2009,08,05, Wednesday
最近、「大正野球娘」という小説が人気があるそうです。内容はそのままで、大正時代にお嬢様がチームを作って野球をする話だとか。
そのうち読んでみるつもりです。
大正時代の女子野球について資料は全然持っていませんけれども、一つ面白いエピソードを紹介します。
かつてプロ野球に三原脩という監督がいました。西鉄時代には個性的な選手を率いて1956,57,58年と日本シリーズ三連覇を果たすなど、名監督の筆頭に上がる人物です。
その三原さんに最初に野球を教えたのはなんと資産家の娘さんだったそうです。
小学校時代の三原さんは草野球に熱中していたのですが、そこに三原さんの姉の友人が加わります。彼女はどこを守らせてもうまく、とりわけ投手をさせると誰も打てませんでした。
その上、お嬢様育ちでありながら男勝りの性格と気っぷの良さで、三原少年たちのリーダーに収まってしまった、というのです。
三原監督が自著で「私が野球にのめり込むきっかけ」とまで書いた女性。現代に生まれていたら相当すごい選手になっていたかもしれません。
三原さんは明治44(1911年)生まれ。少年時代というと1920年代。つまり大正年間に当てはまります。
というわけで、大正時代に女子野球チームがあってもいいんじゃないか、と思っています。
参考文献「魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ」(立石泰則著)
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