青空エール41話感想(別冊マーガレット2012年8月号)
青空エール41th感想



別冊マーガレット最新号の青空エール感想です。
ギスギスした部活パートが戻ってきた……きっと前号でイチャイチャしたツケが来たんだな。
これまでのお話はカテゴリからご覧ください。

新年度が始まり、今月からつばさたちは2年生。
意外にもバレンタインすっ飛ばしましたね。
せっかくなので、最新号を読む前にトランペットパートにどんな1年生が来るか予想してみましょう。

(1)上手くて華のある女子
中学3年間でレギュラーしか経験してない、自信ありまくりのタイプ。
香織先輩とめちゃめちゃ衝突することに。
(2)下手だが健気な男子
つばさの男版。自分の1年前を思い出して色々世話を焼くつばさに勘違いしてしまうパターン。
(3)ホスト系、八重歯、優男
あ、これは「高校デビュー」でした。

ちなみに単行本10巻は7月25日発売。10巻に7月号までの話が収められている(確か)から、
本誌を読み始めたい人は10巻→8月号の順番がおすすめ。



カラーページは、試合中のマウンドで打ち合わせする城戸と山田。
城戸は甲子園に立つ夢を見たらしい。
適度にがんばる派だと思ってたので、意外だ。

その城戸君、2年生は脇田さんと同じクラスになれるかどうか非常に気にしている。
やっぱり好きだったんですね。
城戸、脇田、山田、つばさは揃って同じC組。なんという運の良さ。
でもつばさにとっては城戸はどうでも良さそう。
だって真っ先に山田を探して、次に「ひまりちゃんもいる!!」だけだし。ひでえ。

まるちゃんはD組、水島はE組。
でも家族より長い時間会ってるからいいんだって(練習時間の長さがわかるセリフだ)。

新クラスでの自己紹介。
山田は「特技はバントとフライの処理、課題はバッティングと内角の捕球です」との事。
インサイドワークや盗塁阻止とかはどうなの?

つばさは「特技はTpがちょっとできます」と言いますが、山田が「ちょっとってことないよ!」と訂正。
この瞬間、クラス内でこの二人は誤解されたと思う。

放課後、吹奏楽部に新1年がやってきます。
白翔は入部希望者にオーディションをやるのが通例らしい(初心者のつばさは例外)。

オーディションは杉村先生の前で行います。
そこで希望する楽器を吹き、先生が適性を判断。
その結果、希望と違う楽器に回されることもあるのです。
厳しいけど、どこの学校にもある現実です。
音量のバランスを考え、各パートに適切な人数がいないといい合奏はできません。

水島は「1年といっても全員エリート なめられないでね」とつばさに釘を刺す。

トランペットパートにまずやってきたのは、やや癖っ毛の男子。
つばさには適当に返事しますが、水島にはやけに素直。

唇の形を見た水島は、「あいつは使える」と判断。
実際ハイトーンもハイB♭(高い音域の事です)まであがる実力。
パーリーは「戦力になる」と太鼓判。

他に、森先輩に誘われたという女子と、山根先輩の妹(背が高い)が加入。
どちらも実力は問題なしの模様。

この3人が正式に入ると、ペットパートは合計9人。
つばさが5~6人の大会出場メンバーに入るのは非常に厳しい。
「3rdは絶対やってみせる」と決意を新たにするのですが。

翌日のC組。
脇田さんは部活に燃えるつばさたちを見て、自分も何かやりたくなったらしい。
その方がいいですね。最近どんどん影薄くなってるから。
いやでも、部活始めたらますますつばさたちと絡まなくなるか。

つばさは1年男子・瀬名の指導を受け持つことになります。
水島も教えますが、パーリーの仕事で抜ける時はつばさが指導するわけです。

ちなみにもう二人、佐竹、山根のんは桜沢、香織先輩が教えることに。
のん、て。すごい名前。姉は百合子なのに。ご両親に何があった……。
「あの子は僕にとって のんのん様なんです!」
(意味分からない人は、武富健治さんの「鈴木先生」4巻読んで下さい)

瀬名君、つばさの中学の後輩にあたりますが、つばさが中学では吹奏楽部ではなかったので面識なし。
つばさが高校から吹部経験者だと知った瀬名は「白翔がそんなんでいーんスか?」とあからさまに馬鹿にした態度。
まあ、気持ちはわかる。下手な先輩の言うことを聞く気にはなかなかなれません。

水島先輩に憧れて入部したという瀬名。
1年だけのおしゃべりで「自分より下手な人にいろいろ言われんの納得いかねー」とぶちまける。
それを聞いてしまうつばさ。

前号が恋愛色強かったぶん、今月はキツイですね。
まあこっちの展開の方が俺は好みですが。部活の人間関係生々しくて。

翌日の朝。
「うまくても白翔でしかやってない事とか 礼儀とか教えれることあんじゃね?」
いつもながら山田のナイスフォロー。

放課後、瀬名の指導開始。
今日の練習は足上げロングトーン(片足を上げて、1つの音を長く吹く)から。
……もしかして、吹奏楽部が下にジャージ着用なのはこの練習のためなのか?

それを見た瀬名は、「や…ちょっとかっこわるいッスね」
さすがのつばさも頭に来たらしく、「基礎大事だし 先輩に対する態度なってないよ!!」と怒鳴ります。
生まれて初めてスーパーサイヤ人に人に怒ってしまったらしい。

自分はこういう練習をやったことはありませんが、意図はわかります。
腹筋を鍛えるためです。
遠くまで届く音を出すには、強い息を楽器に送り込むこと。
そのためには腹筋を鍛える必要があります。
音を出しながら、片足を上げたままにするのは腹に負荷がかかりますが、こうやると筋力がつくわけですね。

鍛えなくても音は出ます。しかし、距離を離して聞くとぼんやりとしか聴こえない。
うまいところは耳を圧するような演奏しますね。
繊細な部分もしっかり聴こえてきますよね。
それには基礎が大事です。

自分がやったのは頭、背中、かかとを壁にぴったりつけての音出しですね。
これも結構しんどいですよ。

厳しいところだと、運動部顔負けに腹筋やランニングをするらしい。

思ったより腹筋が弱い瀬名。
上手いといっても新1年、才能だけで吹けていた面もあったのでしょう。
つばさは自分が教えられたように、しっかり鍛えることにします。

その後も「返事ちゃんとして 部則読んで」とかなり厳しく(水島曰くちょっと偉そうに)接する。
ロードワーク中?の山田も「先輩っぽい顔になったんじゃね?」と言います。

ほんとに 少しずつ 「先輩」になっていけたらいいな

翌日、気分良く部室に来たつばさですが、いるのは佐竹、山根妹のみ。
二人は「瀬名くん 辞めたいって言ってるんです…」

以下次号。

<感想>
4月号の山田のセリフを思い出してみましょう。
「なんで2年はなんもしてないのにオレらをキライなの?」

これと同じ事が起ころうとしているわけですね。
別に嫌いではないのです。
しかし高い目標がある以上、限られたポジションを争う相手である以上、仲良しではいられないのです……。

先輩に嫌な事をされた記憶があったとしても、
いざ自分が後輩に接すると嫌な人間になるってことはよくある事で。

瀬名も根性がないと言えばないが、高1だしね……。

次号、つばさがどうするかはもちろん、香織先輩が先輩らしいことをするかどうかも気になる所。
「私パーリーじゃないし〜苗字もないし〜」と言い放って丸投げする可能性もあるが。

<青空通信>
登場人物が簡単な楽器紹介をしてます。
ユーフォニアムを三石さんが紹介……でもあなたチューバですよね。
というか8巻以降本編でさっぱり出番がな(ry

<俺物語一行感想>
驚異! しゃべるTシャツ!

<今月の河原先生>
自分が今ショートカットブームです。
| 漫画・本::河原和音「青空エール」 | 22:23 | comments (0) | trackback (0) |
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