プログラマが主に少女漫画を語る

Vol.39と40が、
ザ マーガレット2020年冬号に相当。

表紙＆巻頭カラーは「赤とピンク、ハートにキラキラ」。
ざくり先生の読み切り。


ザ マーガレット電子版Vol.40

これまでの感想は
⇒漫画・本 ザ マーガレット

◎作品感想
◆赤とピンク、ハートにキラキラ/佐藤ざくり
主役は沢村さん。
「モジコイネネコイ」で、
みやびママに堂々とケンカうってる、
怖いものなし24歳の受付嬢。

合コンでいい男はおらず、
バッタリ遭ったウーバーイーツのイケメンと仲良くなりますが。

最後、男は幽霊だった、事故死してた、
というオチでいいんでしょうか。
ざくり先生、こういうのも描かれるんですね。

◆円谷さん家/あだち
サンタはいると信じさせよう大作戦。
なんでスプラッタな方向に進むんですかね……。

◆4×4 ～お隣さんは4B男子～/森倉チロル
美女4姉妹とイケメン4兄弟、
なんとも顔面偏差値の高い作品。

今回は、モデルの長女カリスマ美容師の長男の話。
ここから順繰りにカップル成立を描くのでしょうか。

◆ギャルジャポン/シタラマサコ
ayaのどの辺が「カリスマ」なのか、
全然わかりません。

◆僕は小さな書店員 ～倉持真希の場合～/青山はるの
1本目。
燃えろ！　バレンタイン編。

20代ともなると、手作りよりは高級チョコ。
たしかに。

チョコに出会ってからの日記を添える、
なかなか照れくさいやつだな、これ。

2本目。
今、キャバクラ行く文化がサラリーマンにどれほどあるかは疑問。
新型コロナもありますし、かなり減ったのでは。

◆冬眠/萩原さおり
大学生の話。
フラれたので恋愛は「冬眠」してたヒロイン、
ヤケになって呑んだ勢いで、後輩の男の子とワンナイトラブ。

萩原先生は主に別マで活動されている。
別マの主役はほぼ高校生、このようなお話は珍しい。

◆プラマイ0/しちみ
雑務をしてたら学校のドアが全部施錠されてて、
コッソリ泊まることになった男女。

ヒロインがネガティブ、ヒーローがポジティブ、
あわせてプラマイ0がタイトルの由来ですね。

◆三つ星シェフ 一角十造/保奈実
バイト先のあこがれのシェフの秘密は……ツノ！
「すごいよ！　マサルさん」だったら
「生えてるー！(ガビーン)」って突っ込んでるな。

オムライスにツノで切れ込みを入れたから何なんだ、
とか言ってはいけない。

◆このラムネが溶けたら ～やっと君とめぐり逢えたんだ 番外編～/雨花深衣
「マーガレット」でやってた作品の番外編。
バスケ部のコーチとJKの恋。

コーチが20overなのかどうかが気になる。
これだけ高校生と絡んでるってことは、
18か19の大学生なのかもしれん。

◆霞と太陽/小山周
引っ込み思案なヒロインと、クラスの人気者のヒーロー。
この組み合わせは、少女漫画の黄金パターンです。
それだけに、キャラの作りこみや展開には差別化が必要。

ヒロインが空回りするあたりは面白かった。
もう少しパンチが欲しい。

◆先輩は今日も美しい/原作：あめんぼファイバー 作画：鈴木手毬
弓道部のあこがれの先輩。

台詞の随所に弓道の専門用語があり、
原作担当さんに経験があるか、
きちんと取材されてるんだなと思います。
こういうのは好感が持てる。

最初と最後に見開きを使い、
読み手をひきつけてるのもいい。

原作と作画のかみ合った良作。

◆残念男子図鑑/しまあかね
マウント合戦がいつの間にか自虐合戦に。

◆おやすみZOO/鳳梨みき
家出してきたJK、飼育員さんと動物園の一夜。

ロケーションが珍しい作品。

◆迷子とライオン/加納ちさ
高校受験でスベってさらに骨折した少女。
入院してる病院にて、絵描きのお兄さんとの交流。

人生回り道、そんな感じの話です。
シワまでしっかり描き込れた絵に個性を感じる。

◆おおせのままに/木暮ヨウ
玉の輿を狙うJK。
狙いの生徒会長は、なぜか半裸にネクタイ一丁。
しかもどM。

5ページは短い。
もう少しページ数を増やして、
変態ぶりをアピールして欲しかった。


◎次号
2021年春号
3/24(水)ごろ発売予定

巻頭カラー
「マルタの恋」
北野とも

カラー
「4×4 ～お隣さんは4B男子～」
「僕は小さな書店員 ～倉持真希の場合～」

最終回
「まんまるポタジェII ハナ小学生編」
「歌うたいの黒兎」

この号から、紙と電子版が同日発売。

コメント受付を停止します。海外からスパム投稿が多いため。

http://kodawari.sakura.ne.jp/blogn/tb.php/2413