別マデビュー前の河原和音先生について調べてみた
河原和音先生の別冊マーガレットデビューは、
1991年4月号の「彼の一番好きなひと。」

雑誌のインタビューによると、

(初めて)投稿してみたら期待賞というデビューには至らない賞で、
「ここを直した方がいい」と添削がびっしり。
ガーンと落ち込んだんですけど、
「ここを直したらデビューできるんだ」って都合よく捉えて、
ガムシャラにがんばってました。

(中略)

一生懸命描いたら、次の投稿作でデビューできた。


とのこと。

河原和音キュン泣きメモリアル(エンタミクス2016年10月号)

その1作目はいつ頃で、どんな作品だったの?
というのを調べました。

結論。ハッキリわかりませんでした。
ごめん。

91年3月号から88年月号の別マを調べましたが、
別マまんがスクール(投稿作のページ)で「河原和音」という名前が見つからない。

当時は別のペンネームだったかもしれず、
そうなると、お手上げです。

ただ、もしかするとこの人では? というのは見つかりました。

別マ1990年4月号
「PINK」
北海道 河原貝帆(17)
激励賞(初)


北海道で河原姓。
先生は72年生まれなので、年齢も合致。
もしかするとコレが1作目のことなのかな、と思います。

ただ、激励賞なので、先生の言う「期待賞」とは食い違いますが。

ちなみにコメント。

話のテンポが走りすぎで心理描写が浅い。
特にラストはあっけなさすぎる。
絵は表情がよく出ていてイキがいいが、まだ硬く繊細さがない。
若々しいパワーは買えるので、もう少し細かさを身につけてね。


確かに、添削はビッシリされてますね。
名前だけの投稿者が大半の中で、
添削されるだけ評価されている、と言えます。

気になる方は、1990年4月号の別マ209-211ページをご覧ください。
絵も1カットだけ掲載されてます。

余談ですが、河原先生と同世代の高梨みつば先生は、
90年3月号の「LOVE LETTER」が初投稿。
当時15歳で激励賞獲得。すごい。


◎リンク
漫画・本 河原和音「素敵な彼氏」
漫画・本 河原和音「青空エール」
漫画・本 その他の河原和音作品
| 漫画・本::その他の河原和音作品 | 22:34 | comments (0) | trackback (0) |
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