NHKドラマ「坂の上の雲」12回、ユーフォニアム登場シーン
NHKドラマ「坂の上の雲」12回に軍楽隊が登場しましたね。
そこにユーフォニアムが出てきたので、そのことについて書きます。
ドラマ自体の感想は省略。素晴らしいことは皆さん充分ご存知ですよね。

あまり画像は出したくありませんが、ユーフォが出てきたシーンはこちら。
時間で言うと33分ごろ。


さて、日露戦争(1905年)当時、ユーフォは日本の楽隊にも取り入れられていたのでしょうか。
三浦徹さんの「うまくなろう! ユーフォニアム」によると、この楽器はすでに日本に伝わっていたらしいです。

1869(明治2)年、薩摩藩主・島津久光が、ベッソン商会から吹奏楽団一式の楽器を購入。
これを薩摩藩士35人に与え、横浜・本牧にある妙香寺にて日本初の楽団を作らせました。
最初のユーフォニアム奏者は尾崎平次郎惟徳(ただのり)という18歳の若者。
劇中の奏者は、この尾崎平次郎の指導を受けた人たちだった……なんて妄想も楽しいものです。

以下、さらにマニアックな話。

演奏してる人は、ユーフォの一番管の外側に右手親指をひっかけていますね。
これはユーフォニアム奏者の三浦徹さんの著書「うまくなろう! ユーフォニアム」にも書かれた正しい持ち方です。

しかし、私がこれをやるとベル側に関節がひっかかって窮屈なんです。
多分変なクセがついてしまったんでしょう。

NHKドラマとなれば、一瞬の登場でもプロを使うはず。
このシーンで演奏している人たちも、持ち方をおそろかにしない実力ある奏者だと思われます。
| 吹奏楽 | 22:39 | comments (0) | trackback (0) |
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