プログラマが主に少女漫画を語る

表紙は「ジェンダーレス男子に愛されています。」。
巻頭カラーは「ゴールデンラズベリー」。


FEEL YOUNG(フィールヤング)2021年6月号

「女の園の星」2巻、
とっても面白いので皆さん買いましょう。

卒アルの話(1/7)#女の園の星　#和山やま　#試し読み pic.twitter.com/vlRys9z8Y8

— 巻5/8発売和山やま［女の園の星］公式 (@onna_sono_Hoshi) April 16, 2021

これまでの感想は
⇒漫画・本 FEEL YOUNG(フィール・ヤング)

◎作品感想
◆ゴールデンラズベリー/持田あき
持田先生の話は毎回パワフルなんだけど、
それ以外にすごいと思うのが2つ。

1つ、表紙の構図がすごい。
今回の巻頭カラー、あんな体勢でケーキ食わせるなんて。
あんな構図、何を参考にして描くんだろうか。

2つ、人が沢山出てくる。
撮影の場面の見開きですね。
めちゃめちゃ大変そう。

「初めて恋をした日に読む話」でも
ユリユリのとりまき4人もいて超めんどくさいと思うんですが、
きっちり描かれますからね。

セリフ回しは言うまでもなく。

塁「自分でも驚くほど めちゃくちゃヤリたいです」
毎度のことながら、ヒロインが勇ましいね。

◆ジェンダーレス男子に愛されています。/ためこう
アニキはカワイイ系がお好き。
「Kポ」というのは「K-POP」のことと思われ。

◆大川ぶくぶのお日記させていただく。/大川ぶくぶ
「Taku Nakano CeramicArts☆南青山スタジオ」にて、
陶芸体験。

ついにコミックスが出ます。
毎月のページ数の少ないエッセイで
コミックスが出せるのがすごいことです。

◆後ハッピーマニア/安野モヨコ
カヨコの探偵業スタート。
チーム制とか講習があるとか、妙にリアリティあります。
取材されたんでしょうか。

1ページ目の「今日パーティいかなあかんねん」
「ごっつええ感じ」のコント「MR.BATER」ですね。
懐かしい。

◆わんぱく日仏ファミリー！ おとうさん、いっしょに遊ぼ/じゃんぽ～る西
唐突の半魚人。

◆違国日記/ヤマシタトモコ
朝、調べ始める。
「お父さんはどんな人」
「お父さんに愛されてるって思う？」

死人を調べてどうなるものでもないですが、
劇中でしょーこが言ってるように、
知りたい気持ちを止めることはできない。

◆やわ男とカタ子/長田亜弓
モモは強引だし藤子に対してトゲがあるけど、
話を進めるにはああいう人がいた方がいいんですよね。

河原和音先生の「素敵な彼氏」のエリハがそうですが、
主人公をたしなめるキャラというのは重要。

◆こっち向いてよ向井くん/ねむようこ
チカの「(向井くんとのSEXは)不快ではない」評価にもにょる向井くん。

「女性は(中略)本質的に弱者なの
そういう場で女の子が求めてるのって
テクニックよりまず気遣いだと思うんだよね」

男の陥りやすい間違いですね。
だいたい、AVで過激なプレーが多いのが問題なのである。
ゆったりしたムードの作品を作ってもらえませんかね。

向井と坂井戸さんはいい雰囲気なんだけど、
最終的にはくっつくのだろうか？

◆転がる女と恋の沼/芥文絵
予想通り、美樹さんはデートじゃなく仕事ってオチでした。

「チケットとるのに足りない10円貸してくれたの
当時公衆電話がチケット取りやすいって言われてて……」
そうなんだ。
携帯電話もってない頃の話ですね。

◆中学聖日記/かわかみじゅんこ
「もう帰ってこなくていいわ」
聖ママのセリフ、これはこれで優しさではあるね。
もう好きにしろってことで。

どんな作品でも、母娘関係というのは難しい。

◆そろえてちょうだい？ ぷらす/いくえみ綾
医者でイケメンって、
神様は不公平すぎやしませんかね。

◆ビューティフル・エブリデイ/志村貴子
最終回。

かりん、大学生になったらエッチ解禁宣言。

「合格発表したら
その足でラブホ行こうね」
女性にすごいセリフ言わせますね。

◆アヤメくんののんびり肉食日誌/町麻衣
椿先輩の院試の結果を、
アヤメくんが先に知ってしまう。
口をすべらせないために、先にタイから帰国しようとします。

「僕は未来で待ってます」
「うん 必ず… 必ず会いにいく！」
「明日の撤収作業もいてもわらないと困るから
先に帰国はしないでほしい」

ロマンチックなセリフからの現実。
この落差、いいね。
椿先輩、院試合格おめでとう。

◆私たちが恋する理由/ma2
大島さん、喫茶店のイスが窮屈そう。

◆カノジョは今日もかたづかない/加納梨衣
深川さんの前の職場にも、
怒鳴る人がいたと思われる。

まあ、そういうのは性分なので。
バカと同じで死ぬまで治りません。

◆あさっての皮算用/秀良子
男2人と同居。
少女漫画なら胸キュンのシチュエーションですが、
この作品はめんどうごとばっかり。
実際そうだと思う。

◆当然してなきゃだめですか？/シモダアサミ
最終回。

TL作家のするかしないか問題。
結局、しませんでした。

「しないとしてもかかりつけの産婦人科がいた方がいい」
って話が劇中であります。
ここが女性の大変なところですね。

男も前立腺がん等ありますけど、
かかりつけの泌尿器科をもつことはないですね。

◆はぐちさん/くらっぺ
小さい会社は離職率も高い。
人数が少ないので仕事量が多くなり、
ガッツとスタミナが必要なのはたしか。

◆女の園の星/和山やま
星先生、熱を出す。
40.2度って口を開けて(;^ω^)
シャレにならねえ。

用意してあったのはおかゆではなく、カレー。
「おいしいけど 今じゃない……」

ついに、ついに星先生の奥様が登場。
顔は隠してるけど。

独身時代にデートしてた頃、
実家では風邪をひいたらカレーという星先生に
「じゃあこれから三津彦くんが風邪ひいたら
カレー作ってあげるね」
「結婚しよっか」

なんか、男前の女性ですね。
愛されてるなあ、先生。

蠅帳(はいちょう＝テーブルの食卓にかぶせるやつ)って
昔の家でしか見たことないんだけど、星先生夫婦のマンションにはある。
どっちかの実家から持ってきたのだろうか。

◎次号
新連載＆表紙＆巻頭カラー
「ジーンブライド」高野ひと深

最終回
「こちらから入れましょうか？…アレを」

「私の少年」で話題になった高野先生、
フィーヤンに登場。

コメント受付を停止します。海外からスパム投稿が多いため。

http://kodawari.sakura.ne.jp/blogn/tb.php/2523