2020,09,19, Saturday
9/18、公開日の夜観てきました。
・原作は、掲載してる雑誌(別マ)を途中から最後まで読んでた
・でも大まかな内容しか覚えてない
・単行本は集めてない
・特集本↓は買って読んだ
(咲坂伊緒先生と河原和音先生の往復書簡目当て)
思い、思われ、ふり、ふられ フィルム&イラストレーションズ
そんな感じの中年男の感想です。
一言でいうと、原作と変えてるところはあるけど面白かった。
興味ある方は、見て損はないです。
画像は、映画館でもらえる入場者特典。
描きおろし番外編です。
◎作品感想
後半、文化祭以降の展開はかなり変えてある。
そこが受け入れられるなら面白い作品。
私は原作を漠然としか覚えてないので、
楽しめたのかもしれません。
由奈と理央、朱里と和臣の2組のカップルの話が中心ですが、
さらに由奈と朱里の友情、
再婚同士の山本家の話もけっこう割かれてました。
100分強で詰め込み気味ではあるけど、
過不足ない印象。
脚本の吉田恵里香さん、
全12巻の内容から重要なポイントを抜き出されてるな、と感じました。
メディアミックスした時の改変は良し悪しがありますが、
ふりふらアニメのは良いと思う。
何がいいかというと、原作で物足りなかったところを補っているから。
原作の後半、朱里と和臣がくっつく・くっつかないがメインになってから
テンポがいまいちと思ってたので
(連載は考えつつ描いてるので仕方ないですが)、
映画はダレなかったなと。
最後まで観て、高校生というのは、青春っていうのはいいもんだなと。
元気の出る映画だと思います。
そして、黒柳トシマサ監督が言われている通り、
大切な人がいるっていいなって気分になれます。
彼氏彼女じゃなくても、友だちや家族、憧れの誰かでもいい。
新型コロナで客席は半減、
興行的には苦しいでしょうが、
1人でも多くの方に見てもらえる事を願います。
◎文化祭の同時告白
作品の山場のひとつである、
文化祭で由奈と理央がお互いを求めて走り回り、
告白するシーン。
ここの再現度は満点。
心象風景でしゃぼん玉がはじけるわ、
BUMP OF CHICKENの挿入歌が流れるわで
(エンディングテーマの「Gravity」とは別)
やりすぎ感もちょっとありますが、
原作の名場面を盛り上げようという気概を感じました。
非常階段を使って高低差を出してるのもいい。
少女漫画的な心象風景は多用されてて、
ガード下で由奈が1回目の告白をしてふられる場面、
その瞬間花が散らばってカラフルな世界になるんです。
これぞ少女漫画という感じです。
◎キャラクター
◆市原由奈(CV:鈴木毬花)
受け身で夢見がちでしたが、
行動していくことでどんどん変わっていく。
下を向いてた少女が、
きれいになっていく過程がよくわかりました。
あの文化祭のデカいわたあめ、
完食できたのだろうか。
◆山本朱里(CV:潘めぐみ)
クリスマス、家族で食事すれば両親の仲も修復できるんじゃないかと、
カレーを作り始めるシーンが印象的。
健気……(´;ω;`)
高1の娘にここまで気を使わせる両親、
もっとしっかりしろよ、とも思いましたね。
母がバツ2で転校続き。
それゆえ人間関係に関して切り替えが早く、大人なふるまいを見せますが、
本心をさらけ出すのは苦手。
恋愛に関して由奈より進んでいるようでいて、
臆病なところもあるんだなと、改めてわかりました。
◆山本理央(CV:島﨑信長)
王子様キャラに見えて、生々しい悩みも持つ少年。
文化祭は王子様の格好のまま告白シーンになだれ込むんだけど、
その方がドラマチックで良いと思う。
由奈が髪型を変えたのにすぐ気づくあたりが、
さすがだな、と。
あと、肉じゃが( ´艸`)
◆乾和臣(CV:斉藤壮馬)
原作だと映画の勉強でアメリカの大学に行きますが、
映画版は京都の大学に変更。
その方が現実的だよね。
◆我妻暖人(CV:堀江瞬)
文化祭で警官コスしてる人。
特にどう、というのではないですが、
優しい声がこれぞ当て馬で、しっくりきました。
そういえば、桜亮介(朱里の元彼)は出てきません。
この尺の長さでは当然ですね。
◎良かった点
季節の経過がわかりやすい。
あじさい、夏祭り、紅葉。
日本っていいですね。
あと水たまりの水面も美しい。
◎ロケーション
背景に代々木上原駅が出たので、
そのへんを参考にしたのでしょうか。
◎ささいな気になる点
◆いきなりケンカしてる理央パパと朱里ママ
再婚同士でいきなり不仲になってて、
唐突感ただよう。
とはいえ、これは少年少女が主役なので、
子どもからしてみれば、大人たちのケンカしてる理由なんて
わかるはずもなく。
◎野郎で行くのを迷ってる人
みんな席を1個ずつ空けて座る、
つまりカップルや友達も離れて座るので
1人でも気にせず行こう。
というか、暗いので誰も気にしてません。
私が観た日は、1人で来てる男性が、私を含めて計3人いた。
オフィス街で21時開始というのもあるけど。
9/19からの4連休が勝負だと思いますが、
こればっかりは、どうにもね……。
・原作は、掲載してる雑誌(別マ)を途中から最後まで読んでた
・でも大まかな内容しか覚えてない
・単行本は集めてない
・特集本↓は買って読んだ
(咲坂伊緒先生と河原和音先生の往復書簡目当て)
思い、思われ、ふり、ふられ フィルム&イラストレーションズ
そんな感じの中年男の感想です。
一言でいうと、原作と変えてるところはあるけど面白かった。
興味ある方は、見て損はないです。
画像は、映画館でもらえる入場者特典。
描きおろし番外編です。
◎作品感想
後半、文化祭以降の展開はかなり変えてある。
そこが受け入れられるなら面白い作品。
私は原作を漠然としか覚えてないので、
楽しめたのかもしれません。
由奈と理央、朱里と和臣の2組のカップルの話が中心ですが、
さらに由奈と朱里の友情、
再婚同士の山本家の話もけっこう割かれてました。
100分強で詰め込み気味ではあるけど、
過不足ない印象。
脚本の吉田恵里香さん、
全12巻の内容から重要なポイントを抜き出されてるな、と感じました。
メディアミックスした時の改変は良し悪しがありますが、
ふりふらアニメのは良いと思う。
何がいいかというと、原作で物足りなかったところを補っているから。
原作の後半、朱里と和臣がくっつく・くっつかないがメインになってから
テンポがいまいちと思ってたので
(連載は考えつつ描いてるので仕方ないですが)、
映画はダレなかったなと。
最後まで観て、高校生というのは、青春っていうのはいいもんだなと。
元気の出る映画だと思います。
そして、黒柳トシマサ監督が言われている通り、
大切な人がいるっていいなって気分になれます。
彼氏彼女じゃなくても、友だちや家族、憧れの誰かでもいい。
黒柳監督より、映画をご覧になる皆様へ。#ふりふら#ふりふらアニメ pic.twitter.com/iXqUcvtt62
— アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』 (@furifura_anime) September 18, 2020
新型コロナで客席は半減、
興行的には苦しいでしょうが、
1人でも多くの方に見てもらえる事を願います。
◎文化祭の同時告白
作品の山場のひとつである、
文化祭で由奈と理央がお互いを求めて走り回り、
告白するシーン。
ここの再現度は満点。
心象風景でしゃぼん玉がはじけるわ、
BUMP OF CHICKENの挿入歌が流れるわで
(エンディングテーマの「Gravity」とは別)
やりすぎ感もちょっとありますが、
原作の名場面を盛り上げようという気概を感じました。
非常階段を使って高低差を出してるのもいい。
少女漫画的な心象風景は多用されてて、
ガード下で由奈が1回目の告白をしてふられる場面、
その瞬間花が散らばってカラフルな世界になるんです。
これぞ少女漫画という感じです。
◎キャラクター
◆市原由奈(CV:鈴木毬花)
受け身で夢見がちでしたが、
行動していくことでどんどん変わっていく。
下を向いてた少女が、
きれいになっていく過程がよくわかりました。
あの文化祭のデカいわたあめ、
完食できたのだろうか。
◆山本朱里(CV:潘めぐみ)
クリスマス、家族で食事すれば両親の仲も修復できるんじゃないかと、
カレーを作り始めるシーンが印象的。
健気……(´;ω;`)
高1の娘にここまで気を使わせる両親、
もっとしっかりしろよ、とも思いましたね。
母がバツ2で転校続き。
それゆえ人間関係に関して切り替えが早く、大人なふるまいを見せますが、
本心をさらけ出すのは苦手。
恋愛に関して由奈より進んでいるようでいて、
臆病なところもあるんだなと、改めてわかりました。
◆山本理央(CV:島﨑信長)
王子様キャラに見えて、生々しい悩みも持つ少年。
文化祭は王子様の格好のまま告白シーンになだれ込むんだけど、
その方がドラマチックで良いと思う。
由奈が髪型を変えたのにすぐ気づくあたりが、
さすがだな、と。
あと、肉じゃが( ´艸`)
◆乾和臣(CV:斉藤壮馬)
原作だと映画の勉強でアメリカの大学に行きますが、
映画版は京都の大学に変更。
その方が現実的だよね。
◆我妻暖人(CV:堀江瞬)
文化祭で警官コスしてる人。
特にどう、というのではないですが、
優しい声がこれぞ当て馬で、しっくりきました。
そういえば、桜亮介(朱里の元彼)は出てきません。
この尺の長さでは当然ですね。
◎良かった点
季節の経過がわかりやすい。
あじさい、夏祭り、紅葉。
日本っていいですね。
あと水たまりの水面も美しい。
◎ロケーション
背景に代々木上原駅が出たので、
そのへんを参考にしたのでしょうか。
◎ささいな気になる点
◆いきなりケンカしてる理央パパと朱里ママ
再婚同士でいきなり不仲になってて、
唐突感ただよう。
とはいえ、これは少年少女が主役なので、
子どもからしてみれば、大人たちのケンカしてる理由なんて
わかるはずもなく。
◎野郎で行くのを迷ってる人
みんな席を1個ずつ空けて座る、
つまりカップルや友達も離れて座るので
1人でも気にせず行こう。
というか、暗いので誰も気にしてません。
私が観た日は、1人で来てる男性が、私を含めて計3人いた。
オフィス街で21時開始というのもあるけど。
9/19からの4連休が勝負だと思いますが、
こればっかりは、どうにもね……。
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