ」=別冊マーガレットです。
だからなんだなんだ。というか、30男としてこれはどうなんだ
| 漫画・本::河原和音「青空エール」 | 20:26 | comments (2) | trackback (0) |
コメント
ときぞうさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

>やめときなー負け戦だよー

全く同感です。オセロだとカド全部取られてます。
多能さんがアタックした結果、二人がよりアツアツになる展開しか思い浮かびませんね!
ああやってたまーに顔を出してるところを見ると、彼女にはまだ出番ありそうです。
たぶんひどい役割でしょうが。

センバツはまずないでしょう。
山田自身が「自分は甲子園といえば夏なんだけど」って言ってるぐらいだし。
現実的にも、北海道は春は1枠しかない年もあり、厳しいですね。

高校によっては、女子マネを入れない野球部もあると聞きます(たしか、日大三とか)。
必要なことは部員自身でやらせるのと、男女のトラブルを避けるのもあるかもしれません。
ちょっと脱線しました。

水島は硬派なんで、恋愛でどう動かすか、楽しみですね。
ほどほどの長さでお願いしたいところです。


ではまた。
| 惣一郎 | EMAIL | URL | 13/06/24 13:08 | Y945Kht2 |
惣一郎さんこんばんは。お久しぶりです、ときぞうです。

2ヶ月間折にふれ「つばさ、元気になったかな・・」と思っていたりいなかったり。(どっちよ)髪は切っていなかったですね。

大介の前で泣くだけ泣いてスッキリしたんでしょうね。辛い気持ちは残るけど、ふっきれたんでしょう。今年は展開的に一金は取らなさそうだから大丈夫(何が?)そして勿論野球部も秋の大会を勝って、センバツってことにはならないだろうし。(なったらすっごくびっくりする。)

「オレの前で泣いてくれてよかった」の台詞に40歳悶絶。おばちゃんも泣いてくるから(物蔭に退避)。しかし・・・両思いなのに付き合ってない。なんなんだろうこの状態。

そしてつばさの状態を「たぶん大丈夫」って言い切った水島。吹部の人って、一番仲がいいまるちゃんも含めて、つばさと大介が両思いになったって・・知らない・・はず・・。

さらに私が今月一番気になったのは、マネ多能の台詞。
「大介には私らマネがついてるからさ」

私「っていうかさー、本当は『大介には私がついてる』って言いたかったんじゃないのー?やめときなー負け戦だよー」

多能「・・・・・(氷点下の眼差し)」

妄想劇場 終

運動部の女子マネの中で「1%の下心もない」なんて人、ほっとんどいないと私は思っているんですが。学生時代に女子マネだった私が言うんだから間違いないです。夫は当時の部員でした。まぁ下心だけで勤まるほど、楽な仕事ではないんですが。

まるちゃんが、恋する女子高生の顔になっていて微笑。実るといいなぁ。案外水島みたいなキレッキレの男子には合うかも。

来月は野球部秋の大会パートでしょうか。ではまたやってきます。
| ときぞう@道央 | EMAIL | URL | 13/06/22 21:48 | RhsIrMls |
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