プログラマが主に少女漫画を語る

表紙＆巻頭カラーは「サクラ、サク。」。


別冊マーガレット2022年6月号

表紙は陽希と井竜。
ダブルヒーローはやっぱり映える。

格闘マンガ「グラップラー刃牙」でも、
主人公の範馬刃牙が
「好きなんだ……大の男2人並べて
さァどっちが強えんだ？
……みたいのが……ね」
と、言っている。


グラップラー刃牙 21巻

つまり、
「大の男2人並べて
さァどっちが好きなんだ？
……みたいのが……ね」
ということです。

※違います

これ以前の感想は
⇒漫画・本 別冊マーガレット

◎作品感想
◆[サクラ、サク。]
咲坂伊緒
夏休み、メインキャラクターの少年少女はみんなバイトしてる。
立派だなあ。

それはさておき、夏休みなら口実をつけていくらでも会えそうに思うけど、
そうしない咲が奥ゆかしい。

◆[君に届け 番外編～運命の人～]
椎名軽穂
最終回

お泊まりで意気込むくるみですが、
赤星は「梅 急ぐなよ」と。
はい、100億点満点。
別マはこれがいいです。

まだ出てきた白装束。
怪しいけど、それなりにいい人になってる。

「思ったよりだいぶ長くなってしまいました」と椎名先生。
お疲れ様でした。

◆巻頭スペシャルゲスト企画1
なにわ男子 大橋和也くんが少女まんがの原作に挑戦！
作画は幸田もも子先生。
キャララフは次号公開だそうです。

◆巻頭スペシャルゲスト企画2
『サクラ、サク。』PV制作記念★　咲坂伊緒先生×miwaさん スペシャル対談
読んでいません。

◆[きみの座る青いイス]
ことのは紬
読みきり

5月になってもぼっちな高2女子。
席替えで「その席に座るとキラキラした青春」が送れるというジンクスに賭ける。

ヒロインの髪が、グラデーションかかってて凝ってますね。
見開きを見せ場にもってくる、良かったです。

◆[お姉ちゃんの翠くん]
目黒あむ
16ページの雨に濡れた翠くんに、
目黒先生のこだわりを感じる。
鎖骨、首すじ。

相合傘ならぬ相合カーディガン。
これは意識せざるを得ない。

◆[アイマイミーマイン]
結木悠
あきらと天宮の初デート。
「ドキドキさせてやる」と、普段より乙女風味にふるまうあきら。

いちいちヒロインが勝気なのが、
この漫画の味だと思う。

◆[きよく、やましく、もどかしく。]
アリハラナオ
始業式に騒いでた罰として、
保育園ボランティアに行かされる円城寺。
ついてくる藤井。

「僕が子どもで遥ちゃんが先生役ね」
別マで幼児プレイを持ち出すド変態は、藤井しかいない。

小さい男の子って、やはりしょうもないイタズラするんだな、と。

◆[太陽よりも眩しい星]
河原和音
朔英と神城の映画デート。
いとこが絡むことも、たまたま鮎川くんと鉢合わせることもなく、
幸せそうでした。

神城が、不器用ながらも朔英に意思表示しているのが印象的でした。
やはり、他に好きな子がいるようには見えない。
そんな器用なタイプではないと思う。

1つ疑問があります。
朝8時ごろ開始の映画観て、食事して、気が付いたら夜の7時。
……君たち、フードコートに何時間いたん？

「はっきり言うけど、小学生じゃなく男としてみてほしい」
神城、ここまで朔英に言っといて、
実はいとこや他の女性が好きだったとわかった日には、
集英社に抗議しますよ私は。

※集英社は悪くありません

12話でたぶん3巻のラストだから「これからどうなる？」的なヒキがあるかと思ったけど、
意外に幸福感たっぷりの話でした。
学祭の告白イベントでアクシデントが起こる気もするけど、
それは誰でも考えつくことなんで、たぶん違うでしょう。

映画館のある商業施設になんで約11時間もいたかなんて、
ささいなことなのです。
河原先生は、話の流れで夏から冬まですっ飛ばす人ですから。
細かいことは気にしない。

たぶん買い物とかしてた。
朔英の買い物は長いんだ。たぶん。

25ページ「岩田がジョイコンで佐藤殴ったのは覚えてるよ」
ジョイコンは、ニンテンドースイッチについてるコントローラー。
スイッチの発売開始は2017年だそうなので、
2人が小学生の頃の思い出として話していても、違和感はない。

(2017年は5年前。
2人はいま15-6歳だから、
ジョイコン事件は10-11歳のことだったのだろう)

それにしても、スイッチが出たのはつい最近の気がする。
時の流れは早い。

◆[柊先輩とおふたりさま]
水野美波
もえみから告白して、先輩も満更でない状況。
ラストでパパが帰ってきたけど、
そこをクリアして付き合いそうな予感。
やはり、最近は付き合うまでに移行するのが早い。

「同居してるしあまり本気にはならないようにしてて～」
先輩、高2にしてこの冷静さ。

◆[恋のようなものじゃなく]
南塔子
未仁と千耀、地域貢献活動で幼稚園へ。
おままごとで「興信所」って……
初期のクレヨンしんちゃんみたいだ。

※「クレしん」は青年誌の月刊アクション連載で、
　初期は割と大人向けのネタが多かった
　ひろしとみさえが夜の生活してる時に、しんのすけが起きて邪魔する、等

いい雰囲気の2人、さて流絃はどうする。

◆[うちの弟どもがすみません]
オザキアキラ
告白した糸は一応フられた形になったけど、
どうやら源はテレくさいだけらしい。
これはこれで美味しい状態。

洛「出たよ この経験無し男め」
そういう君は経験あるのかい？

ラスト、部屋にこもりきりの柊が出てくる。
妙にデカいけど、糸が小柄なのか。

◆[消えた初恋]
原作：ひねくれ渡　作画：アルコ
青木と井田、大学受験後のホテルの夜……は「割愛」。
別マらしいと言えるし、
あまり細かく描かれても、
それはそれでどう読んでいいか分かんないし。

そして、合格発表待ちの春休み。
青木はいいヤツだし、あっくんと橋下さんもそうだし、
この漫画は友情物語としても充分面白い。

次回、最終回。
人気が高いうちの幕引き、いいと思います。

◆[君がトクベツ]
幸田もも子
アイドルのタマゴ時代の皇太と叶翔の話。

「皇太がセンターで自分は二番手がいい」という叶翔。
ジョジョ3部のホルホースですね。

皇太がすぐ泣き出すのは昔かららしい。

◆[今、恋をしています。]
八田鮎子
みりあ、両親のいない野田宅にお泊まり編。

色々想定して身構えてしまうみりあ。
顔芸が面白い。本人は必至だけど。

野田、するのかしないのか事前にはっきりさせなさいよと思うけど、
漫画的にははっきりしない方が面白いわけで。

◆[天使だったらよかった]
中河友里
まーた周囲を振り回す憂奈。
冷静に考えると、夏瑚がどうして映画館にいたとわかったのか疑問なんだけど、
そこは言わぬが花。

クールに徹した先輩の対応はお見事。

◆[黒猫くんを飼い慣らしたい]
紗織
ネコみたいな男子2号、登場。
小袋、ネクタイの結び方覚える気なさそうだな。

◆[川底どんちゃん騒ぎ]
柏木シュワ
町内会てんやわんや。

私も「世にも奇妙な物語」のタモさんが好きです。
※最後のページの担当さんコメント参照

◆[ラブ解き 別マ探偵団](読者投稿コーナー)
後回しにしない方法。
机に向かってれば、そのうちやる気が出てくる。
たぶんね。

◆別マ作家のプライベートをネホハホ！
6月号は六日なのか先生。
フリーでアプリケーションエンジニアをやってらっしゃるそうで、
フリーランスで働くってすごいと思う。
まず仕事とってくるのが難しい。

◆別マまんがスクール オンライン大会レポ
6月号の講師は、柳井わかな先生。

Q.コマわりのコツは？
A.基本は「ちびまる子ちゃん」を意識しています。
変形ゴマの使用は最低限に、
吹き出しの位置は、読者の視線を上下させないようS字に配置します
(以下略)

吹き出しひとつとっても、プロの配慮があるんだなぁ。

◆プロから教わる骨格診断＆タイプ別コーデ
巻頭カラー企画
講師：二神弓子先生
イラスト：千秋ミツル、犬？(文字が潰れて読めない)リコ

若い読者さん向けの企画ですね。
骨格は、ストレートとウェーブとナチュラルの3タイプあるそうな。


◎別冊ふろく [別マBABY vol.18]
表紙；清水奏良

◆[ただいまお取込み中です]
清水奏良
新連載

「先生」のことが好きな生真面目ヒロイン。
それに気づかれた男子に、秘密にしてもらうよう必死になる。

「先生」はたぶん1話のとっかかりだけの出番だろうけど、
どうして好きになったのか、
切なさも描かれてて良かったです。

「四月一日(わたぬき)」
漫画あるある、珍しい苗字を使いたがる。

◆[ネオンサイン]
六日なのか
新連載

舞台が歌舞伎町、ヒーローは超売れっ子のホストで
ヒロインは21歳大学生という、別マではかなり珍しい構成。

紫陽のビジュアルは色気あって文句なしなので、
あとは2話以降の展開でしょうか。
デビュー作が即新連載とはすごい。

◆[チート能力は恋に使えますか？]
月奈子
ミッション：臨海学校で際どい水着で先生をオとす
むろん失敗。
ヒロインがほどよくおバカで楽しい。

新キャラのメガネ教師、なかなかにアブノーマル。
メインの男が先生しかいないぞと思ったら、
次回でDKの新キャラ出るみたいです。

◆[かわ様がおしえてあげる]
カニマスクキミヨ
バンドとかやってそうな先輩が出てきた(偏見)。

◆[リコちゃんとささみ]
有永イネ
麦茶を補充しないやつは重罪だよ。

◆[いいコなこのコ] 青衣ショウ
読みきり

男女の入れ替わりもので、
それだけならたまにあるけど、
あるタイミングで入れ替わったり戻ったりするという、特殊な話。

複雑な設定を使いつつラブコメをする、
なかなか難度の高い作品。

ただ、複雑な設定のためキャラクターや話そのものを追うのに集中できない感じもありまして。
前後編ぐらいのボリュームだと良かったかも。

◆[宅配お兄さんとワンダフルサマー] 海乃虹
読みきり

バイト先で一緒に仕事する宅配ドライバーのお兄さん、
チャラいとみせかけて実は、な話。

花子のくだりから、
お兄さんのキャラクターの掘り下げにスムーズにつなげてるのはうまい。
ときめいてるシーンのトーンの濃淡？　というのか、良いですね。

◆[陰キャ降臨] 凹沢みなみ
読みきり

陰キャを脱出すべくバンドを結成するも、足を引っ張り合う男子3人。
さすが凹沢先生、マシンガンなみの小ネタで笑わせてきますね。
かっぱフェス実行委員会のオッサンは、
なんであんなにデカいのだろう。

◆[美雨ちゃんは元カノコンプ。] 春江ひかる
読みきり

ヒロインは、彼氏の元カノが気になってネットで逐一チェックしたりする、重めの子。
そしてヒーローも激重。
というか大胆すぎる。

ラストの図書室のシーン、
見開きかつ変則コマが効果抜群でした。

◆[オーダー後のキャンセルは禁止です] 春乃結衣
読みきり

居酒屋バイトの話。
あんな胸元さらけ出してる店員さんいないよ、
なんてツッコミはヤボです。

バイトリーダーがあんなしょい込む必要があるのかはさておき、
開始3ページでキャラ付けできてるのは良い。


◎別マまんがスクール掲載作品
Webサイトで公開中。
別マまんがスクール結果発表 | まんが投稿 | 別冊マーガレット 公式サイト

◆[校舎裏の猫が死んだ] 鳴宮苑
648回別マまんがスクール デビュー賞

引き込まれるイントロ、画風、背景の描きこみっぷり、
何よりも味のあるキャラクター。
何者にも染まっていない、まさに奇才。原石。
次回作も楽しみです。

◆[ランドスケープを追って] 永山ろく
648回別マまんがスクール デビュー賞

チャリ通(自転車通学)で気になる男子の話。
夏のカルピスみたいにサワヤカな話です。
自転車がずっこけるシーン、人も一緒に描いてくれたらもっと良かった。
でも、描くのは難しそうですね。


◎次号
表紙＆巻頭カラー
[太陽よりも眩しい星]

最終回
[消えた初恋]

ふろく
[消えた初恋]完結記念
描きおろし着せ替えコミックスカバー
※紙版限定

巻頭スペシャルゲスト企画
１）なにわ男子　大橋和也くんが少女まんがの原作に挑戦！　第2回
２）佐藤栞里さん×太陽よりも眩しい星　推しトーク

新連載
[覆面系ボーイフレンド]
倉瀬しの

新連載
[りぼんの縁結び]
明生チナミ

センターカラー
[うちの弟どもがすみません]
[今、恋をしています。]

最終回
[天使だったらよかった]

別冊ふろく　[別マBABY vol.19]

読みきり
[秘密の光くん] しみずりさ
[サイキョーのおとめ座] 井田葉子
[アオハル・オール・オーバー] 伊藤りかばり
[シャル・ウィ・シング！] 原作：卯木有　作画：七星郁斗
※第8回 別マ新人まんがグランプリ ネーム部門 デビュー賞受賞作


◎裏表紙
アニメ「アクダマドライブ」。
ちょいちょい広告になる。

2022/6 アニメ「アクダマドライブ」
2022/5 声優百年食堂
2022/3,4 舞台「アクダマドライブ」
2022/1,2 声優百年食堂
2021/12 声優百年食堂
2021/11 花の都に虎(とら)われて＆シークレット・ハウス～恋の相手はトップスター！？～(いずれも中国ドラマ)
2021/10 KAWS TOKYO FIRST(ニューヨークのアーティストの展覧会)
2021/6-9 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/5 コミック「miroirs」(ミロワール)(白井カイウ/出水ぽすか)
2021/4 ときめきは、すぐそばに。(セブンイレブンのオリジナルアニメ/キャラ原案：椎名軽穂)
2021/2,3 舞台「幽☆遊☆白書」DVD
2021/1 チェブラーシカ
2020/11,12 アクダマドライブ
2020/10 アニメ映画「ふりふら」
2020/9 実写映画「ふりふら」
2020/8 アクダマドライブ
2020/4-7 声優百年食堂
2020/3 映画「サヨナラまでの30分」
2020/2 声優百年
2019/11-2020/1 チェブラーシカショップ
2019/6-10 声優百年
2019/5 ちびまる子ちゃん
2019/4以前は数ヶ月チェブラーシカ

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