2018,02,25, Sunday
川端先生の新連載が始まるということで、
今月からKISSの感想も書いてみます。
EKiss 2018年4月号[2018年2月24日発売] [雑誌]
元々
・カカフカカ
・こいいじ
・東京タラレバ娘
・涙雨とセレナーデ
は単行本で読んでましたが、
本誌を手に取るのは初めて。
まあ、読んでる雑誌が多くなったので、
いつまで続くかわかりませんが、
お付き合いいただければ幸い。
一部の作品は飛ばしてます。
これまでの感想は
⇒漫画・本 KISS(キス)
◎作品感想
◆『世界で一番早い春』川端志季
1ページ目からたまげました。
川端先生はエンターテイナーですね。
別マを離れて、YOUとのダブル新連載。
どうなるかと思ったけど、先生はやっぱすごい。
主人公は、大ヒット作品を手掛ける女性漫画家。
が、そのネタは一切自分で考えておらず、
高校生の漫画同好会の先輩♂のネタ帳を頼りにしたものだった
(先輩は夭折)。
行き詰まった主人公が、
宅呑みで酔ってスッ転んだら、
懐かしの先輩のいる高校時代?にタイムスリップしてしまい……。
という話です。
1ページ目の告白、
「宇宙をかけるよだか」が大ヒットしてしまった
川端先生ご自身の心境とだぶらせたのかしらん……
そんな単純な話があるはずないんだけど、
一瞬勘違いしてドキッとしたあたり、
先生の術中にはまっているのかもしれない。
ストイックな先輩のキャラクターもいいです。
隔月なので待つのが長いですが、次も楽しみです。
◆『こいいじ』志村貴子
丸ごと、河田さんと義姉の秋恵さんの回想。
まめさん等は出てきません。
7巻まで読んでて、
キャラクターが多すぎて頭に入りきらないんですが、
1つ言えるのは秋恵さんはオトコ好きのする顔です。
あの地顔の困り顔というか泣き顔がね、
ほっけない気分にさせる。
それはそれとして、
こいいじのいいところは
「大人が、いい年してみんな迷ってるリアルさ」にあると思いますが、
同時に、読む方としては
誰に軸を置いていいか、わからなくなる。
通常の漫画だったら、
主人公が色恋で迷ってるときには、友達や年上が的確なアドバイスをしてくれる。
でも、この漫画はそんなメンターになる人がいない
(ゆめ姉さんには失礼だが期待できない!)。
そこが限りなくリアルなんだけど、
読むときには、困ってしまいますね。
ところで、最後のページにテーブルに置いてあるのは
明るい家族計画、なんでしょうか。
◆『カカフカカ』石田拓実
亜希が長谷さんと付き合うことに。
恋愛漫画のセオリーだと、
これは本行と最終的にくっつく前フリですが……。
本行がダメ男すぎるから、読めない。
ヤるだけやって、好きとは言わない。
そんな男、やめといた方がいいに決まっている。
けど、少女・女性漫画で絵になるのは
「優しい人」「イイ人」よりも
「悪い男」「つかみどころのない男」なんですよね。
不思議だけどそうなんです。
長谷さんは単純にイイ人ではないけどね。
付き合うなら、めんどくさそうな母親をどう相手するかという問題もある。
今回印象的だったのはのりちゃん。
自分自身を愛している。他人からも愛されているのを疑わない。
幸せな人生を送れるのは、こういう人だと思う。
漫画の主役にはならなさそうですが。物語にならないんで。
◆『おひとり様物語』谷川史子
転勤の彼氏についてく・ついてかないの選択。
ありきたりな結末にならないあたり、さすがベテランの仕事だと思う。
好き=ついてくる
好きじゃない=ついてこない
男は白黒つけたがるが、そんな単純ではない。
やはり少女・女性漫画には割り切れない人生の面白さが詰まっている、と思う。
◆『幸子、今日も生きてます』柘植 文
「中年女子画報 44年目の春」でこの作家さんを知りました。
ショートでいい味出してるんですよ、柘植先生は。
私、いい年を通り越してますが、
常備菜など作ろうとも思いません。
あと味噌投げる必要ないでしょ。
◆『タラレBar』東村アキコ
これはこれで面白いんだけど、最近先生が
ご意見番的ポジションに行きそうで、余計なお世話だけど心配。
先生はいつまでも漫画家でいてほしい。
あと、先生はホームセンターリュック男に恨みでもあるんですかwww
単行本でもネタにしてましたよね。
リュック男が童貞臭くて女に免疫がないのは認める。
悔しいけど。
今月からKISSの感想も書いてみます。
EKiss 2018年4月号[2018年2月24日発売] [雑誌]
元々
・カカフカカ
・こいいじ
・東京タラレバ娘
・涙雨とセレナーデ
は単行本で読んでましたが、
本誌を手に取るのは初めて。
まあ、読んでる雑誌が多くなったので、
いつまで続くかわかりませんが、
お付き合いいただければ幸い。
一部の作品は飛ばしてます。
これまでの感想は
⇒漫画・本 KISS(キス)
◎作品感想
◆『世界で一番早い春』川端志季
1ページ目からたまげました。
川端先生はエンターテイナーですね。
別マを離れて、YOUとのダブル新連載。
どうなるかと思ったけど、先生はやっぱすごい。
主人公は、大ヒット作品を手掛ける女性漫画家。
が、そのネタは一切自分で考えておらず、
高校生の漫画同好会の先輩♂のネタ帳を頼りにしたものだった
(先輩は夭折)。
行き詰まった主人公が、
宅呑みで酔ってスッ転んだら、
懐かしの先輩のいる高校時代?にタイムスリップしてしまい……。
という話です。
1ページ目の告白、
「宇宙をかけるよだか」が大ヒットしてしまった
川端先生ご自身の心境とだぶらせたのかしらん……
そんな単純な話があるはずないんだけど、
一瞬勘違いしてドキッとしたあたり、
先生の術中にはまっているのかもしれない。
ストイックな先輩のキャラクターもいいです。
隔月なので待つのが長いですが、次も楽しみです。
◆『こいいじ』志村貴子
丸ごと、河田さんと義姉の秋恵さんの回想。
まめさん等は出てきません。
7巻まで読んでて、
キャラクターが多すぎて頭に入りきらないんですが、
1つ言えるのは秋恵さんはオトコ好きのする顔です。
あの地顔の困り顔というか泣き顔がね、
ほっけない気分にさせる。
それはそれとして、
こいいじのいいところは
「大人が、いい年してみんな迷ってるリアルさ」にあると思いますが、
同時に、読む方としては
誰に軸を置いていいか、わからなくなる。
通常の漫画だったら、
主人公が色恋で迷ってるときには、友達や年上が的確なアドバイスをしてくれる。
でも、この漫画はそんなメンターになる人がいない
(ゆめ姉さんには失礼だが期待できない!)。
そこが限りなくリアルなんだけど、
読むときには、困ってしまいますね。
ところで、最後のページにテーブルに置いてあるのは
明るい家族計画、なんでしょうか。
◆『カカフカカ』石田拓実
亜希が長谷さんと付き合うことに。
恋愛漫画のセオリーだと、
これは本行と最終的にくっつく前フリですが……。
本行がダメ男すぎるから、読めない。
ヤるだけやって、好きとは言わない。
そんな男、やめといた方がいいに決まっている。
けど、少女・女性漫画で絵になるのは
「優しい人」「イイ人」よりも
「悪い男」「つかみどころのない男」なんですよね。
不思議だけどそうなんです。
長谷さんは単純にイイ人ではないけどね。
付き合うなら、めんどくさそうな母親をどう相手するかという問題もある。
今回印象的だったのはのりちゃん。
自分自身を愛している。他人からも愛されているのを疑わない。
幸せな人生を送れるのは、こういう人だと思う。
漫画の主役にはならなさそうですが。物語にならないんで。
◆『おひとり様物語』谷川史子
転勤の彼氏についてく・ついてかないの選択。
ありきたりな結末にならないあたり、さすがベテランの仕事だと思う。
好き=ついてくる
好きじゃない=ついてこない
男は白黒つけたがるが、そんな単純ではない。
やはり少女・女性漫画には割り切れない人生の面白さが詰まっている、と思う。
◆『幸子、今日も生きてます』柘植 文
「中年女子画報 44年目の春」でこの作家さんを知りました。
ショートでいい味出してるんですよ、柘植先生は。
私、いい年を通り越してますが、
常備菜など作ろうとも思いません。
あと味噌投げる必要ないでしょ。
◆『タラレBar』東村アキコ
これはこれで面白いんだけど、最近先生が
ご意見番的ポジションに行きそうで、余計なお世話だけど心配。
先生はいつまでも漫画家でいてほしい。
あと、先生はホームセンターリュック男に恨みでもあるんですかwww
単行本でもネタにしてましたよね。
リュック男が童貞臭くて女に免疫がないのは認める。
悔しいけど。
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