2017,02,22, Wednesday
別冊マーガレットsister(シスター) 2017年 01 月号 [雑誌]: 別冊マーガレット 増刊
別マsisterをきちんと読むのは初めて。
以前、河原和音先生の読み切り(すきになったよ……「素敵な彼氏」3巻収録予定)が目当てで
買ったことはありますが、
シスターそのものを目的に買うのは初めてだ……。
どんどん深みにはまっている気がする。
男が少女漫画にはまって、その先にナニがあるんでしょうね?(知らん)
シスターは、ベテランの読み切りと、若手の短期連載で構成された雑誌です。
短期連載から別マ本誌(ややこしいな)に昇格する作品があるかもしれないし、
ないかもしれない。
◎[レイニーガール]南塔子
自分を雨女(だと思っている)少女と、自称晴れ男の話。
出だしから最後まで、だれるところなく読ませる。
ヒロインのコンプレックスの解消と、
ヒーローと恋に落ちる過程がテンポよく描かれている。
南先生は、安定してますね。
あと、ヒーローがよくあるサワヤカイケメンじゃないのもいい。
顔のいい男を好きになるのは、
男からしたら、当たり前すぎてなにも面白くないんでね
(男の読者なんざ対象外だと思いますが)。
告白をラスト一歩手前にもってくるのも、捻っていていいです。
漫画と関係ないんですが、
前作「ReReハロ」第11巻(最終巻)の宣伝のアオリ、
『忘れられないクライマックス』とある。
確かに忘れられないラストでしたよ……
(主に性的な意味で)。
いつまでも最終回を持ち出して申し訳ない。
◎[長女Aの初恋。]アルコ
「そんなかんじで長女A」
うまい方の作品は、出だしのモノローグから引きつけるものがある。
一行で書くなら、苦労人タイプのヒロインの話です。
弟・妹の世話しないといけない……というのは、手垢がつきまくった設定ですが、
生活感を出して「ああ、似たようなの読んだことあるわ」とならないようにしてますね。
「俺物語」があれだけ受けたのは、
河原先生の原作と、
アルコ先生のキャラクター作り・思い切った作画がかみ合った結果だと思います。
◎[ギャルジャポン]シタラマサコ
化粧のことがサッパリわからん男ですら笑える。
◎[放課後クローニー]小夏
幽霊が堂々と出てくる話。
それだけなら珍しくないけど、先生と幽霊の少年のダブルヒーローというのが面白い。
以下は短期連載陣。
◎[パタパタ姫(プリンセス)]明生チナミ
この先生の「インスタント彼氏」が好きでしてね~。
WEB連載にしとくのは勿体ない。
オザキアキラ先生と同じく、ギャグとときめきを両立させうる、
稀有な漫画家だと思う。
ただ、時々、顔が崩れすぎる気が……
気合いの入ったコマと、そうでないコマの差がありすぎじゃないか。
とにかく一番期待しているので、頑張って別マに来てください。
◎[ダーリングブルー]ともすえ葵
男女の付き合う前、お互いが気になる微妙な関係を最も描けている作品。
「膝枕した時の耳の裏っかわ」、中々フェチな視点でいいと思います。
ジャージをクンクンするのはもっといいと思います。
◎[繋-kakeru-]寿ジュン
スポーツ(部活)かつ、シリアスとシュールさを微妙にブレンドした、
独特な味わいの作品。
◎[あなたとおとなごと]木岐彩香
ネジが外れてるというか、ピンボケしてる人は好き。
◎[ピエロとライオン]加藤朱々
ヒロインの顔が「りぼん」だと思いました。
目が大きい。
◎[あのこが泣いた]荒井はる那
女子2人の友情の話です。
男からすると興味深く読めますね。
男子2人で計4人、メインキャラがやや多いが、3話でどうまとめますか。
◎[スイートガール・ストレンジボーイ]森川ヨヨ
作者さんはニュージーランド出身らしい。
お話しはコメディですね。
一見不良だけど実は純情少年、というのはよくあるので、そこから一捻りをお願いしたい。
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