いくえみ綾「愛があればいーのだ」感想
単行本全2巻。1992年6月・10月、集英社発行。
文庫版全1巻。2006年1月発行。

愛があればいーのだ 1 (マーガレットコミックス)

愛があればいーのだ (集英社文庫-コミック版)

使い走りのAD・由輝は、高校の同級生で女優の美津子と仕事で再会する。
高校時代の甘酸っぱい思い出がよみがえる由輝。
しかし、美津子にとっての由輝は、すでに過去の人のようで……。

いくえみ綾さんの他の作品の感想は、下記からどうぞ。
漫画・本 いくえみ綾

◎初出(文庫版)
「愛があればいーのだ」別冊マーガレット1992年1月号~7月号


◎感想
過去をひきずる男と、つれない女の話。
男は「次の人」へ進もうとするものの、うまくいかない。

やっぱり、うまい少女漫画家さんは男心を描かせてもうまいですね。
前も書いたなこれ。

途中で、明らかに「行為」を暗示するシーンがあるんですが、
別マってそういうのOKなんですね。
少女漫画雑誌はダメなのかと思ってました。

文庫版あとがきによると、主人公は奥田民生さんがモデルらしいです。


◎登場人物
水谷 由輝……21歳。新米の冴えないAD。
藤井寺 美津子……女優。芸名・藤谷弥子。由輝とは高校でのクラスメイト
永田……水谷の上司。たぶん広島弁
吉田 るみ……由輝のアパートの隣の住人。童顔だが、実は結構な年
| 漫画・本::いくえみ綾 | 10:38 | comments (0) | trackback (0) |
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