映画「GODZILLA」(ハリウッド再リメイク版)感想 ネタバレあり
観てきたので、感想書きます。
→公式サイト

○前置き
幼い頃は、男の子の例外に漏れず「ゴジラ」「恐竜」にあこがれていました。
世代的には「VSシリーズ」を映画館で観ていましたね。

VSシリーズ……「ゴジラVSビオランテ」(1989年)~「ゴジラVSデストロイア」(1995年)までの一連の作品。
個人的に一番面白かったのが「ゴジラVSキングギドラ」

で、1998年のハリウッド版「GODZILLA」も鑑賞したのですが、
あまりのひどさに、正直あまり覚えていません。
エンディングテーマの「Come with Me(Puff Daddy)」のほうが記憶に残っている始末。

何より「VSデストロイア」で「自分の中でゴジラは終わった」というのが大きいのかもしれません。
当時中学生のくせに、ませてますな。
実際、2000年以後のゴジラはほとんど観ていません。

あ、2004年の「ファイナルウォーズ」はエンタテイメントとして素晴らしかったです。
怪獣のドンパチが心ゆくまで観られますからね。
(あと北村一輝の快演も光る……「やっぱマグロばっか食ってるヤツはダメだな」って台詞には心の中で拍手喝采した)。
しかし、平成1ケタの「VSシリーズ」を超える印象はなかった。

10年がたち、ハリウッドが再リメイクした、と聞いても期待はしていませんでした。
しかし、公開後しばらくするとなかなかの好評のようで。
そこで重い腰を上げてみた次第です(何様)。


○あらすじ
1999年、日本の原子力発電所で突如地震が発生。
所員だったジョー(ブライアン・クランストン)は運転停止に踏み切るも、
時すでに遅く原子炉は崩壊。ともに働く妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を失う。

それから15年、ジョーは日本にとどまり独自の調査を進めていた。
あの原発事故はただのメルトダウンではない。「地中の何か」が原因だと、ジョーは妄執に近い確信を抱いていた。
軍の爆弾処理班員の息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)とともに、放射能汚染区域に侵入。

そこで二人が見たものは、巨大な生物の繭だった……。


○感想
やればできるじぇねえかハリウッド(何様)。

前回、1998年でダメダメだった部分を全てクリア。
そして怪獣映画として、ゴジラとして押さえるべきポイントを押さえ、
もちろん単独の映画として見せ場を作っている。

以下、思いつくまま挙げてみます。

1998年版ゴジラのダメダメ
・ゴジラをエイリアンみたいな見た目にする→当然ダメ
・フランスの核実験で巨大化→一番核実験してんのはアメリカさんでしょ
・非常に素早い。隠れたりするのがうまい→怪獣王なんだからどっしり構えろ
ミサイル2発で死ぬ→論外
・マグロばっか食ってる

2014年版ゴジラのいいところ
・オリジナルに忠実なデザイン(鳴き声も忠実)
・体内に原子炉を持つ
・米軍の攻撃など毛ほどもきかない
・放射能の熱戦を吐く
・善悪や人智を超越した存在。ムートー(今作のライバル怪獣)を倒すことしか頭にない
・なかなか全身をあらわさない。真打ちは遅れてやってくるもの

ムートーはつがいで登場。
交尾して繁殖するという、結構ありそうでそんなにないタイプの怪獣です。
つまりこの映画は、リア充に対する独身の嫉妬が裏テーマとも言えましょう(違う)。

デザインもカマキラスとアメリカのエイリアンを折衷したようで(メガギラスも混じってるか?)、
不気味かつ強そう、でもゴジラほどじゃなさそう、という絶妙なバランス。

上で「ゴジラがなかなか全身をあらわさない」と書きましたが、
日本版と一緒で、「じらし」が非常にうまい。

まず名前、それから背びれを出して泳ぐ姿。
それからビル街を闊歩する巨大な足。
ときて、ようやく全身。そして咆哮。
久々に「らしい」ゴジラを見た気がしました。

あと、特撮も非常に良かった。

怪獣が激突する中でにげまどう人々、というシーンがいくつかあったんですが、
全体が違和感なく収まってましたね。

好きなのは橋のシーンかな。
児童を乗せたバスが走っている中で、ゴジラと軍隊がぶつかるところ。

あと橋の上を通る電車に、飛来するムートーが襲いかかるところ。
(ただ、どうもこれは「ガメラ 大怪獣空中決戦」のギャオス空襲シーンの影響を受けている可能性大……ま、多少のオマージュはね?)

古き良き怪獣映画を、今の技術を使って良い作品にしていると思います。
続編の制作が決定したのも納得です。

でも、残念なところもいくつかあって。

・冒頭の原発事故。自分は気にはならないが、被災した方はどう受け取るんだろうか。
 ちょいとわかりやすい風刺になりすぎているような気もする。
芹沢博士を演じる渡辺謙の無駄遣い
 終始口を半開きにして驚いているか、後は「ゴジラ」の名前を初めて言うシーンしか印象にない。
 大俳優なんだから、もうちょっと役割があってもいいのでは。
・夜の戦いが多く、ちょっとわかりづらい。決戦は昼でも良かったと思う。

まあ重箱の隅レベルです。

前作の反省を生かして、ここまでの映画ができたんだからいいと思います。
あとは、これが現代のちびっ子の記憶に残ればいいな。
自分が見たときは、家族連れがあんまりいなかったけど。

そして日本の映画関係者の皆さん。
アメリカがここまでできたんだから、次は本家の実力を見せて欲しいです。
私は、見に行きますんで。
| 映画 | 21:36 | comments (0) | trackback (0) |
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