「クライマーズ・ハイ」(映画版)
映画「クライマーズ・ハイ」をDVDで観ました。
これまでに横山秀夫さんの原作本、NHKドラマ版は観ていたので、これで制覇?したことになります。



以下、原作との違いをつらつら書きます。
NHKドラマ版を見たのは5年前なので、細かい記憶なし。

<原作との違い>
悠木の指示がきっかけで交通事故死した望月のエピソードは全てカット。
そのため、望月の従姉妹の投書のエピソードも消えました。

その代わり?に、初日の事故現場を見て憔悴した神沢が事故死します。
葬儀のシーンがあっさり流されたのでみんなが冷たく見える。

工学部出の玉置と女性記者・依田は統合されて一人のキャラクターに。
NHK版でも省かれた玉置。ちょっと気の毒。

悠木は淳と不仲ではないが、離婚で妻に引き取られた模様。
娘もいたはずだがカット。「娘は阪神の真弓ファン」という設定は淳のタイガースシャツに残ることに。
そして、なぜか淳はオーストラリアで家庭を持ち、農場主に。

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と、細かい違いはありますが、おおむね原作に沿った流れ・見せ場が展開されます。

悠木演じる堤さんほか、役者さんの演技は素晴らしい。
新聞社のあわただしさ、社内での世代間の対立、デスクとして無数の決断を迫られる悠木の苦悩。
よく再現されていると思いました。

山登りのシーンが多いのも良し。
衝立岩は本当に絶壁で、何人ものクライマーが亡くなったのもうなずけます。

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この映画で特に名演だと思うのは、白川社長役の山崎努さんと安西役の高嶋政宏。
白川社長の暴君ぶりは映像にすると際立ちます。
秘書のケツに回す手の嫌らしいこと、嫌らしいこと。
記事そっちのけで犬選びしてるところは寒気のする名演技ですね。

高嶋政宏さんは二枚目だと思っていたので、安西のような不器用で口下手な役が似合ってて意外でした。

色々細かいところは気になりますが、再現度の高い映画だと思います。
| 映画 | 21:01 | comments (0) | trackback (0) |
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