青空エール45話感想(別冊マーガレット2012年12月号)
別冊マーガレット2012年12月号掲載の、青空エール45回の感想です。


これまでのお話はカテゴリからどうぞ。
ちなみに俺物語は休載です。


まずは小ネタを一つ。

******************

つばさ「そろそろ、瀬名君のトランペットにニックネームを考えなきゃなァ」
瀬名「いいですよ! そんな格好悪いの…!! マジで!!!」
つばさ「……」
瀬名「かっ…考えなくていいですよーーー!!」
つばさ「『げろしゃぶ』か…『マルティネス』だな…!」

瀬名(ど…どっちもかなりイヤだけど…『げろしゃぶ』だけは絶対にダメだ…!! 『げろしゃぶ』はダメだーーー!!)
つばさ「やっぱー『げろ」
瀬名「マルティネスがいいなァ!!」
つばさ「え…!? マルティネスがいい…!?」
瀬名「うん!『マルティネス』ってすごく気に入りました すごくセンスがいいですよ!」

(センスがいい)

つばさ「わたしも…そー思ってたんだよーっ!
ウフフフフフ! 今日から瀬名君のトランペットはマルティネスだァ!」

******************

※マルティネスって誰? って方は「君に届け」1巻読んでください。
 というか全体的にわからない方は「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん」を読んでください。
 そして今月号とは何の関係もありません

登場人物紹介に城戸が。
前号憎まれ役を買ってでたのがきいたのか。

吹奏楽部、野球部とも大会が近づきました。

吹奏楽部 8/7にコンクール札幌地区大会。
上位に食い込めば北海道大会です。

吹奏楽コンクールは、県によって勝ち上がりのシステムが微妙に違います。

地元・岡山県ですと、
県大会→中国大会→全国大会
いきなり県大会なのは、北海道と比べると参加チーム数が少ないからなんですね。
ただし、中学の部だけは県大会の前に地区大会が最近できたらしい。

野球部 6/27から南北海道大会札幌地区予選。
面積の広い北海道は、都道府県大会の前にまず地区予選(ブロック予選とも)があります。
昨年はブロック予選決勝で、山田の悪送球がきっかけにサヨナラ負けしました。

つばさと山田、それぞれの目標を確認しあいます。
つばさはコンクールメンバーになり、普門館で演奏すること。
山田は試合に出て甲子園に行くこと。

足のケガの影響はないと言い切る山田
「オレはスタメンなるよ 小野もスタメンだぞ!!」
こういう言い間違いってなかなか直らないんだよな。

つばさはやる気十分。
朝、課題曲を歌いながら起床。
自分も中学の時は学校から帰りながら歌ったなあ。

朝練には一番乗り。校舎から、グラウンドの山田に手を振ります。
どうみてもカップルです本当に(ry

水島からピッチ確認でダメ出しされる。
「pでやってるのにだんだん大きくなってる 腹筋がまだ足りてない ただ小さい音出してるだけ」
厳しい。pは難しいんです。

pは「弱い」という意味ですが、ヘロヘロの弱々しい音ではいけません。
pでもしっかり聴こえないといけない。
とはいえ、音量を絞るとどうしてもヘロヘロになるわけで……そこを解消するのは日々の練習と強い腹筋です。

教室でも水島に言われたことを整理。
その意気込みを感じた脇田さん、
「テストのノートはまかせな! つばさはコンクールに集中しな!!」と頼もしい。
いい人です……けど、ノート係がアイデンティティってのも、どうよ。
彼女が視点のサブストーリーも作りにくいし、仕方ないのか。

ついでに野球部2人のノートつくりも引き受けます。
これは山田や城戸のためじゃなく、
「山田が甲子園行くまで彼女作らない宣言している→つばさがかわいそう」だかららしい。
つまり城戸はどうでもいいということですね。

よき友人の支えもあって、つばさのスキルは向上。
水島から「もしかしたら 今年本当にメンバーで使うかもしれない」とまで言われます。
順調にデレてきている……。

一方の山田、二塁への盗塁阻止の送球を失敗。セカンド頭上を大きく越えてしまいます。
一瞬自分がケガした時のプレーがフラッシュバックしたようです。
足そのものは回復したようですが。

ここでマネージャーが「14秒6」と言ってるのは、おそらくベースランニングでしょう。

野球部は南北海道大会のベンチ入りメンバー18人を発表。
城戸はなんと16番ゲット。
しかし山田は呼ばれず……。

そうとも知らず、練習後、つばさは山田に「メンバーになれるかもしれない」と報告。
山田は「うれしーわ!! オレが!」と笑顔。
心中穏やかではないでしょうに。

野球部は初戦の大英商業戦を5回コールドで突破。
学内掲示板にスコアが書いてますが……アレ?

白 23402=11
大 01001=2

9点差で5回コールドはない。10点差でしょ。
相手が試合放棄すれば別ですが、放棄試合は厳密には何点差でも9-0で勝利となります。
河原さんはあまり予選を観ないのか(甲子園では点差によるコールドがない)、それとも単純ミスか。
こういうのは編集さんが気づかないと。

ま、細かいことはさておき、この試合は城戸が投げたらしい。
相手は9人ぎりぎりの弱小チームだそうですが、2年から公式戦で投げられるなら大したものです。
城戸、意外にやる。

つばさは山田の活躍ぶりを聴きますが、
「大介は出てねーよ 今回ベンチに入れてねーんだよ」
地方大会(予選)の間はベンチ入り選手の変更もできない。
つまり、山田が試合に出るには、チームが甲子園出場を決め、そこでメンバー変更を待つしかありません。

「私 知らないよ それ」
自分だけ浮かれていたと気づいたつばさは大ショック。
「言いづらかったんじゃねーの」
城戸、言い方に遠慮がないな。本命じゃない女子相手だとそんなもんか。

つばさ、練習後、雨の中をグラウンドへ突っ走る。
そこにいた山田に向かって
「ベンチ入れてないって……知らなくて……」
「試合とかきわどいプレーになると怖くて体が固まるんだよな やっぱ1回ケガすっとこえーわ」
山田、イップスにかかったらしい。
一瞬のためらいが勝負を分ける野球では、これは致命的。

そんなことより、つばさは山田が自分にメンバー入りできなかったことを話さなかったのがショックだったようで。
「大介くんも私に弱音吐いてよ……大介くんの弱音もききたいよ」
「オレ 小野に話すと泣いちゃうからな」
病院のときみたいにな。

つばさは、泣きながら「私は大介くんを応援したい 負けないで」と励ますのでした。
ここで安易につばさを抱きしめたりしないで、
「ひでーなー (雨で)制服くさくなるぞ」と辛気臭くならないのが、山田のいいところだと思う。

つらいときは打ち明けてほしい 雨のときは一緒にぬれてたい

つばさのモノローグ。
うわぁ恥ずかしいぃ(くさっぱらでのた打ち回る犬の心境)。
こういうせりふを見ると、自分は少女漫画読んでるんだ……おっさんのくせに……、ってすげえ自分が場違いな感じがする。

山田は「オレにも意地があんだよ 小野の前でそー何回も泣きたくねんだよ」。
男の子ですから。

翌日の野球部の練習。
捕手の山田、再び盗塁阻止の場面がきますが、今度はきっちり走者を刺しました。

野球部は順調に勝ち抜き、ブロック予選決勝。
正念場を迎えます。以下次号。


<今月の河原先生>
今月は漫画いっぱい買いましたー!

<単行本情報>
11巻は今月22日発売。

早くも新1年瀬名が表紙に登場。
何なんだこの扱いの良さは。そしてどことなくドヤ顔。殴りてえ。
| 漫画・本::河原和音「青空エール」 | 09:11 | comments (0) | trackback (0) |
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