2017,10,30, Monday
河原和音先生の名作「先生!」の実写映画を観てきました。
可もなく不可もなく、です。
原作漫画の要素をうまく活かしているけど、原作とは別モノ。
退屈になることはなかったけど、2時間があっという間、というほどでもなかった。
5点満点なら2.5点~3点ぐらい。
野球なら先発ピッチャーが7回3失点、という感じです。
かなり冷めてる感想なので、映画がとても良かった、
という方は読まない方がいいです。
◎感想
単行本全20巻(文庫版11巻)を2時間の映画にできるわけがないので、
要所を取り出し再構成している。
特に、漫画での第1話をしっかりやってますね。
あとは名場面を拾ってます。
あくまでも原作とは別。
現代のツール(要するにスマホ)が出てきたり、
ある場面でツイッターが使われたりする。
でも、原作を読んだ時に感じたノスタルジー、高校生の不器用さとまっすぐさ、
恋の高揚と痛み、は息づいてたように思う。
河原先生の漫画は普遍的な面白さとメッセージ性がありますが、
そこは失われていない。
ただ……原作を事細かに覚えてて思い入れが強い人は、
観賞はオススメしません。
私は一気読みして漠然と覚えてる程度なので、
いいんじゃないかな、と思うのです。
◎ロケ地
一部で私の地元・岡山が使われています。
2016年冬に10日間ロケしたとのこと。
北海道が舞台の作品なのになんで? と思いましたが、
パンフに「ノスタルジックな雰囲気がある」とあり、なるほどと思いました。
JR岡山駅前こそ綺麗に整備されましたが、
そこからちょっと離れると、ひなびた風景、ようするに田舎である。
海や山も近い。
地方都市を撮るにはいいのかもしれない。
劇中の路面電車、古い橋、ろくに照明のない夜道、どれもなじみ深いものです。
藤岡が響に告白するシーンで使われたのは、JR西大寺駅前のロータリー。
ロータリーといっても、こじんまりしたところです。
ロケ地めぐりする人は、帰りの電車気を付けてください。
30分か1時間に一本なんで。
あと、駅以外に目ぼしいものは何もないですよ。
写真とったらおしまいです。
学校だと岡山学芸館高校・西大寺高校。
学芸館は、吹奏楽部が全国レベルの強豪。
学祭のシーンで演奏してたのは、たぶん学芸館の生徒さんでしょう。
◎パンフレット
河原先生のコメントあり。
脚本は何度も直してもらったそうです。
◎キャスト雑感
◆生田斗真(伊藤貢作)
年の割に老成している伊藤先生の感じは出せてたと思う。
眼鏡ない時の演技がいい。
◆広瀬すず(島田響)
有名な方ですが、演技を初めて見ました。
映画館で隣に座った男子2人も、多分広瀬さん目当てで来てた。
響の純朴かつ一途なところは、つかんでいたと思います。
◆竜星涼(川合浩介)
ラストの伊藤先生宅に殴り込みをかけるシーンは必見。
熱いぜ。
◆森川葵(千草恵)
千草の特徴が良く出てた。
具体的には、ちょっとやかましいくらいの賑やかし。
そして、恋に恋してる子。
写真見ると美人なのに、ああやって脇役の演技もできるのはすごいもんだと思う。
ラストで渡辺渚にあたるであろう男子がチラッと出てきて、
うまいこと原作要素を拾ったな、と思った。
◆比嘉愛未(中島幸子)
ザ大人の女性。
浩介との絡みは最小限。でもこれは尺を考えると仕方ない。
終盤、伊藤先生の○○○○(一応伏せる)のシーンで、
「荷物これだけですか」って言うんだけど、「だけ」ってことないでしょ。
本つめた段ボールがめっちゃあったと思う。
女性からすればそんな感覚か。
◆中村倫也(関矢正人)
驚き顔がうまい。
◆健太郎(藤岡勇輔)
弓矢は百発百中、さすが若君
(アシガールじゃねえから)。
冗談はさておき、原作の藤岡とはだいぶ違うがこれはこれで中々、でした。
原作は色々達観しててあんまり高校生らしくなかったけど、
健太郎さんは普通に学校にいそう、親しみやすい。
それにしても、寝ぐせをちょっと直したような髪型なのに、
絵になるのはさすがモデルさんである。
◆森本レオ(羽柴晶一/校長先生)
ある意味、この映画はレオに始まりレオに終わってます。
◎しょうもない画像
「好きになってもいいです」……なんか上から目線……。
◎映画情報
2017/10/28公開
原作 「先生!」河原和音
監督 三木孝浩
脚本 岡田麿里
音楽 mio-sotido
主題歌 スピッツ「歌ウサギ」
出演
生田斗真(伊藤貢作)
広瀬すず(島田響)
竜星涼(川合浩介)
森川葵(千草恵)
比嘉愛未(中島幸子)
中村倫也(関矢正人)
健太郎(藤岡勇輔)
森本レオ(羽柴晶一/校長先生)
八木亜希子(島田遼子/響の母)
公式サイト
映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』公式サイト
ノベライズ版
先生! 、、、好きになってもいいですか? | 岡本千紘 | 集英社オレンジ文庫
先生! 、、、好きになってもいいですか? 映画ノベライズ みらい文庫版 | みらい文庫の本 | 集英社みらい文庫 miraibunko.jp
◎原作漫画
映画をきっかけに読む方が、一人でもいらっしゃると嬉しいです。
結構暗いんですが、そこが合えばおすすめ。
先生! MCオリジナル
先生! 文庫版 コミック 全11巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
◎リンク
⇒漫画・本 河原和音「素敵な彼氏」
⇒漫画・本 河原和音「青空エール」
⇒漫画・本 その他の河原和音作品
本日公開!
— 映画「先生!」公式 (@sensei_movie) 2017年10月27日
ついに、#先生好きになってもいいですか が公開になりました
みなさま、劇場でお待ちしております
上映劇場一覧はこちら https://t.co/xg4waeA6ds pic.twitter.com/IHOBJN6IoB
可もなく不可もなく、です。
原作漫画の要素をうまく活かしているけど、原作とは別モノ。
退屈になることはなかったけど、2時間があっという間、というほどでもなかった。
5点満点なら2.5点~3点ぐらい。
野球なら先発ピッチャーが7回3失点、という感じです。
かなり冷めてる感想なので、映画がとても良かった、
という方は読まない方がいいです。
◎感想
単行本全20巻(文庫版11巻)を2時間の映画にできるわけがないので、
要所を取り出し再構成している。
特に、漫画での第1話をしっかりやってますね。
あとは名場面を拾ってます。
あくまでも原作とは別。
現代のツール(要するにスマホ)が出てきたり、
ある場面でツイッターが使われたりする。
でも、原作を読んだ時に感じたノスタルジー、高校生の不器用さとまっすぐさ、
恋の高揚と痛み、は息づいてたように思う。
河原先生の漫画は普遍的な面白さとメッセージ性がありますが、
そこは失われていない。
ただ……原作を事細かに覚えてて思い入れが強い人は、
観賞はオススメしません。
私は一気読みして漠然と覚えてる程度なので、
いいんじゃないかな、と思うのです。
◎ロケ地
一部で私の地元・岡山が使われています。
2016年冬に10日間ロケしたとのこと。
北海道が舞台の作品なのになんで? と思いましたが、
パンフに「ノスタルジックな雰囲気がある」とあり、なるほどと思いました。
JR岡山駅前こそ綺麗に整備されましたが、
そこからちょっと離れると、ひなびた風景、ようするに田舎である。
海や山も近い。
地方都市を撮るにはいいのかもしれない。
劇中の路面電車、古い橋、ろくに照明のない夜道、どれもなじみ深いものです。
藤岡が響に告白するシーンで使われたのは、JR西大寺駅前のロータリー。
ロータリーといっても、こじんまりしたところです。
ロケ地めぐりする人は、帰りの電車気を付けてください。
30分か1時間に一本なんで。
あと、駅以外に目ぼしいものは何もないですよ。
写真とったらおしまいです。
学校だと岡山学芸館高校・西大寺高校。
学芸館は、吹奏楽部が全国レベルの強豪。
学祭のシーンで演奏してたのは、たぶん学芸館の生徒さんでしょう。
◎パンフレット
河原先生のコメントあり。
脚本は何度も直してもらったそうです。
◎キャスト雑感
◆生田斗真(伊藤貢作)
年の割に老成している伊藤先生の感じは出せてたと思う。
眼鏡ない時の演技がいい。
◆広瀬すず(島田響)
有名な方ですが、演技を初めて見ました。
映画館で隣に座った男子2人も、多分広瀬さん目当てで来てた。
響の純朴かつ一途なところは、つかんでいたと思います。
◆竜星涼(川合浩介)
ラストの伊藤先生宅に殴り込みをかけるシーンは必見。
熱いぜ。
◆森川葵(千草恵)
千草の特徴が良く出てた。
具体的には、ちょっとやかましいくらいの賑やかし。
そして、恋に恋してる子。
写真見ると美人なのに、ああやって脇役の演技もできるのはすごいもんだと思う。
ラストで渡辺渚にあたるであろう男子がチラッと出てきて、
うまいこと原作要素を拾ったな、と思った。
◆比嘉愛未(中島幸子)
ザ大人の女性。
浩介との絡みは最小限。でもこれは尺を考えると仕方ない。
終盤、伊藤先生の○○○○(一応伏せる)のシーンで、
「荷物これだけですか」って言うんだけど、「だけ」ってことないでしょ。
本つめた段ボールがめっちゃあったと思う。
女性からすればそんな感覚か。
◆中村倫也(関矢正人)
驚き顔がうまい。
◆健太郎(藤岡勇輔)
弓矢は百発百中、さすが若君
(アシガールじゃねえから)。
冗談はさておき、原作の藤岡とはだいぶ違うがこれはこれで中々、でした。
原作は色々達観しててあんまり高校生らしくなかったけど、
健太郎さんは普通に学校にいそう、親しみやすい。
それにしても、寝ぐせをちょっと直したような髪型なのに、
絵になるのはさすがモデルさんである。
◆森本レオ(羽柴晶一/校長先生)
ある意味、この映画はレオに始まりレオに終わってます。
◎しょうもない画像
「好きになってもいいです」……なんか上から目線……。
◎映画情報
2017/10/28公開
原作 「先生!」河原和音
監督 三木孝浩
脚本 岡田麿里
音楽 mio-sotido
主題歌 スピッツ「歌ウサギ」
出演
生田斗真(伊藤貢作)
広瀬すず(島田響)
竜星涼(川合浩介)
森川葵(千草恵)
比嘉愛未(中島幸子)
中村倫也(関矢正人)
健太郎(藤岡勇輔)
森本レオ(羽柴晶一/校長先生)
八木亜希子(島田遼子/響の母)
公式サイト
映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』公式サイト
ノベライズ版
先生! 、、、好きになってもいいですか? | 岡本千紘 | 集英社オレンジ文庫
先生! 、、、好きになってもいいですか? 映画ノベライズ みらい文庫版 | みらい文庫の本 | 集英社みらい文庫 miraibunko.jp
◎原作漫画
映画をきっかけに読む方が、一人でもいらっしゃると嬉しいです。
結構暗いんですが、そこが合えばおすすめ。
先生! MCオリジナル
先生! 文庫版 コミック 全11巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
◎リンク
⇒漫画・本 河原和音「素敵な彼氏」
⇒漫画・本 河原和音「青空エール」
⇒漫画・本 その他の河原和音作品
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