いくえみ綾「ハニバニ!(Honey Bunny)」感想
単行本全2巻。2000年9月・2001年1月、集英社発行。
文庫版全1巻。2010年9月発行。

ハニバニ! 1 (マーガレットコミックス)

ハニバニ! (集英社文庫-コミック版)

好きな男子・椿に「うす気味わりい」と1ページで一蹴された主人公・ちよ。
可愛さあまって憎さ100倍、「あいつをころしてください」とお空に願ったらば、
椿の脳内に宇宙人が住みついた。
なぜか、宇宙人に乗っ取られた椿は主人公に異常に好意的だったが……。

いくえみ綾さんの他の作品の感想は、下記からどうぞ。
漫画・本 いくえみ綾

◎初出(単行本)
「ハニバニ!」別冊マーガレット2000年4月号~10月号
「ラブレター」コーラス1999年11月号


◎「ハニバニ!」
SF、というよりスラップスティック(ドタバタ劇主体のコメディ)と申しましょうか。
宇宙人が出てくる話なので、厳密に考てもしょうがないです。
気軽に楽しむお話だと思います。

途中でラブホのシーンがあるんですけど、
別マってそういうのはOKなんですね。
さすがに行為そのものの描写はないが。


◎登場人物
兎野 ちよ……高2。目だけは常盤貴子似(と自分で思っている)
椿 心……人気者で、女性関係の奔放な男子
心サマ……椿の心に住み着いた、自称宇宙人。普段は別人格のように潜んでおり、突然表に出てくる。「ちよを愛する」と宣言
吉川 まどか……椿の彼女(の1人)
幸田……吉川を好きな男子
しー&くー……ちよのクラスメイトの双子。一方はウェーブ、もう一方がストレート


◎「ラブレター」
高校のクラス会にて、出席していないはずの男・山本の生霊が見える。
地味で印象が薄く、いじめられていた山本。
彼は生きているのか、死んでいるのか?

「潔く柔く」と同じく、幽霊が絡んだ話ですね。
ホントのところはどうなのか、はぼかされてます。

「ポストペット」「そんなシャレたもん(※メールアドレスの事)ありません」という台詞に、時代を感じる。
そういえば、1999年ってまだそんなにインターネット普及してなかった。
回線を引いてる家も少なかった気がする。それも超低速。
今じゃスマホで24時間つながり放題。いいんだか、悪いんだか。
| 漫画・本::いくえみ綾 | 10:45 | comments (0) | trackback (0) |
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