プログラマが主に少女漫画を語る

マーガレット通算2000号ということで、今回は特大号です。
月刊誌だと特に理由もなく毎回「特大」って言ってますが、
今回のマーガはほんとに特大です。


マーガレット 2018年 4/20 号 [雑誌]

花男、パフェちっくの番外編、
往年の名作をとりあげた日めくりカレンダー、
何より雑誌自体のページ数がすげえ。
613ページ！　月刊誌なみ。

これからも楽しませていただきます！

これまでの感想は
⇒漫画・本 マーガレット

◎作品感想
◆椿町ロンリープラネット やまもり三香
初詣後半戦。

洋ちゃんと一心のことはズバズバ指摘しちゃう暁先生。
その割には、自分の恋愛は不器用ですよね……
悟郎さんのサポートが必要なくらい……
とは、言ってはいけない。
人間、自分のことは見えないものだから。

次回は先生の父親の話になりそう。

◆花より男子　特別編 神尾葉子
新ドラマ「花のち晴れ～花男 Next Season～」とのタイアップ企画。

正直、花男は苦手です。
道明寺があまりにも暴力的すぎるので。
あと、序盤の「男4人が女子1人をよってたかっていじめる」という
構図もちょっとね。
そこをつくしがやり返して、スカッとする漫画ではありますが。

でも、今回みたいに、つくしに純情一途なところは、
いいヤツなんですよね。

それにしても、
オートクチュールだの
一億円のジュエリーだの
プライベートジェットだの、
セレブに関しては、花男がやりつくした感があるね。

◆「パフェちっく！」番外編 パフェが苦い ななじ眺
本編から20数年後、主要キャラは39歳！

大也と風呼は結婚して年相応ですが、
壱は老けてない、奇跡のイケメンおじさん。

今回の主役は大也と風呼の娘さん。
壱にホレちゃう話です。

こんなシワのない39歳いねーよ、なんてヤボなツッコミしてはいけない。

相変わらず少女を振り回す、罪なイケメン。
でも独身。
少女漫画の当て馬は、
いつまでもヒロインを想ってなければいけない。
セオリーとはいえ、20年以上は長すぎやしないか。

でも、これで壱が風呼の娘とくっついたら、
それはあからさまに風呼の代替である。
なんとも背徳的ですが、それはそれで読んでみたい気もする。

◆ふつうの恋子ちゃん はつこいのつるぎくん ななじ眺
パフェちっくの番外編があるので、
今回の恋子ちゃんは短め。
剣くんの初恋の話です。

4・5歳のころ、
ショッピングセンターのボール遊びで気になった女の子。
それが剣くんの初恋。
実は恋子だったというオチですね。

ヒロインとヒーローが、
お互い知らないうちに実は出会ってました、
という少女漫画の定番です。

こういう「エピソード0」的な話は、
わざとらしくて興ざめするんでやめてほしい派ですが……。
ジェラシーに燃える恋子ちゃんが可愛いくて美味しすぎるのでOK。

◆永遠に使える! 日めくり名言カレンダー
エースをねらえ！
ベルサイユのばら
は読んでみようと思いました。

保健室のおばさんって、マーガ作品だったんですね
(ドラマだけ知ってた……「神宮寺 におうぞ」ってセリフ)。

◆乙女の放課後 安理由香
ハーフ女子と英語教師の恋。

今は「ダブル」っていうんじゃなかったっけ。
まあいいや。

先生との恋愛もの、今は描きづらい世相と思いますが、
がんばっていただきたいです。

◆つまさきだちのアリス 吉田夢美
吉田先生の新連載。

今回は、年下の中学3年男子と、その叔父さんがヒーロー。
ダブルヒーローどっちもヒロインと年齢差があるという、
異色の設定です。
捻ってていいですね。

この場合、
ヒロインとの学校との風景が描けないのがネックですが、
そこをどうするか楽しみ。

叔父さんのバーテン姿は決まってる。
毎回カクテル出してくれると、
知識が深まっていいですね。

◆ショートケーキケーキ 森下suu
座敷わらしが、ちゃんと学校に行ってたのが驚き。
それも、かなり偏差値の高そうな学校に。

理久の母親探しは進まず。
千秋の理久へのべったりぶりは今回も顕著。
「一緒にオフロ入る？」とか、もうあからさまにアッチ系を狙ってますが、
面白いのでOK。

学生寮は卒業の季節。
3年の女子先輩が去り、
1年男子が登場。

そしてもう一人、藤吉蛍という女性。
理久の姉らしい。

理久の実母は、高校生くらいで理久を産んでるので、
実の姉とは考えづらい。

結婚してて、今のダンナの連れ子、と考えるのが自然か。

今回からSCCは月イチ連載。
アナログドロップと同じですね。
1回ごとのページ数が多くなるんなら、それもいいかも。

◆メイちゃんの執事ＤＸ 宮城理子
色々話がごちゃごちゃしてたけど、
幼児水着のインパクトでどうでも良くなった。

◆いけないこと、しよ？ 碧井ハル
今回のいけないこと：保健室のベッドで2人で寝る。
……ごちそうさまです。

それより、一瞬出てきた保健室の先生が
ボインボインで大層エロかったです。
あんな先生のいる高校に通ってみたかった(もう遅い)。

保健室って利用カード出すんですね。
そりゃそうか。

◆アナグラアメリ 佐藤ざくり
とりあえず仲直りしてU○J。
そのあとはホテル、指輪プレゼントされてイチャイチャ。
帝斗、大学生か社会人ばりの彼氏力である。

耳当てに抵抗するあたりは、彼も男子ですね。

◆アナログドロップ あいだ夏波
虎治郎を押し込み強盗から助けて、
重傷を負う亜紅。

83年から消滅し、そのまま死ぬかと思われましたが、
実はミッション達成ということで延命。

次回は、時計男の正体がわかって新展開ですね。
たぶん、また83年に戻るんでしょうが、
今度はどんなルール・どんな制約があるのか楽しみです。

◆矢神くんは、今日もイジワル。 藍川さき
仁科くん、楓のいないスキに
雫に告白しちゃうの回。
「すぐに返事はいらないから」って、当て馬の典型的セリフだな。

雫さん家でご飯まで食べてる仁科くん、
相当ブラコン弟と仲いいんですね。

◆空色レモンと迷い猫 里中実華
渚と大和、2人きりのクリスマス。
付き合ってもないのにこういうことができるのは、
学生ならではですね。

ホールケーキじゃなくてレモンケーキ作るのは、
地方色があっていいです。

そして、2人がいい感じなったこのタイミングで、
幼なじみの涼くん登場。
先が読めません。

◆愛が死ぬのは君のせい 桃森ミヨシ×鉄骨サロ
一墨の中にいる宇宙人的存在？に「ワルツ」という名前がついた。
状況は進まず。

そして、新しい宇宙人的存在？が登場。
今度は瞬間移動できるらしい。

今のところ面白いとも何とも言えないんですが、
少なくとも説明しづらいのは確か。

◆バツイチＪＫ 足立原光莉×小野友里恵
ひなちゃん実家に預けてから学校行くんなら、
初めっから、ヒロインの母親とひなを養子縁組させた方がいいんじゃ……。

◆神様のえこひいき 小村あゆみ
ケンタママが主役。
実はケンタママ→弥白ママ、だった。
でも、学生時代に告白したりせず、
フツーに結婚して、弥白ママとはお隣同士で現在に至る。

もう、BLと百合をぶち込みすぎてカオスだ……。
でも面白い。

というのも、恋愛感情に関して真剣に向き合って消化しているからなんですね。
決して、BLと百合をただのネタにしてないんです。

ふざけると真面目を両立させてる漫画です。

◆春は短し恋せよ男子。 椎葉ナナ
「私ができること　なんでも言ってください」
うん、青年漫画ならエロ展開待ったなしのセリフ。

◆瞬間グラデーション ひろちひろ
晩夏の夏祭りお手伝い編。

御徒町くんの元カノ(自称)登場。
これがまた美人です。肩なんて出しちゃって。

でもヒロインのノースリーブのがかわいい。

いかにもって感じのライバル登場ですね。

◆セイフクの女王様 花松あやか
ラストで「別れよう」宣言。
これは、もうすぐ終わりかもしれませんね。

テーマがSMと尖りすぎてるので、長続きは難しいか……。

◆彼氏サマにはあらがえない 須賀千夏
彼氏宅にお泊まり、後半戦。
イチャイチャタイムでお姉さんが登場、というお約束展開。

やる・やらないのギリギリのラインを攻める漫画ですが、
最終回までにするのか・しないのかは気になるところ。

◆きみはこわれた王子くん 雪森さくら
キャンプ(林間学校)でイチャイチャ回。

正直、よくあるダブルヒーローもので軽く流し読んでる程度なのですが、
ヒロインの赤面顔は中々良かったです。
ごちそうさまです。

◆円谷さん家 あだち
人間椅子ネタが「セイフクの女王様」とかぶってますね。
むろん偶然でしょう。

◆うしろにＳ子さん 森ゆきえ
うざい神様の回。
ドッグフードむさぼり食い。
キツネにお手して、ドヤア……。

実は、神様とキツネのコンビは「神様のえこひいき」とかぶってるのですが、
素材が同じだけで、面白さの見せ方が全然違う。
漫画家さんはすごいなと思う。

◆あざらし七変化 にとりささみ
まず、あざらしがどうやってコンビニの店長になった。


◎その他
僕に花のメランコリー
神宮寺の密事

は、お休みです。

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